![ラストアイドル ラストアイドル](/modules/owlapps_apps/img/nopic.jpg)
ラストアイドルは、日本の女性アイドルグループである。秋元康が企画したオーディション番組『ラストアイドル』から誕生。2017年12月20日にCDデビュー、2022年5月31日に活動終了。バトルと称されるオーディションシステム、高難度企画への挑戦を特徴とする。
なお、2023年9月に活動開始した「新生ラストアイドル(2024年6月「my fav」に改名)」との関係は無い。
2017年7月、秋元康が新しいアイドルグループのプロデュースを目的に究極のオーディション番組を企画、募集を開始した。従来のアイドルオーディションとは異なり、プロアマ経歴を問わない、デビュー曲、振り付け、衣装などの事前決定、初期メンバーは番組中のバトル(パフォーマンス対決)によりデビュー直前まで入れ替わる可能性があることを特徴としていた。
2017年8月、番組『ラストアイドル』の初回放送で暫定メンバー7名が発表されて以降、毎週挑戦者が現れ、その時点の暫定メンバーのうち一人を指名、1対1のパフォーマンスバトルが行われた。バトルはランダムに指名される審査員により決せられ、挑戦者が勝利した場合は、暫定メンバーと入れ替わる形式であった。
全22戦のバトルを経て正式メンバーが確定、2017年12月20日に7人組の女性アイドルグループ「ラストアイドル」がデビューした(1stシングル)。バトルにおける敗退者から、3 - 6人のセカンドユニットが結成され、最終的に4つのセカンドユニットと「ラストアイドル」を合わせて、25名のラストアイドルファミリー(1期生)が形成された。1期生は、2018年1月からのプロデューサバトル(2ndシングル)、6月からのプロデューサバトル(4thシングル)を行い、「ラストアイドル」のCD表題曲をバトル形式で争った。4月から2期生バトル(5thシングル)を開始、10月にバトル敗退者による2期生アンダーもファミリーに加わり、52名体制となった。
3rdシングルは2期生加入前のメンバー全員参加の表題曲とされ、ユニットを超えたシャッフルユニットをカップリング曲に採用するなど、ユニット間の融和、バトルに限らないラストアイドルファミリーとしての活動を活発化した。2期生・2期生アンダーも加えた52名体制となったところで、2018年10月に番組「ラストアイドル」は「ラスアイ、よろしく!」に改名、代名詞となっていたバトルは一段落となり、バラエティ番組へと舵を切った。
2019年1月、全員参加の新企画「歩く芸術」が発表され、3か月にわたる猛特訓が放送された。その成果は、B.LEAGUE公式戦のハーフタイムショーで披露され、それに連動した6thシングルはメンバー全員参加となった。6thシングルは、グループ初のオリコンウィークリーランキング1位を獲得している。2019年6月からは、全員参加の7thシングルの振り付けとなる新企画「最高難度ダンス」に取り組み、神宮外苑花火大会で披露された。
全員参加のシングルが2作続いたが、2019年12月、8thシングルが選抜オーディションバトルとなることが発表された。オーディションの様子は番組内で放送され、2020年2月、18名が選抜メンバーとなる結果が発表された。
2020年7月、新企画「殺陣」への挑戦が発表され、9thシングルへの選抜を兼ねた取り組みとして進行、8thシングル選抜メンバー下位3名と、選抜外上位メンバー3名の入れ替え戦が下剋上バトルと銘打ち実施された。9thシングル選抜21名による「殺陣」パフォーマンスは、B.LEAGUE公式戦で披露された。
2021年1月、10thシングルに関連した新企画「ボリウッドダンス」が発表された。10thシングルはラストアイドル全員参加曲であることが前年12月の3周年記念コンサート中に発表されていたが、そのセンター(ヒロインと呼称)を決めるためのオーディションバトルが実施された。36名個別の課題ダンス映像について審査員1名と視聴者投票にて7名に絞り、7名への更なる課題ダンスへの視聴者投票と審査員2名による実技オーディションを加味して、ヒロインを決定した。10thシングルのパフォーマンスは、ラストアイドルYoutube公式チャンネルにて初披露、その後、ミュージックステーションにてMV同様に霜降り明星のせいやをダンスパートナーに迎えて披露された。
2021年8月から9月にかけては、「ラスアイサバイブ」と称し、卒業予定者を除く32名のメンバーによる1対1のパフォーマンスバトル全496戦と上位17名による立ち位置バトルが実施され、11thシングルの選抜17名が選出された。
このように、表題曲に関してはバトルへの回帰傾向にはあるものの、公演、イベント等での歌唱においては、ユニット、世代によらないシャッフルが常に行われており、「ラストアイドル」ファミリーとしての活動はむしろ活発化している。
2020年1月に国内で初の感染者が確認されたCOVID-19は、ラストアイドルの活動に大きな影響を及ぼした。 2020年4月に発売された8thシングル「愛を知る」は、COVID-19の最初の国内感染拡大の時期に重なり、当初予定されていたリリースイベント、グループ撮影会、個別撮影会、個別握手会、プレミアムライブがすべて中止または延期となった。
9thシングル以降も、個別生電話会 、個別オンライントーク会、握手の代わりにお話をする個別リアルトーク会の開催等の工夫は見られたものの、不特定多数の集まるリリースイベントや個別握手会といった大規模集客イベントの開催は見送られてきた。コンサートやライブイベントについても、COVID-19の感染拡大の波の影響を受け、開催直前で無観客や中止・延期となるケースが相次いだ。
2022年3月9日、ラストアイドルが同年5月31日をもって活動を終了する旨の発表がなされた。活動終了の理由としては「コロナ禍で思うような活動をすることができない」ためとされている。
2022年5月29日、東京・有明の東京ガーデンシアターで昼夜2回のラストライブを実施。5月31日、KT Zepp Yokohamaにて「ラストアイドル 5年間ありがとう Farewell Party」を開催し、活動を終えた。
当初、1stシーズンで勝ち残った7名が「ラストアイドル」だった。その後、2ndシーズンで「シュークリームロケッツ」が勝利した際、「ラストアイドル」の名称を「LaLuce」に改め、「ラストアイドル」の2ndシングル表題曲を「シュークリームロケッツ」が歌唱することになった。あくまで改名は旧「ラストアイドル」のみであり、「シュークリームロケッツ」の名称は存続している。3rdシーズンで勝ち残った2期生12名も、「ラストアイドル2期生」として「ラストアイドル」の5thシングル表題曲を歌唱している。「ラストアイドル in AbemaTV」2018年6月24日配信分時点では「ラストアイドル」の位置づけを端的に「称号」と表現している。
グループ全体での活動は「ラストアイドルファミリー」を名乗り、1期生全員で歌唱している1stおよび2ndシングルのカップリング曲は「ラストアイドルファミリー」名義となっていたが、その後、3rdシングル表題曲を全員で歌唱したタイミングから、CDジャケットからファミリーの名称は消え、「ラストアイドル」の名前は、所属するメンバーおよびグループ全体の総称として使われている。公式モバイルサイト名称、公式ツイッター名称は「ラストアイドルファミリー」となっている。
2023年9月から活動開始した「新生ラストアイドル」は、ラストアイドルとの直接の関係は無い。
(同グループは2024年6月「my fav」に改名。)
2023年3月7日、新プロデューサー、新運営会社により「ラストアイドル新章」として新たにオーディションが開始され、9月22日より「新生ラストアイドル」として実際に活動を開始したが、2024年6月21日、グループ名が「my fav」に変更された。
2017年
2018年
2019年
2020年
2021年
2022年
2023年
ラストアイドルにおいては、当初の正式メンバーオーディション以降、様々な形式のバトルが行われている。
SHOWROOM、グラビアブックバトル、ゲームイベント等、様々なバトルが展開されている。
メンバーは加入時期によって1期生・2期生に大別され、1期生メンバーは各ユニットに所属している。2期生は番組『ラストアイドル』の3rdシーズンの結果により、2期生および2期生アンダーに配属される。以下、同シーズンにおいてファミリー入りしなかった未加入出演者も記載。「[L]」はユニットリーダー。セカンドユニットのメンバーの並び順は公式モバイルサイトの表記に準じる。
1期生はファーストシーズンにおいて誕生した以下の5ユニットに所属する。ユニットのマネジメントはTWIN PLANETが行う。1期生は応募条件が「プロアマ不問」だったため、TWIN PLANET以外に個人として別事務所に所属するメンバーも存在する。
2017年12月17日の放送で「ラストアイドル」としてデビューすることが最終確定した。デビュー後、ユニット名としては番組との区別のため英字表記の「Last Idol」(またはそれによるロゴ)を用いる機会も増えていた。2018年4月1日の放送で個別のユニット名がイタリア語の「光」を意味する「LaLuce」へ変更になることを発表。この名称は「ラストアイドル」が改名されることに伴って、当時リーダーだった吉崎が考案した。結成当初は7名。ラストアイドル活動終了時は3名。2024年3月、この3名でLIIiEN(リアン)が結成された。
第10回で初披露。お披露目に合わせてSHOWROOM配信がスタートした。結成当初は5名。ラストアイドル活動終了時は2名。
第13回で初披露。初披露後にSHOWROOM配信がスタートした。2018年4月1日の放送において「ラストアイドル」として2ndシングルの表題曲を担うことが発表された。結成当初は3名。ラストアイドル活動終了時は2名。
第17回で初披露。ユニット名が披露直前に決まったため、本人たちもスタジオで伊集院の発表で初めて知る。初披露後にSHOWROOM配信がスタートした。結成当初は6名。ラストアイドル活動終了時は2名。
2017年11月期のテレビ朝日社長会見の席上で結成が明らかにされ、翌12月に放送でメンバーのシルエットが公表された。第18回放送後にCDを売り出すユニバーサルミュージック・ジャパンが公式サイトで「WEB盤」再発売の情報を更新した際、このユニットに属する山本愛梨以外のメンバーの名前が明らかにされた。山本愛梨は敗戦後に参加が公表され、ユニット名は発売直前に発表、テレビ初披露は発売後となった。セカンドユニットの中で唯一初期メンバーがいない。結成当初は5名。ラストアイドル活動終了時は3名。
未加入出演者
サードシーズン初回となる2018年4月15日放送分で、暫定メンバー12名が披露された。応募規程により全員がアマチュア扱いで参加した。前述のとおり、2018年9月30日放送分で、正式メンバー12名が確定し、メンバーのTwitterアカウント、SHOWROOMが開設された。バトル敗退者から参加した18名が、10月7日放送分で「2期生アンダー」として加わった。1期生と異なり30名全員がTWIN PLANET所属。サードシーズンの勝者ユニットの名称が「ラストアイドル2期生」となっているため、「2期生」の語が勝者ユニットのみを指す場合と、「ラストアイドル2期生アンダー」を含めたサードシーズンを経てデビューしたメンバー全てを指す場合がある。
立ち位置No.1とNo.2はWセンターである。サードシーズン勝者のユニット名はデビュー時点では「ラストアイドル2期生」とされている。結成当初は12名。ラストアイドル活動終了時は7名。
サードシーズン第7回(通算第39回・2018年5月27日放映)で敗退した挑戦者・元暫定メンバーを対象にセカンドユニットプロジェクトを始動することが発表された。2018年10月7日放送回(通算第53回)で「ラスアイ、よろしく!」に「ラストアイドル2期生アンダー」として出演することが発表され、メンバーのTwitterアカウント、SHOWROOMが開設された。結成当初は18名。ラストアイドル活動終了時は12名。
未加入出演者
合計人数は、暫定メンバー含む人数「全」とセカンドユニット含む正式メンバー「正」の両方を記載。(人数)は暫定メンバー数、[人数] は兼任メンバー数。
8thシングル選抜メンバー
ダンス・歌唱・一言パフォーマンスの3部門で審査が行われ、19名の審査員が3つの部門を総合して10点満点で採点。立候補した41名から選抜メンバー18名が選ばれた。
ラスアイグラビアバトル
8thシングルカップリング曲を週刊プレイボーイ、週刊ヤングジャンプ、週刊ヤングマガジンの3誌選抜で担当し、3タイプの売り上げを競う。既存ユニットとは無関係に3編集部によるドラフト会議で5名ずつが新ユニットとして選抜された。以下、メンバー順はドラフト指名順。
9thシングル選抜メンバー
9thシングルに連動した「殺陣」企画により選抜された21名。8th選抜18名をベースに殺陣の実技指導を受ける中で、殺陣指導者である田渕景也により下位3名が入れ替え候補者として指名された。並行して、8th選抜外メンバーへのリモート審査が行われ、8名の候補者を指名、更なる実技指導により入れ替え候補が3名に絞られた。その後、選抜下位3名、選抜外上位3名による入れ替えバトルが実施された。当初、6名中3名が合格する流れであったが、6名の出来栄えを見た田渕監督から全員合格としたい旨の申し入れがなされ、スタッフにより了承された。よって、9thシングル選抜メンバーは、8thから3名増の21名となった。メンバーの序列は発表されておらず、五十音順として発表されているが、9thシングル発売時点のアーティスト写真では阿部菜々実がセンターとなっている。
11thシングル選抜メンバー「17選抜」
企画「ラスアイサバイブ」の勝者17名。2021年末に卒業を予定しているメンバーを除く32名のメンバーが1対1のパフォーマンスバトルを行い、視聴者投票により勝敗を決め、その勝ち数上位17名が11thシングル選抜となった。更に17名による立ち位置バトルが開催され、視聴者1票、審査員2票により入れ替え戦を実施、立ち位置を定めた。
カップリングユニット
正式には表題曲はすべて「ラストアイドル」名義であるが、便宜上ここでは担当ユニット名を記載。
デビュー前のグループ握手会のみ記載。
以降は、シングル発売毎にリリースイベントとしてのグループ握手会と個別握手会が開催されていたが、8thシングル以降、COVID-19の影響によりグループ握手会は実施されておらず、個別握手会も個別オンライントーク会、個別生電話会となっていた。10thシングルより、オンライン以外に個別リアルトーク会が開催され、メンバーとの握手は無いものの、適切な距離を保った直接の会話が可能なイベントが開催されている。
無料イベント
※ラスアイの夏やすみ2019は有料チケット制となり、朝練は上記以降開催されていない。
有料イベント
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