愛知県道215号田籾名古屋線(あいちけんどう215ごう たもみなごやせん)は愛知県豊田市を起点とし、愛知県名古屋市に至る一般県道である。名古屋市内区間においては出来町通(できまちどおり)の愛称が制定されており、また、道路中央部の車線が基幹バスレーン(市役所交差点から引山バスターミナル交差点までの区間)として使用されている区間もある。この区間は、制限速度40Km/hとされている。しかし、速度超過運転者が多発しているので、取り締まりも強化している。
当道路は名古屋市内部分について「出来町通」(できまちどおり)の愛称がある。行政上の名称たる「愛知県道215号田籾名古屋線」ではとっつきにくいとの理由で1984年に名古屋市土木局が市民に名付け親になってもらうべく一般公募した。応募数では13番目にあたり、「徳川街道」が上位にあったものの、由緒ある町名たる出来町に由来する「出来町通」が採用された。
当県道の市役所交差点(大津通との交点)から引山バスターミナル交差点までの区間は中央走行方式基幹バスレーンが設置されており、車道中央部の通行帯(中央分離帯の両側面)が基幹バス専用車線となっている。なお、市役所交差点で基幹バスレーンは大津通を南の方向に折れ曲がっている。
車線が入り乱れる特殊な構造になっていることから一般車両だけならず市バスの運転手も誤認を招きやすく走行の難易度が高く慣れが必要とされ、通常では考えられないような交通事故が多く発生している。なお、一部(清水橋東交差点以西)を除いてこの長距離の区間制限速度は40km/hである。
名古屋市交通局は基幹バスレーン自体は非常に合理的な仕組みとしており、道路標示など周囲をよく見てルールを守るよう要求している。
千種区の「竹越」交差点 - 長久手市の「平和橋北」交差点の間を、名古屋市道 - 長久手市道(長久手市での通りの名称は「香流通り」)が通っており、実質当県道のショートカットとなっている。
長久手市一ノ井(前熊東交差点)- 名古屋市名東区引山(国道302号(名古屋環状2号線)引山交差点)の間を、最大1.3kmほどの間隔を置いて、愛知県道6号力石名古屋線が並行している。また、長久手市内 - 終点の三の丸1交差点の間で、500m - 3kmほどの間隔をおいて、愛知県道60号名古屋長久手線が並行している。
長久手市内の当県道沿いに、IKEA長久手や愛・地球博記念公園(モリコロパーク)、ジブリパークがあり、週末は愛知県道6号力石名古屋線(グリーンロード)共々大渋滞しやすい。
起点付近と終点付近を比較して周囲の環境が全く変わってしまうのも本県道の大きな特徴である。起点付近は豊田市の街外れであり人家が少なく、しばしばイノシシなどの野生動物が出没するが、終点付近は県内で有数の官庁街となっている。
Owlapps.net - since 2012 - Les chouettes applications du hibou