![1959年オランダグランプリ 1959年オランダグランプリ](/modules/owlapps_apps/img/nopic.jpg)
1959年オランダグランプリ (1959 Dutch Grand Prix) は、1959年のF1世界選手権第3戦として、1959年5月31日にザントフォールト・サーキットで開催された。
第9回のオランダグランプリは75周、314kmのレースで行われた。
スウェーデン人ドライバーのヨアキム・ボニエがBRM・P25でクーパー勢(ジャック・ブラバム、マステン・グレゴリー、ロブ・ウォーカー・レーシングチームのスターリング・モス)に競り勝ち、念願の初勝利を挙げた。BRMは1947年の創設以来初の快挙で、ボニエにとっても1956年から1971年に渡る15年のキャリアで最初で最後の優勝だった。ブラバムは14秒差で2位、初のラップリーダーを記録したグレゴリーが3位表彰台を獲得した。モスはファステストラップを記録したが、レース終盤にリタイアとなった。F1デビュー戦のイネス・アイルランド(ロータス)が4位で初入賞を果たした。
ドライバーズランキングの首位はブラバムで、当レースの勝者ボニエが2位、インディ500の勝者ロジャー・ワードが3位に続く。
当レースはアストンマーティンのF1デビュー戦でもあった。マシンはスポーツカーの成功作DBR1の流儀を踏襲しつつ仕上げたDBR4(自製直列6気筒エンジンをフロントに搭載)だったが、当初の目標としていた1957年のデビューから遅れてしまい、その間にクーパーによるミッドシップ化が急速に進んでしまった。タイヤはこの年からダンロップのワンメイク状態になっていた中、エイヴォンを履いた。
主催者は地元出身のドライバーを出場させたかったため、カレル・ゴダン・ド・ボーフォールのマシンはスポーツカー仕様のポルシェ・RSKだったが出場することができた。
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