内灘駅(うちなだえき)は、石川県河北郡内灘町向粟崎にある北陸鉄道浅野川線の駅で、同線の終着駅である。駅番号はA12。第4回中部の駅百選に選定されている。
歴史
- 1929年(昭和4年)7月14日:粟崎遊園の最寄り駅として、浅野川電気鉄道の粟ヶ崎遊園前駅として開業。
- 1945年(昭和20年)10月1日:北陸鉄道が浅野川電気鉄道を合併したことに伴い、同社の浅野川線の駅となる。
- 1954年(昭和29年)8月1日:貨物駅としての粟ヶ崎遊園前駅を内灘駅に改称。
- 1960年(昭和35年)5月14日:粟ヶ崎遊園前駅を0.1km海側へ移転し内灘駅に改称(旅客駅として)。
- 1974年(昭和49年)7月8日:粟ヶ崎海岸駅廃止に伴い終点となる。
- 2019年(平成31年)2月12日:金沢市立工業高等学校の生徒が制作した「内灘町歌」のアレンジ曲が、内灘駅の発車メロディとして使用を開始。
駅構造
単式ホーム1面1線を有する地上駅。ホームに隣接して屋根付きのスロープが設置されており、混雑時には改札口とは別の出口が解放される。また、内灘駅西側には車両基地(内灘検車区)があり、夜間滞泊も行われている。
利用状況
- 北陸鉄道 - 2019年度の1日平均乗降人員は2,747人である。
- 同社の駅では北鉄金沢駅に次いで第2位。
近年の1日平均乗降人員の推移は以下の通り。
駅周辺
また、以下の施設への連絡バスが運行されており、電車との接続ダイヤが考慮されている。
バス路線
駅前に北鉄金沢バスと内灘町コミュニティバスのバスターミナルがあり、以下の路線が乗り入れている。
- 北鉄金沢バス
- 錦町粟崎線
- 内灘線
- 鶴ヶ丘住宅線
- 運転免許センター線
- 内灘町コミュニティバス
運行は日本海観光バスに委託している。
- 南部ルート(大根布1丁目・内灘町役場方面行き)
- 全町ルート(室・内灘町役場方面行き)
隣の駅
- 北陸鉄道
- ■浅野川線
- 粟ヶ崎駅 (A11) - 内灘駅 (A12)
なお、1974年7月8日まではこの先臨時駅の粟ヶ崎海岸駅まで、1.3kmの路線が延びていた。
脚注
参考文献
- 川島令三『【図説】日本の鉄道中部ライン全線・全駅・全配線 第6巻 加賀温泉駅 - 富山エリア』講談社、2010年9月20日。ISBN 978-4-06-270066-5。
- 『週刊歴史でめぐる鉄道全路線 公営鉄道・私鉄28 えちぜん鉄道 福井鉄道・北陸鉄道・のと鉄道』朝日新聞出版、2011年10月2日。
- 土屋武之・村上悠太「新幹線を迎える石川県に根付く 北陸鉄道の今昔物語」『鉄道ジャーナル』568号、鉄道ジャーナル社、2014年2月、58 - 65頁。
- 安田就視・松本典久『DJ鉄ぶらブックス021 昭和の終着駅 北陸・信越編』交通新聞社、2017年6月7日。ISBN 978-4-330-78617-9。
関連項目
外部リンク
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