![アフター6ジャンクション2 アフター6ジャンクション2](/modules/owlapps_apps/img/nopic.jpg)
『アフター6ジャンクション2』(アフターシックスジャンクション・ツー)は、TBSラジオで放送されている生ワイド番組。2007年4月7日から2018年3月31日まで毎週土曜日に放送されていた『ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル』からパーソナリティ(RHYMESTERの宇多丸)や一部の企画などを引き継いでいて、2018年4月2日から2023年9月29日までは『アフター6ジャンクション』、2023年10月2日から『アフター6ジャンクション2』というタイトルで編成されている。
『アフター6ジャンクション』としては、毎週月曜日 - 金曜日の18:00 - 21:00にTBSラジオで生放送。略称は「アトロク」で、TBSラジオが幹事局に当たるJRN加盟局の一部や、独立放送局の一部でも、一部の曜日・時間帯で同時ネットを実施していた(詳細後述)。
2023年10月2日(月曜日)からは、放送枠を毎週月曜日 - 木曜日の22:00 - 23:30へ移動するとともに、番組のタイトルを『アフター6ジャンクション2』へ変更。略称は「アトロク2」(アトロク・ツー)で、変更の当初は放送のエリアを関東広域圏(TBSラジオの放送対象地域)に限っているが、放送中にはYouTubeでスタジオ動画のサイマル配信を実施している。その一方で、『アフター6ジャンクション』時代の話題を取り上げる際には、当時の番組名に「アトロク1」(アトロク・ワン)という呼称を用いている。
なお、『アフター6ジャンクション2』では、2024年2月1日(木曜日)から放送枠を毎週月曜日 - 木曜日の22:00 - 23:55に拡大している。
最新カルチャー(映画・音楽・アイドル・本など)の分析、独自の視点による文化研究の紹介、注目のアーティストを招いてのスタジオライブなど、カルチャーを楽しく体感できる企画を盛り込んだ「文化的情報娯楽番組」。「日常生活の中から『おもしろ』を掘り起こすカルチャー・キュレーション・プログラム」「あなたの"好き"が否定されない、あなたの"好き"が見つかる場所」と銘打って、リスナーの多様な嗜好に対応している。
パーソナリティはRHYMESTERのラッパー・宇多丸で、TBSテレビのアナウンサー(放送開始時点)が日替わりでパートナーとして出演。テーマソングはRHYMESTERの書き下ろし曲「After 6」で、同曲のミュージックビデオには各曜日のパートナーも出演している。また、番組の開始に際して、ロゴデザインを木村豊、番組ジングルをALI-KICK(Romancrew)とMummy-D(RHYMESTER)が制作した。
番組タイトルは、「仕事や学校を終えた後の時間帯(午後6時以降=『after 6』)で、趣味や嗜好を共通点としてリスナーがつながる場(『ジャンクション』)になれるような番組にしたい」という意向に、宇多丸が自身の楽曲や主催フェスのタイトルでもある「人間交差点」へ込めたメッセージを重ねたものである。
通常編成では、時間帯ごとにコンセプトを設定(18時台:「カルチャーと出会うゾーン」、19時台:「ミュージックゾーン」、20時台:「カルチャーを学んだり発信したりするゾーン」)。上記のコンセプトに応じたコーナーに加えて、投稿コーナー、天気予報、交通情報などを放送している。2022年1月31日(月曜日)に、TBSラジオの制作による(ネット局への裏送りのみで対応した回を含めた)通算の放送回数が1000回に到達。
ちなみに、「ミュージックゾーン」の前半(19時台前半)に設けられている「LIVE&DIRECT」では、DJ KOOやtofubeatsなどによるDJプレイやゲストミュージシャンによるライブパフォーマンスを連日放送。宇多丸曰く「日本国内のAM・ワイドFM局が平日の全曜日にレギュラーで編成する生ワイド番組では唯一」とされるライブ企画で、2020年の初頭まではTBSラジオのスタジオから放送されていた。同年4月以降は、日本国内における新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行を受けて、DJプレイ以外のパフォーマンスを局外のスタジオ(TBS放送センター近くの「パシオン・アカサカ」など)からの生中継(またはゲストミュージシャン側で事前に収録した音源の放送)に変更。本編全体でも、「パートナーがTBSラジオの第6スタジオから単独で生放送を進行しながら、宇多丸がスタープレイヤーズ(所属事務所)の会議室、ゲストが自宅や本業の活動拠点(所属している研究機関の研究室など)からZoom経由のリモート方式で出演する」というパターンや、「第6スタジオから同時に出演する人数を(宇多丸とパートナーを含めても)2名以内に限ったうえで、出演者を分散させるべく、第6スタジオに隣接する部屋も活用する」というパターンで対応することが相次いでいた。もっとも、感染症関連の国内法におけるCOVID-19の分類が2023年5月8日付で(季節性インフルエンザなどと同等の)「五類感染症」へ移行したことを受けて、同月以降の「LIVE&DIRECT」では第6スタジオでのライブパフォーマンスを徐々に再開している。
また、RHYMESTERのアルバム『Open The Window』(2023年6月21日にリリース)には、当番組で使用している楽曲から「After 6」(前述。ただしオンエアテイクのものとは一部リリックが異なる)と「予定は未定で。」(関東ローカル向け交通情報のBGM)のフルバージョンが収録されている。リリースの前日(6月20日)は火曜日であったため、宇多丸以外のRHYMESTERのメンバーからDJ JINをゲストに迎えたうえで、(「LIVE&DIRECT」や交通情報などを除く)大半の時間帯を2人による収録曲(全11曲)の解説特集に充てた。
TBSラジオでは、前身のラジオ東京(法人としては現在のTBSホールディングス)開局翌年(1952年)から65年間にわたって、プロ野球のレギュラーシーズン(主に年度上半期)にプロ野球のナイトゲーム中継を編成していた。しかし、土・日曜日におけるナイトゲーム中継の放送業務から撤退した2010年頃から、プロ野球中継の編成のあり方を局内で検討。放送対象地域である関東広域圏で他に複数のラジオ単営局(ニッポン放送、文化放送、TBSラジオとの間でプロ野球中継に関する提携を組んでいたアール・エフ・ラジオ日本)がナイトゲーム中継をレギュラーで編成していることなどを背景に、2017年の日本シリーズを最後に、プロ野球中継の放送業務から完全に撤退することを決めた。そのため、2017年までナイトゲームの中継枠に充てていた時間帯(平日18:00 - 21:00)でバラエティ系の生ワイド番組を新たに開拓すべく、全社規模のプロジェクトチームを設置。当該時間帯が企業や学校の終業後に当たることから、「(TBS制作分を含む)ラジオ番組の既存リスナーだけでなく、普段ラジオを聴いていない人々にもリスナーになってもらえるような番組を編成する」という方向性を強く打ち出した。
プロジェクトチームでは、いわゆる「働き方改革」の影響によって従業員の帰宅時間を早める企業が相次いでいることや前述した方向性を踏まえながら、TBSラジオの得意分野である「カルチャー紹介番組」の枠組みで「余暇の過ごし方=趣味」を提案する生ワイド番組の制作を決定。同局の人気番組『ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル』における活動で第46回ギャラクシー賞(2008年度)ラジオ部門のDJパーソナリティ賞を受賞していた宇多丸に、パーソナリティへの就任を打診した。本人によれば、2017年初頭に平日の帯番組へ出演する旨の打診を受けていたものの、正式に打診されたのはそれから約1年後(同年12月頃)だったという。結局、宇多丸が打診を受諾したため、『ウィークエンド・シャッフル』を帯ワイド番組へ「引っ越す」方式で当番組の放送開始に至った。
『ウィークエンド・シャッフル』は、当番組の開始2日前(2018年3月31日)に終了。最終回では、当番組のテーマソングや曜日別パートナーなどを発表した。
『ウィークエンド・シャッフル』からは公式のメールアドレス(utamaru@tbs.co.jp)を引き継いだほか、終了時点での主なスタッフ(プロデューサーの橋本吉史など)が当番組へ異動した。Twitter上の公式アカウントは、アカウント名を変更したうえで当番組へ継承。ハッシュタグについては、当番組の略称が「ターロク」から「アトロク」に変更された直後まで統一されておらず、宇多丸もリスナーの判断に委ねることを放送で容認していた。その後は、『ウィークエンド・シャッフル』で使用していた「#utamaru」に事実上集約されている。その一方で、Instagram上の公式アカウントについては、当番組の開始1週間前(同年3月26日)に終了した『都市型生活情報ラジオ 興味R』(月曜分の前番組)からアカウント名を変更したうえで当番組で引き継いでいる。
前述したように、一部地域のJRN系列局や独立局では、当番組を基本として同時ネットで放送している。ただし、同時ネットの対象曜日や時間帯はネット局によって異なる(詳細後述)。その一方で、TBSラジオが編成上の事情(日本レコード大賞の生中継など)で全編(または一部の時間帯)の自社(関東ローカル)向け放送を休止する場合には、当該時間帯のネット局向けに本編(当番組の制作自体を休止する場合には代替番組)の裏送りを実施している(当該項でも詳述)。
『アフター6ジャンクション』(『アトロク』)は番組開始以来、パーソナリティ(宇多丸)、レギュラーパートナーの顔触れ(月曜日:熊崎風斗、火曜日:宇垣美里、水曜日:日比麻音子、木曜日:宇内梨沙、金曜日:山本匠晃)、TBSラジオにおける放送時間の大枠を変えないまま、5年半にわたって放送。TBSラジオと一部のネット局における放送が6年目を迎えた2023年の4月からは、「ロク(6)周年プロジェクト」を展開している(詳細後述)。
その一方で、2023年8月29日(火曜日)20時台の「BEYOND THE CULTURE」では、「やっぱりみんな“2”が好き 」と称するリスナー投稿企画を放送。この企画の放送中に、同年の10月改編から放送時間と番組のタイトルを変更することが宇多丸から発表された。変更後のタイトルは、『アフター6ジャンクション2』(『アトロク2』)。TBSラジオでの放送時間は毎週月 - 木曜日の22:00 - 23:30(9月28日まで『アシタノカレッジ』を放送していた時間帯)で、(土曜日に編成されていた)『ウィークエンド・シャッフル』時代と同じ時間帯に設定されている。なお、『アトロク2』の公式ハッシュタグには、『アトロク』時代に続いて「#utamaru」を指定。その一方で、『アトロク2』では、放送の時間帯に合わせてテーマソングを一新した。
『アトロク』としては、TBSラジオのみ2023年9月29日(金曜日)、2023年度上半期(月・火曜分)のネット局で9月26日(火曜日)までに放送を終了。TBSラジオでは、9月29日まで月 - 金曜日の15:30 - 17:50に放送されている『荻上チキ・Session』(報道・情報系の生ワイド番組)が、翌週の月曜日(10月2日)から『アトロク』の放送枠を「JRNネットゾーン」(ネット局でも放送が可能な時間帯)ごと引き継いでいる(『アトロク』時代のネット局の対応については当該項で詳述)。
『アトロク2』は関東ローカル番組として、2023年10月2日から放送を開始。編成上の制約でレギュラーの放送枠を金曜日に設けられなかったものの、『アシタノカレッジ』で常時実施していたYouTubeからの「生配信」(放送中のスタジオ動画・放送向け音声のサイマル配信)および、アーカイブ配信を『アトロク』シリーズとしては初めて『アトロク2』の初回から月 - 木曜日を通じて展開している。ちなみに、TBSラジオが関東ローカル向けの生ワイド番組を平日21時台以降の時間帯にレギュラーで編成する事例は、『Session』シリーズの源流に当たる『BATTLE TALK RADIO アクセス』の初期(TBSがラジオとテレビの兼営局であった1998年10月から1年間)以来である。
また、『アトロク2』開始当初の放送時間が『アトロク』(TBSラジオでは基本として3時間=180分)の半分(90分)に定められたことを受けて、『アトロク』時代に放送されていたレギュラーコーナーの配置換えやリニューアルに踏み切った。『アトロク』で金曜日以外の20時台に編成されていた「BEYOND THE CULTURE」は月 - 水曜日の22時台、宇多丸が『ウィークエンド・シャッフル』時代から続けている映画評論コーナーの「MOVIE WATCHMEN」(『アトロク』では毎週金曜日の18時台後半に編成)は木曜日の22時台(いずれも22:15頃からの40分間)に放送。「LIVE&DIRECT」は週1回(木曜日のみ)の放送へ移行したうえで、放送枠を23時台(23:00からの約20分間)に設定している。逆に、月 - 水曜日の23時台には、『アトロク』の全曜日で19時台の終盤(「LIVE & DIRECT」と「BEYOND THE CULTURE」の間)に編成されていた日替わりの投稿企画を前半(23:00からの約10分間)で継続。『アトロク』で18時台の後半に放送されていた「CULTURE TALK」を、「明日使える『一発必中』のカルチャー情報を紹介する」と銘打った「CULTURE ONE-SHOT」(カルチャー・ワンショット)というコーナーに変更したうえで、月 - 水曜日の23時台中盤(投稿企画とエンディングパートの間)に組み込んでいる。
曜日パートナーについては、上記の5人を全員続投させる一方で、担当する曜日と頻度を刷新した。オスカープロモーション所属のフリーアナウンサーに転身した2019年度以降も毎週火曜日に『アトロク』のパートナーを務めてきた宇垣は月曜日、日比は火曜日、宇内は水曜日、熊崎は木曜日に出演。いずれも(カレンダーで4週目に当たる)第4週には出演しないが、5週で構成される月には、第5週の放送でも曜日に応じてパートナーを務めている。第4週については、山本が月・火曜日に出演するほか、レギュラーパートナー以外で(『アトロク』のパートナー代理経験者を中心にTBSテレビの元・アナウンサーなどを含む)人物が月替わりで水曜日のパートナーを担当。その一方で、第4週の木曜日にはパートナーを付けず、宇多丸が単独で進行する。その他にも、『アトロク』としての放送最終月(2023年9月)時点でのレギュラー出演者から、一部の人物やグループが『アトロク2』でも続投している(当該項で詳述)。
宇多丸は上記の変更を「進化」と表現するとともに、『アフター6ジャンクション2』を「『アフター6ジャンクション』の第2章」と位置付けたうえで、「『聴くカルチャープログラム』として更なる高みを目指す」との決意を披露。前述したYouTubeでの「生配信」開始に加えて、『アトロク』時代からポッドキャストで実施している放送済み音源やオリジナル音声コンテンツの配信を手厚くすることを明言している。
もっとも、宇多丸は開始時点の放送時間を「一旦」「差し当たって」90分に定めたことを繰り返し強調。TBSラジオが『アシタノカレッジ』の放送期間中(2023年4月3日)から『朗読・斎藤工 深夜特急 オン・ザ・ロード』(Amazonオーディブルでの音源配信と連動した収録番組)を毎週月曜日 - 金曜日の23:30 - 23:55に編成していたことを念頭に、放送の曜日・時間を将来的に再び変更する可能性へ含みを持たせていた。
『深夜特急 オン・ザ・ロード』は斎藤工(俳優・映画監督)が『深夜特急』(沢木耕太郎の小説)全6巻を朗読することを前提に制作されていたが、朗読が放送上(当初告知されていた)2023年9月までに「完結」しなかったため、『アトロク』が『アトロク2』へ移行するタイミングで放送の期間を延長することが決まっていた。宇多丸が『アトロク2』の放送時間について上記の発言を繰り返していたのは、『深夜特急 オン・ザ・ロード』が「完結」する時期が、『アトロク2』の開始時点で明らかにされていなかったことによる。
結局、『深夜特急 オン・ザ・ロード』は2024年1月31日(水曜日)のスペシャル版(『アトロク2』を休止したうえで22:00 - 23:55に放送)をもって「完結」に至ったため、翌2月1日(木曜日)からは『アトロク2』の放送時間を毎週月 - 木曜日の22:00 - 23:55に拡大。ただし、レギュラーパートナー陣の顔触れ・配置、「LIVE & DIRECT」の週1回(木曜日限定)放送などに変化はなく、YouTubeでの「生配信」も放送時間の拡大に合わせながら続けられている。編成上は放送枠の拡大後も「関東ローカル番組」として扱われているが、2月19日(月曜日)から順次開催されている「アトロクブックフェア2024」(番組内での「推薦図書」や「必修図書」を参加書店の裁量に応じて販売するイベント)には、関東以外の地方からも(『アトロク』時代の未ネット地域を含めて)30店以上の書店が参加している(詳細後述)。
放送最終月(2023年9月)時点での出演者を中心に記載。氏名の横に☆を付けている人物については、『アフター6ジャンクション2』(『アトロク2』)でも続投。
放送開始の時点では、いずれもTBSテレビのアナウンサー。
「 」内は、番組内で他の出演者から付けられた愛称・称号や、自身で名乗っている通称。
金曜以外の曜日でパートナーを務めるアナウンサーは、「アトロク フューチャー&パスト」(1週間の主な放送内容を同録音源で振り返る金曜日20時台のコーナー)向けのコメント収録へ臨んでいた。
※五十音順、括弧内の肩書きは番組中での紹介に基づく。
※『アトロク』の最終放送月(2023年9月)までに『アトロク2』でも引き続き出演することが発表された人物と、『アトロク』のコーナーに定期的に出演しており『アトロク2』でも引き続き出演している(または出演予定の)人物を記載。五十音順、括弧内の肩書きは番組中での紹介に基づく。
特記しない限り、『アトロク』から続投。以下で用いる「第4週」という表現は、「第4月曜日から始まる週」を指している。
曜日担当ディレクターは、『アフター6ジャンクション』で第4週以外の週に担当するパートナーの曜日移動に伴いそれぞれ移動となった。
宇多丸が諸事情により休演した際、主にレギュラー・準レギュラー陣や他曜日パートナーなどから代理出演者が充てられる場合がある。以下では、宇多丸が番組の全編を通して休演した日に、宇多丸の代役が立てられた事例のみ記載。
放送開始時点での公式情報・番組ホームページに示されたタイムテーブルおよび最新の状況を基に、TBSラジオでの放送概要(タイムテーブル)を記載。生放送番組のため、(一部のネット局が飛び乗る直後・飛び降りる直前の時間帯を除いて)コーナーの放送時間が前後する場合があるほか、曜日別企画の編成などでコーナー名が変わる可能性もある。
○印を付けたコーナーについては、生放送と同時に収録した音源(同録音源)を、放送後にラジオクラウドやポッドキャスト(後述)で配信している。
TBSラジオでは、『荻上チキ・Session』(平日の夕方に関東ローカルで生放送)の開始当初(2020年9月28日 - 10月2日)に、当番組とのクロストークを毎日実施。その後も不定期で復活させていたほか、宇多丸と当日のレギュラーパートナーによる「BEYOND THE CULTURE」の予告音源(放送前週で当該曜日の本番後に収録)を、エンディングパートの直後(または内包コーナー扱いの「ネットワークトゥデイ」直前)のスポットCM枠で40秒間にわたって流すことがあった。
また、『Session』と当番組の間(17:50 - 18:00)に編成されていた10分間の事前収録番組のうち、TBSテレビのアナウンサーが単独でパーソナリティを務める水曜日の『エンタメExpress』(佐々木が担当している2023年1月18日以降の放送分)および、金曜日の『TBSラジオプレス』(宇内の担当で2022年9月30日から放送)では当番組の放送日にエンディングで当日の放送を告知していた。
『 』内のコーナーはフロート番組で、事前に収録した音源を放送しており、『SDGsジャンクション』以外は当番組とは別に、単体でラジオクラウド及びポッドキャストでの配信を実施している。滋慶学園提供のフロート番組については、ラジオクラウド・ポッドキャストによる音声の配信に加えて、YouTube上のTBSラジオ公式チャンネルから動画付きの同録音源が配信されている。
TBSラジオでは、スポンサー枠などを除くコーナーの前後に、事前収録の提供クレジット音源を挿入。スポンサーが付いていない場合にも、「各社」と表現された音源を流していた。ネット局ではこの部分をステーションジングルや穴埋めBGMで対応していたが、TBSラジオからもCMフィラーが流されている。
番組内の天気予報、放送中に挿入されるニュース速報・鉄道情報(首都圏エリア内のみ)および、気象に関する警報・注意報発令時の速報などは、当番組のスタジオで曜日パートナーから伝えることが基調になっている。ただし、地震などの災害・大きな事件が発生した場合や、気象関連の重大な警報が気象庁から発令された場合にはニュースデスクに託していた。
交通情報のBGMには基本としてRHYMESTERの楽曲『予定は未定で。』を用いていたが、年初(第1週)の放送に限って、東儀秀樹が洋画の著名なテーマソングを演奏した音源を流している。また、空き時間が発生した場合に、「TBSラジオ推薦曲」をCMの合間やコーナー前に流すこともあった。
TBSラジオの2023年10月改編に関する記事と、『アフター6ジャンクション』(『アトロク』)で宇多丸が公表した情報を基に記載(時刻は目安)。
TBSラジオで『アトロク2』の編成前(2023年4月)から月 - 金曜日の23:30 - 23:55に放送されていた『朗読・斎藤工 深夜特急 オン・ザ・ロード』の「完結」(2024年1月31日)を受けて、月 - 木曜分のレギュラー放送枠(23:30 - 23:55)を翌2月1日(木曜日)から『アトロク2』に編入。この措置によって『アトロク2』の放送時間が22:00 - 23:55に拡大されたため、23時台でコーナーの構成や放送時間を変更している。
22時台のオープニングパートの流れは『アトロク』時代とほぼ同じで、「アフター」(基本として第4週を除く火曜日は宇多丸・それ以外はパートナー)「6」(基本として第4週を除く火曜日は日比・それ以外は宇多丸)「ジャンクション!2!」(宇多丸とパートナー)の順にタイトルコールを挿入。木曜日では熊崎が出演しない場合に、古川耕がタイトルコールに加わる。
90分枠での23時の時報直後・115分枠での月 - 水曜の23時台オープニングパート終了後には、基本としてサウンドステッカー(事前収録の音源)を挿入。この音源ではMummy-Dが番組メールアドレスのアナウンスを担当しているが、木曜日の「LIVE & DIRECT」開始直前など、挿入しない場合もある。
関東ローカル番組として放送を開始したため、『アトロク』をネット局で聴取していたリスナーなどへの配慮から、『アシタノカレッジ』の放送中にYouTubeで実施していたスタジオ動画のライブ配信を全編にわたって継続。『アシタノカレッジ』と同様に、ライブ配信中はチャット用の投稿フォームを開放している。このため、『アトロク』時代には「ラジオでお聞きの方も、radikoでお聞きの方もこんばんは」というフレーズを用いていたオープニングの挨拶に、「YouTubeで御覧の方」が加わった。さらに、『アシタノカレッジ』に続いて、本番の終了から30分ほど後からはライブ配信のアーカイブ動画を公開している。また、2023年12月6日(水曜日)から、試験的にTwitchでも水曜日放送分のスタジオ動画のライブ配信を開始している。なお、通常の「生配信」では、TBSラジオ第6スタジオの様子を1台のムービーカメラで撮影。ただし、ゲストがスタジオ以外の場所からのリモート方式で出演する場合には、リモート動画を映したモニターの画面を「生配信」の動画へ組み込むことがある。逆に、スタジオ出演者の顔や姿が「生配信」向けの動画へ写り込むことを本人が希望しない場合には、動画に映らないスペースから声だけで出演できるように配慮。「LIVE & DIRECT」では、スタジオライブの様子を、上記のカメラとは別の場所に設置したカメラで撮影することもある。
オープニングパートの終了後と22時台のコーナー終了後には、事前収録の提供クレジット音源を挿入。『アトロク2』の開始時点では、西原商会が月曜日と木曜日、Audibleが「アトロク・ブック・クラブ」(『アトロク』の火曜分で2022年2月から編成されていた連動企画)を放送する月曜日にスポンサーに付いている。また、木曜日の「LIVE & DIRECT」には、2024年1月から戸田建設がスポンサーに付いている。その一方で、スポンサーが付かない場合にも、『アトロク』と同じく「各社の提供でお送りします」というナレーション音源を流している。ちなみに、『朗読・斎藤工 深夜特急 オン・ザ・ロード』には複数のスポンサーが付いていたが、同番組の終了を機に提供を終了。なお、『深夜特急』の放送後にヒッチハイク方式で流されていた興和(医薬品メーカー)による20秒間のCMは、月 - 木曜日の『アトロク2』と金曜日の『渚のキャッ火ラジオ』(『深夜特急』金曜分の後番組として2024年2月より放送されている、お笑いタレントの渚(元・尼神インター)が単独でパーソナリティを務める事前収録形式の番組)の放送後に流す形で継続している。
radiko以外のインターネット向け配信で制約の多い「LIVE & DIRECT」および、(コーナースポンサーを含めた)関東ローカル向けのCMの放送中には、YouTubeにおけるスタジオ動画と音声のサイマル配信を停止。「LIVE & DIRECT」を編成している木曜日には、宇多丸が同コーナーをYouTubeで配信しない旨を、オープニングパートの「メニュー(放送概要)紹介」であらかじめ明言している。その一方で、「LIVE & DIRECT」でスタジオに迎えたアーティストと宇多丸のトークがエンディングパートまで続く場合には、動画の配信を停止したまま「生配信」を終了させることがある。また、「両者によるクロストークがエンディングの間際まで続いた影響で、宇多丸が翌週分の『LIVE & DIRECT』の予告を生放送で伝えられない」という事態も発生している。
「BEYOND THE CULTURE」「CULTURE ONE-SHOT」の音楽関連特集で楽曲を流している間や、「TBSラジオ推薦曲」を流している間にもサイマル配信を停止。ゲストを迎える特集において、スタジオからの動画をゲストの肖像権との兼ね合いで配信できない場合には、YouTubeで音声のみ配信している。このような事情から、スタジオ動画の配信を始める前には、宇多丸とパートナー全員の撮り下ろし写真を用いた「メインビジュアル」・「CM/楽曲/特定のコーナーは配信されません radiko配信も合わせてお楽しみください」というメッセージ・radikoでの配信ページへ接続できるQRコードを組み合わせた静止画を表示。配信対象外のCMや楽曲の放送中には、『アフター6ジャンクション2』のタイトルロゴの下に「CM・楽曲放送中 radikoでは全編配信中!!」という字幕と上記のQRコードを入れた静止画を出している。
『アトロク』で関東ローカル向けに放送していた交通情報および、交通情報に続いてパートナーがTBSラジオの第6スタジオから伝えていた関東地方向けの天気予報については、定時の放送枠を編成しない。TBSラジオが平日に20時台から翌朝の4時台まで交通情報の定時放送を休止していることによる措置だが、長距離にわたる渋滞が首都圏の高速道路を中心に予測される時期(ゴールデンウイーク・年末年始・お盆)の直前に『アトロク』で実施していた「渋滞特集」(他の時間帯の交通情報を担当している「TBSラジオキャスター」のスタジオ解説による特集)など、交通情報に関する特集を『アフター6ジャンクション2』(『アトロク2』)でも状況に応じて「CULTURE ONE-SHOT」内で放送している。また、前述の特集に限らず、『アトロク』内で交通情報を担当していたTBSラジオキャスターを、『アトロク2』内のコーナーにゲストで迎えることがある。
2023年4月に『アシタノカレッジ』から『アトロク』へ移されていたフロート番組については、全曜日とも放送の時間帯を変更せずに、同年10月2日から『Session』へ内包。『Session』の一部の曜日で19時台の同時ネットを実施するネット局では、当該番組の放送を事実上継続している。
日比の進行で2022年10月以降の毎月第3水曜日に『アトロク』内で放送されていた『SDGsジャンクション』については、毎月第3火曜日の午前中に収録したうえで、当日の『アトロク2』本番終了の直後(2024年1月までは23:30→2月以降は23:55)から「TBSポッドキャスト」で配信。『アシタノカレッジ』内の22:17頃に宿直のニュースデスクが担当していた定時ニュース(最終版の「TBSニュース」)は、『アトロク2』で編成していない。TBSラジオではニュースデスクの宿直体制を『アトロク2』の開始後も維持しているが、『アトロク』時代と同様に、ニュース速報や気象・鉄道関連の情報(首都圏エリアのみ)が入った場合には原則としてパートナーが対応している。ただし、重大なニュース(震度5弱以上の地震速報・北朝鮮からのミサイル発射に伴うJアラート発令など)が放送中に発生した場合には、ニュースデスクから速報を伝えている。
宇多丸によれば、YouTubeの「生配信」を始めたことを機に、日本以外の国・地域からもメッセージが相次いで寄せられているという。もっとも、番組開始の当初は、生配信のチャット画面へ表示されたメッセージを本人やパートナーが放送中に随時紹介するまでに至っていない。その一方で、「新概念提唱型投稿コーナー」や「LIVE & DIRECT」に関連しないリスナーからのメッセージを生放送で紹介できる時間帯は『アトロク』時代より短く、90分枠時代にはオープニングパート内と22時台の終盤(23時の時報までの数分間)に事実上限られていた。木曜日の本番後に収録している「放課後ポッドキャスト」では、このような事情を踏まえて、曜日を問わず放送中に紹介できなかったメッセージから一部を番組の中盤で取り上げている。『アトロク2』でも、115分枠の生放送へ移行してからは、リスナーからのメッセージを23時台にも紹介。
2024年6月3日(月曜日)放送分からは、115分枠での放送を始めてからのタイムテーブル(前述)の大枠を維持しながら、宇多丸曰く「TBSラジオでは平日最後の生放送番組に当たる『アトロク2』を、さらに聴きやすくするためのプチリニューアル」を試験的に実施。宇多丸とパートナーは、オープニングの挨拶に「本日も一日、お疲れ様です」という一言を入れているほか、「それでは、明日(木曜日のみ週末)も良いカルチャーを」というフレーズで生放送を締めくくっている。また、同じ曜日における次の放送で予定している企画を告知する時間帯を、エンディングパートから23時の時報直前に繰り上げ。月 - 水曜日には当日の「BEYOND THE CULTURE」の聴きどころ、木曜日には当日の「MOVIE WATCHMEN」における課題作品の概要を、宇多丸曰く「雑誌の見出し」のような趣向でオープニングパートの冒頭(タイトルコールの前)に紹介するようになった。6月の第2週以降は、当該週で放送を予定している「特集」(「BEYOND THE CULTURE」)/「週間映画時評ムービー・ウォッチメン」(「MOVIE WATCHMEN」)と「カルチャー・ワンショット」(「CULTURE ONE-SHOT」)/「LIVE & DIRECT」の概要をまとめた一覧表の画像を、毎週月曜日の本番前にinstagram上の番組公式アカウントで公開。
メールなどで投稿したメッセージが放送中に紹介されたリスナーには、一部の企画を除いて、『アフター6ジャンクション』時代から番組特製のステッカーを全員に郵送している。『アフター6ジャンクション2』への移行を機に、前述した「メインビジュアル」を組み込んだステッカーへ一新していて、初回(2023年10月2日)の放送中にメッセージや投稿ネタが紹介されたリスナーからこのステッカーをプレゼント。
2018年8月17日に「下北沢ケージ」(京王井の頭線下北沢駅付近の高架線下に2016年8月19日から2019年9月30日までの期間限定で開設されていたイベントスペース)で開催の番組イベント『アフター6ジャンクション特別編・徹夜で夏期講習 in下北沢』からは、番組グッズの販売も開始。このイベントでは、ロゴTシャツ、ロングレングスTシャツ、サコッシュ、フェイスタオルを会場(下北沢ケージ)で販売したほか、通信販売サイトの「Collective Store」でも期間限定・受注生産を条件に上記グッズの注文を受け付けていた。
「Adam by GMO」(GMOアダム株式会社)とのコラボレーションによる期間限定企画として、2022年4月から7月まで毎月第3水曜日の「CULTURE TALK」枠で放送されていた「NFTカルチャー・トーク」(デジタルアートの世界に詳しい株式会社メディバンの谷川智紀がNFTやNFTアートを4回にわたって解説するシリーズ企画)では、「ラジオ(番組グッズ)のNFT化」というプロジェクトを放送期間の途中から始動。リスナーからもプロジェクトへのリクエストを募った結果、リスナーが厳選した「アトロクならではのフレーズ」を基に「デジタル・ボイス・ステッカー」(NFTアートによる番組グッズ)を制作することが決まった。
TBSラジオと一部のネット局における放送が6年目を迎えた2023年には、「ロク(6)周年プロジェクト」の第1弾として、「SUZURI by GMOペバボ」(オリジナルグッズの作成・販売サービスを提供しているサイト)からのサポートによる「6周年記念グッズ」(受注生産品)の製作プロジェクトを4月の第2週から始動。6月5日(月曜日)からは、「SUZURI」内に設けた「アトロク・SUZURIストア」(記念グッズの全品と通常の番組ロゴ入りグッズの一部だけを扱うページ)限定でグッズの注文を順次受け付けている。
「CULTURE TALK」や「BEYOND THE CULTURE」の水曜分では、パートナーの日比が横浜雙葉学園中等部・高等部の在学中に校内の演劇部で活動(主に脚本の執筆を担当)していたことを背景に、高校演劇に焦点を当てた特集を2019年から年に数回編成。高校演劇の経験者で、卒業後も演劇に携わる女性をゲストに随時招いている。また、日本の全47都道府県の持ち回り方式で年に1回(主に高校生の夏季休暇期間中に)開かれている全国高等学校総合文化祭(全国総文祭)閉幕直後の高校演劇特集には、高校演劇の経験者である澤田大樹(TBSラジオの国会担当記者)が演劇部門(全国高等学校演劇大会)の「総括」(関係者へのインタビュー音源を交えた鑑賞リポート)を目的に出演。この特集では、当該年の演劇部門に参加していた高校の名称と、上演された作品のタイトルを日比が全て紹介している。
その一方で、「BEYOND THE CULTURE」では2018年から、ZINE(個人や小規模なグループが非営利で制作する出版物)に関する特集を(水曜以外の曜日も含めて)数回放送してきた。以上の背景から、当番組では2020年2月の『RADIO EXPO ~TBSラジオ万博2020~』開催(詳細後述)に際して、日比が高校演劇での思い出などを語ったインタビュー記事などを所収した『アトロクプレゼンツ 高校演劇ZINE』を「Vol.1」(第1号)として製作。会場(パシフィコ横浜)内のブース限定で発売を始めたところ、短時間で完売に至った。この事態を受けて、2021年11月には第1号を増刷。さらに、日比と中田夢花(徳島市立高等学校演劇部の出身で現役の大学生・脚本家)による対談記事などを収めた「Vol.2」(第2号)を製作したうえで、第1号(増刷分)との併売を「TBS SHOPPING」(TBSグループの通信販売サイト)と東京都内2ヶ所の「TBSストア」限定で同月22日から開始した。第1号については、TBSラジオの第6スタジオで撮影された日比の写真を表紙に用いていて、2022年9月の時点で「ZINEとしては異例」とされる3刷にまで達している。
2023年には、日比と鬼頭すみれ(慶應義塾大学内の演劇サークル「創像工房 in front of.」で活動している現役大学生)による対談記事や、TBSへの入社前(立命館大学への在学中)まで演劇に携わっていた長峰由紀(60歳の定年を前に2023年3月で退職)へのインタビュー記事などで構成した「Vol.3」(第3号)を制作。全国総文祭演劇部門の開催中(7月30日 - 8月1日)には、TBSラジオが全国総文祭への協賛をこの年(鹿児島県)の開催分から始めたことを背景に、第3号の先行発売と第1号・第2号の併売を会場(鹿児島市の川商ホール)内のロビーで実施していた。もっとも、第3号については後に乱丁が判明したため、一般向けの発売を『アフター6ジャンクション2』の開始後(2023年10月27日)にまで遅らせている。
『アフター6ジャンクション2』開始の3週目(2023年10月16日 - 19日)には、リスナー向けのプレゼントを兼ねた「分割早押しクイズ」(出題文を4つのパートに分割したうえで1日につき1つのパートだけ読み上げる方式のクイズ企画)を放送中に実施した。このクイズでは、解答を番組の公式メールアドレスで受け付けたうえで、正解が記されたメールが番組の公式メールアドレスへ届くタイミングが最も早い順に10名のリスナーへ「ムルグアールーマサラ」(RHYMESTERの監修によるレトルトカレー)をプレゼント。「ムルグアールーマサラ」自体は番組グッズに該当しないものの、このような企画を実施することは、『アフター6ジャンクション』時代を含めても初めてである。
2024年度(2024年4月)からは、「分割早押しクイズ」を発展させた「1週間クイズ」を、関東広域圏で偶数月に1週間設定されている聴取率調査期間ごとに出題している。「1週間クイズ」では、正解が記されたメールが番組の公式メールアドレスへ早く届いた順に、以下のプレゼントを若干名のリスナーへ贈呈。クイズへの回答メールについては、原則として1名のリスナー(発信元のメールアドレス)につき1通しか受け付けておらず、回答に至った「ロジック」(論理)をメールへ付記すること(回答だけを記したメールを先に送信した場合には「ロジックを説明したメール」を別途送信すること)をリスナーへ求めている。
TBS以外のネット局については、同時ネットの曜日が多い局を優先したうえで、同時ネットの時間帯が長い順→ネットする曜日が早い(月曜をネットする局を優先)順→放送開始時間が早い順に記載。年度上半期にTBS以外のネット局では原則月・火曜日のみネットしていたため、期間はそれに準じて記載。年度下半期に放送していたJRN/NRNクロスネット局では、プロ野球日本シリーズで平日(基本として火 - 木曜日)開催分のナイトゲーム(18:00か18:30に開始)を中継する場合に、当番組のネットを臨時に返上していた。また、『ラジオ・チャリティー・ミュージックソン』に参加する局では、12月24日が当番組の放送曜日と重なる場合に臨時にネット返上を実施(2021年まで)。TBSラジオが制作した遅れネット扱いの特別番組や、ネット局独自の特別番組を当番組の同時ネット枠で放送する場合には、当番組のネットを短縮するか、ネットを臨時に返上していた。
年度上半期(4 ー 9月)は、TBSラジオが裏送り・技術協力を除くNPB(日本プロ野球)公式戦中継の制作業務から撤退したことに合わせて、NPB加盟球団の本拠地が放送対象地域内に存在しないJRN系列局が当番組の同時ネットへ移行することが相次いでいる。
『アフター6ジャンクション』を同時ネットで放送した実績のないJRN系列局は、朝日放送ラジオ・MBSラジオ(放送対象地域はいずれも近畿広域圏)・中国放送(広島県)・南海放送(愛媛県)・RKB毎日放送(福岡県)・長崎放送(長崎県)・NBCラジオ佐賀(佐賀県)・大分放送(大分県)・熊本放送(熊本県)・琉球放送(沖縄県)で、太字で表記した局の放送対象地域内にはNPB加盟球団の本拠地が存在。また、大分放送と琉球放送以外のラジオ局では、『ウィークエンド・シャッフル』も放送していなかった。ただし、MBSラジオは毎日放送(ラジオ・テレビの兼営体制)時代の2019年に、期間限定で火・水曜日に放送されていたスポンサー付き企画の一部を収録した音源を、当番組での放送日から数日後(日曜日の深夜=月曜日の未明)に単独番組扱いで流していた。
このような未放送エリアに加えて、地元の系列局が当番組のネットを終了(または中断)している場合や、ネット中の地元系列局が一部の曜日しか放送していない場合でも、「radiko.jpプレミアム」(有料会員制)のエリアフリー聴取サービスを活用すれば、TBSラジオやネット局で放送中の音声をほぼリアルタイムで聴取できる。
局名を太字で記したネット局は、『ウィークエンド・シャッフル』終了時点での同時ネット局。
局名を太字で記したネット局は、新規ネット局。
局名の後に、〇が付いたネット局は新規ネット局、●が付いたネット局はネット再開局。
局名の後に●が付いたネット局はネット再開局。
局名の後に●が付いたネット局はネット再開局。
局名の後に●が付いたネット局はネット再開局。
局名の後に●が付いたネット局はネット再開局。
局名の後に●が付いたネット局はネット再開局。
局名の後に●が付いたネット局はネット再開局。
局名の後に●が付いたネット局はネット再開局。
局名の後に●が付いたネット局はネット再開局。 なお、北日本放送(KNB)のみ1週先行して3月27日(月曜日)からこの編成に移行。
TBSラジオとJRN加盟局の一部では、毎年12月30日に日本レコード大賞のラジオ中継を実施。テレビ中継(TBSテレビの制作による全国ネット番組)とのサイマル放送で、当番組開始前の2012年から2021年までは駒田健吾、2022年から赤荻歩(いずれもTBSテレビのアナウンサー)がラジオ向けの進行を担当している。制作局のTBSラジオでは中継を18:00 - 22:00に放送するため、12月30日が平日と重なる年には、当番組の自社向け放送を休止。2020年以外の年には、制作自体を取り止めている。
当番組ネット局の北陸放送(MRO)・福井放送(FBC)では、19:00からの途中飛び乗り方式で同時ネットを実施。当番組の放送曜日と重なる年には、当番組がネット局への裏送り(後述)を実施する場合でも、レコード大賞中継の放送を優先している。なお、CBCラジオでは中継のフルネットを実施しているが、当番組の放送に影響した事例はない。
12月30日が平日で、TBSラジオが当番組の自社向け放送を休止した年には、以下の対応が為されている。
20時台のみにTBSラジオで特別番組が編成される場合、原則としてTBSラジオでは放送時間を18:00 - 20:00に短縮するうえで、当該時間帯のネット全局への裏送りを実施(年度上半期の水 - 金曜日の場合はTBSラジオ以外にネットする局がないため、20:00で放送を終了)することで対応している。このような事例は複数あるため、ここでは事前に放送時間短縮が当番組で事前に告知された日のうち、当番組出演者が出演しない特別番組の放送については割愛する(TBSラジオ以外で放送休止・短縮があった場合など特殊な事例はこちらに記載)。
放送開始の時点では、以下に記す経緯で2023年4月から月 - 木曜日に関東ローカルで放送されていた『アシタノカレッジ』の最終放送枠を引き継いだ関係で、「関東ローカル番組」として編成されている。
宇多丸自身は『アフター6ジャンクション』時代から、「地上波での生放送を通じての聴取にはこだわらない」という姿勢を示している。『アフター6ジャンクション2』への移行に際しても、関東広域圏以外の(『アフター6ジャンクション』のネット局が存在していた道県を含む)エリアでのリスナーに対して、YouTubeでの「生配信」(放送中のスタジオ動画・放送向け音声のサイマル配信)、「radiko」のエリアフリー・タイムフリー聴取サービス、ポッドキャストを介して『アフター6ジャンクション2』を聴取することを推奨している。
前述した通り、2023年9月までは『アフター6ジャンクション』の金曜日、2023年10月以降は『アフター6ジャンクション2』の木曜日で評論。
番組のスピンオフ・オンライン特別企画として、ライブストリーミング配信サイトtwitchにて、木曜パートナーの宇内を進行役に、番組出演者やスタッフ参加によるゲーム実況の生配信が行われた。
「アトロク秋の推薦図書月間」と銘打って、毎年秋(基本として11月上旬からの1ヶ月間)の「CULTURE TALK」で宇多丸・パートナー・日替わりゲストがリスナーに一読を勧めたい書籍を紹介していることを背景に、推薦図書、当該年内の「BEYOND THE CULTURE」や他の期間の「CULTURE TALK」で特集した企画・登場したゲストに関する書籍、「必修図書」(当番組やレギュラー陣に関する書籍)を書店内の1ヶ所でまとめて展示・販売する期間限定のイベント。推薦図書をはじめ、当番組の放送中に取り上げた書籍のPOP広告には、ラジオクラウド(またはポッドキャスト)で当該回のアーカイブ音源を公開しているページへのQRコードを付けている。また、このイベントに参加する書店では、イベント限定のグッズ(「アトロクブック・フェア特製しおり」や当該書籍のリストを掲載した特製のリーフレット)を期間中に無料で配布している。
第1回は『アトロクブックフェア2020 - 2021』として、2020年12月22日から2021年1月24日まで、ジュンク堂書店池袋本店1階の「話題書ツインタワー」で開催。取り扱った書籍はおよそ80点で、ジュンク堂書店では池袋本店での盛況を受けて、東急百貨店本店(2023年1月31日閉店)の7階で当時営業していた渋谷店でも2021年1月2日から同年2月13日まで実施していた。
第2回は『アトロクブックフェア2022 - 2023』として、2023年の2月10日(金曜日)から最長で2ヶ月間にわたって開催。取り扱う書籍はおよそ70点で、ジュンク堂書店の池袋本店にとどまらず、(当番組のネット局が存在しないエリアを含めた)日本各地の書店でも実施している。開催を初めて発表した同年1月18日(水曜日)の時点では、丸善ジュンク堂書店系列の店舗を中心に15店の参加が確定していたが、当番組ではなおも参加書店を放送などを通じて募集。募集へ正式に応じた書店に開催期間や取り扱う書籍の種類・点数の指定などで裁量を認めることや、「特製しおり」・ポスターなどの販売促進キット(アトロク・ブックフェア・キット)を無償で提供することも告知したところ、参加書店の総数は2月10日の時点で47店に達した(後に67店にまで増加)。同日放送の『TBSラジオプレス』には実行委員の一人である古川(こがわ)あゆがブックフェアを紹介すべくゲストで出演したが、当日からフェアを実際に始めている店舗は21店で、残りの店舗は前述した裁量などを踏まえて翌週以降に順次開催。当番組では、開催中の書店の代表者と電話をつないでの「現場リポート」、リスナーが実際に開催書店を訪れた際の報告メールの紹介をオープニングトーク・「CULTURE TALK」・19時台の後半に放送しているほか、宇多丸やパートナーも各地の書店を訪れた模様を随時語っている。
2023年度(『アトロク2』への移行後)は、2024年1月8日(月曜日)から2月8日(木曜日)の1ヶ月間を「推薦図書月間」に設定。この期間中(2月8日まで)の「CULTURE ONE-SHOT」には、レギュラー陣以外の「推薦人」(武田砂鉄など)が、リスナーに一読を薦めたい書籍を紹介する目的でスタジオやリモート方式で出演していた。さらに、2024年2月19日(月曜日)から(最長で)5月下旬までの予定で、『アトロクブックフェア2024』を順次開催。対象書籍の総数は(「推薦図書」を含む)78点で、北海道から沖縄県まで日本各地の書店(開催が発表された時点では60店)が参加するほか、参加を希望する書店には「アトロクブックフェア・かんたんスターターキット」(第2回とは異なるデザインの「アトロクブック・フェア特製しおり」やリーフレットなど)を無償で提供している。TBSラジオでは、宇多丸と日比がブックフェアを「お祭り」のように威勢良く告知する1分間のCMを2月16日(金曜日)から、ブックフェアに関する特集を開催初日(19日)の『アトロク2』(23時台の「CULTURE ONE-SHOT」)で放送。後者の特集では、初日の『アトロク2』放送中の時点で参加を表明していた全66店の店舗名を、宇多丸と宇垣が分担しながら都道府県別に紹介していた。
『アフター6ジャンクション』(『アトロク』)としての開始当初から、放送済みの音源がラジオクラウドから放送の当日(または翌日)に配信されている。配信対象の音源では、(効果音を含む)BGMや放送された楽曲が著作権との兼ね合いで全て割愛されているため、スタジオ内のマイク音声しか聴取できないようになっている。また、配信対象のコーナーでも、ゲストの音声使用の権利関係やスポンサーなどとの兼ね合いで配信を見合わせることがある。さらに、『アフター6ジャンクション2』(『アトロク2』)では「関東ローカル番組」として放送を開始する一方で、YouTubeからの「生配信」(音声付きスタジオ動画のサイマル配信)に際してラジオクラウドと同様の措置が講じられている。このため、上記の事情から配信できない「LIVE&DIRECT」や音楽関連の特集を組んだ日の「BEYOND THE CULTURE」を放送後に聴取する場合に、該当する音源を放送終了後から1週間限定で再生できる「radiko」のタイムフリー聴取サービスを利用することを『アトロク』時代から推奨している。
『アトロク』時代の2020年度からは、ポッドキャスト(Podcast)による放送済み音源の配信も、Spotifyなどの音声配信サービスで実施。ラジオクラウドと同じ条件で、オープニングトーク、「MOVIE WATCHMEN」、新概念提唱型投稿コーナー、「BEYOND THE CULTURE」、『アトロク』でのみ放送されていた「CULTURE TALK」「アトロク フューチャー&パスト」、『アトロク2』で新たに設けられた「CULTURE ONE-SHOT」の音源を公開している。
2023年1月の第3週からは、『アトロク』の初回から2020年4月3日までの放送分を対象に、上記のパートやコーナーの同録音源(総計2030本)を「アフター6ジャンクション アーカイブ」と銘打って別途配信。「新概念提唱型投稿コーナー」の水曜分では、2018年9月から放送されてきた「シアター一期一会」(リスナーが映画館で遭遇した貴重な体験を紹介する企画)を2023年2月の最終水曜日(22日)で休止する代わりに、翌3月の第1週(1日放送分)から「リスナーキュレーションプログラム カコロク」(リスナーが最も感銘を受けた放送回を本放送時点での曜日を問わず当該回のアーカイブ音源の一部と合わせて紹介する企画)を開始した。twitterの番組公式アカウントでは、「カコロク」で取り上げたアーカイブ音源をポッドキャスト向けに公開しているページへのリンクを、同コーナーの放送後(または当番組の本番後)に発信するツイートで投稿者のラジオネームと合わせて掲載している。
『アトロク』では、生放送で「ライムスター宇多丸のシネマランキング」を発表した日(基本として年内最後の金曜日)に、本番(生放送)に続いて「放課後ポッドキャスト」(2019年までは「放課後クラウド」)というポッドキャスト向けのオリジナルコンテンツを収録。本番に続いて宇多丸・山本が出演しているほか、本番に登場しなかった複数の人物(構成作家の古川耕など)が個別に選んだランキングを本人に紹介させたうえで、収録音源を翌日の未明から配信している。年末以外の放送でも、2020年4月3日から2021年9月24日までは、「放課後ポッドキャスト」と同じ方式で本番後に「別冊アフター6ジャンクション」を収録。出演者やスタッフによるトークの音源を、収録週の金曜日の本番直後(21:00)から一斉に配信していた。逆に、「CULTURE TALK」の木曜分では一時、「今聞くべき、Podcast番組」(Spotify Japanの単独提供によるポッドキャストオリジナルコンテンツの紹介企画)を月に1回のペースで放送していた。
『アトロク』時代の2022年2月8日からは、宇多丸と宇垣による書籍紹介番組『アトロク・ブック・クラブ』を、Amazon Audible独占のコンテンツとして毎週火曜日の21:00にポッドキャストから配信。前週火曜日(1日)の「BEYOND THE CULTURE」で放送された番組紹介企画の同録音源も、「エピソード1」扱いで配信の対象に組み込んでいる。
Amazon Audibleでは、『アトロク』時代の2023年2月28日から、「宇多丸分室」(宇多丸がユーザーに一読を勧めたい書籍を紹介するオリジナルコンテンツ)も別途配信。このコンテンツでは、曜日パートナーやゲストが一切出演せず、宇多丸だけで進行している。
『アトロク2』への移行後は、日比のパートナー担当日が『アトロク』時代の毎週水曜日から(第4週を除く)火曜日へ変更されることに伴って、「カコロク」を日比が出演する火曜分の投稿企画として継続。第4週の火曜日には、山本匠晃がパートナーを務める関係で、「カコロク」を放送しない代わりに「抽象概念警察」(山本が出演していた金曜日の『アトロク』で2023年1月まで放送していた投稿企画)を復活させている。また、第4週の木曜日には、宇多丸が「宇多丸分室」と同様に生放送を単独で進行。第4週を含む木曜日の本番後に「放課後ポッドキャスト」を収録したうえで、ポッドキャストでの新規配信を再開している。
さらに、『アトロク2』をレギュラーで放送しない金曜日には、『アトロク』で「アトロク フューチャー&パスト」にコメンテーターとして出演していた三宅隆太と、TBSラジオ記者の澤田大樹によるポッドキャスト限定企画「ぶらっと劇場〜ぶらゲキ〜」の配信も開始。事前情報を全く得ずにぶらっと入った劇場で観た演劇の感想を2人で語っている。この企画は三宅が最後に「フューチャー&パスト」に出演した2023年9月8日の放送で発表され、同日の放送終了後からパイロット版にあたる「エピソード0」も配信されている。
なお、「カコロク」は2024年4月30日をもってレギュラー放送を終了したが、宇多丸は『アトロク』シリーズの節目で「カコロク」を復活させる可能性を示唆。リスナーから「カコロク」向けの投稿については、「復活に向けたネタのストック」を目的に、翌5月以降も引き続き受け付けている。
『アトロク2』移行後の2024年1月26日からセガゲームスが発売している『龍が如く8』(PlayStation 5等でプレイ可能なゲームソフト)には、『アトロク2』のレギュラー陣から、宇多丸が「ウタマル」(韓国系マフィアのエージェント)役・(第4週を除く)水曜パートナーの宇内が本人(TBSアナウンサー)役で登場(出演については2022年11月10日の『アトロク』で龍が如くスタジオ代表・横山昌義から発表)。また、TBSラジオが『アトロク2』をベースに宇多丸・宇内出演のオリジナル番組を制作したうえで、この番組をゲームの中に配信している。
オリジナル番組については、「『龍が如く8』の世界の中でも現実と同じように放送されているラジオ番組」という設定の下に、「『龍が如く』シリーズを愛してやまない」という『アトロク2』の特別チームが総力を結集。番組は10回シリーズで、ゲームのストーリーの進み具合に応じて追加されるようになっている。
2024年3月8日(金曜日)には、龍が如くスタジオが企画する「龍スタTV」(YouTubeとニコニコ動画でライブ配信)の第28回放送分では、『アトロク2』とのコラボが実現。横山・宇多丸・宇内のほか、スペシャルゲストとしてMr.シャチホコ(ものまねタレント)も出演した。
この項目では、『アフター6ジャンクション』を『アトロク』、『アフター6ジャンクション2』を『アトロク2』と略記するほか、両番組を「『アトロク』シリーズ」と総称。
以下は、『アトロク』シリーズのレギュラーパートナーであるTBSテレビのアナウンサーが放送番組でのアナウンス業務と並行しながら従事していて、『アトロク』シリーズとの関連性がとりわけ高い活動や事業。
以下は、『アトロク』時代から定期的に取り上げられている文房具関連以外のテーマや楽曲。
以下は『アトロク』との関係がとりわけ深いラジオ番組で、TBSラジオ以外のJRN加盟局が自社(ローカル)向けに制作。
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