ミキは、吉本興業東京本部に所属する昴生と亜生からなる日本のお笑いコンビである。M-1グランプリ2017・2018ファイナリスト。関西を中心に活動していたが2019年4月より東京へ活動拠点を移す。
もともと人を笑わせるのが好きな昴生は小学生の頃からお笑いを志していた。一方の亜生も高校で参加した劇にてお笑いに目覚める。しかし、2人の母親は自身の異母兄で彼らの伯父にあたる上岡龍太郎の味わった苦労を知っており、昴生がお笑いを始めるときも号泣。これを見た亜生はお笑いの道を諦め就職したが、夢を断ち切れず、4年後仕事を辞め、昴生に連絡する。亜生は昴生から一度考え直すように言われたものの、当時は交際中であった昴生の妻から背中を押され、再び連絡。その結果、コンビとして活動していくこととなり、2012年4月コンビ結成。
コンビ名の「ミキ」は本名の「三木」をカタカナにしたもの。上岡龍太郎は母方の伯父(母の異母兄)にあたる。ただし昴生によると、上岡とは「小さいころに数回しか会ったことがない」。上岡はミキを「漫才の型としては安定してる」と評価している。2人は上岡の名前を出して注目されたくないという理由と、親から出された「上岡の名前を使わずに活動しなさい」という条件のもと、2017年まで上岡の甥であることを正式には公表していなかった。上岡の息子である映画監督の小林聖太郎とは従兄弟に当たる。またコンビ名である「ミキ」のもうひとつの由来は、架空のモータースポーツを描いた日本テレビで放送されたサンライズ製作のテレビアニメ『新世紀GPXサイバーフォーミュラ』に登場する女性キャラクター「城之内 みき」の“みき”から取ったとされている。昴生と亜生のふたりは本アニメの視聴者で登場キャラクターで「城之内みき」が特に気に入っていたため、コンビ名を決める時に2人の本名の「三木」繋がりで、共通するお気に入りのアニメのキャラクターの名前から取って「ミキ」になった。
大阪時代は、よしもと漫才劇場を中心に活動。東京進出後も週に1度のペースで出演している。
2017年12月、兄弟揃って「京都府文化観光大使」に就任。
ツートライブ、アイロンヘッド、バンビーノ、ダブルアートと共に「プラチナ5」というグループで活動中。
2021年9月25日、兄弟揃って「高知県観光特使」に就任した。父が土佐清水市出身で、幼い頃は高知に帰省していたという。
主にしゃべくり漫才。一から新しいものをつくるというよりは、古典的な漫才を現代的に仕上げるという姿勢を軸にしている。亜生からの質問提起に昴生が答えていくもだんだん質問の内容が支離滅裂なものになり、昴生が甲高い声でツッコむというパターンが多い。お笑い評論家のラリー遠田によると、ネタの設定や発想はそれほど突飛なものではなく「むしろ、今どき珍しいほどシンプルな形のボケを平気で繰り出してくる」。「誰も傷つけない漫才」をモットーとする。
この芸風についてビートたけしは「うるせぇだけで、面白くなかったな」と酷評している。
*MCもしくはメインキャスト
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