第68回高松宮記念杯競輪は、2018年6月14日から17日<日>まで、岸和田競輪場にて開催された、競輪のGI競走である。優勝賞金2,890万円(副賞含む)。
決勝戦
競走成績
- 6月17日(日)第12レース
- 誘導員…前田拓也(大阪)
配当金額
レース概要
号砲が鳴ると村上博幸がいち早く飛び出して誘導の後ろを確保。脇本雄太-三谷竜生-村上博幸、原田研太朗-山田英明、菅田壱道、吉澤純平の後位で武田豊樹と木暮安由が競りという周回。青板の4コーナーで吉澤が誘導員を下ろし、単騎の菅田は6番手。打鐘前の2コーナー過ぎ、後方に下げていた脇本が一気に仕掛けて4コーナーできれいに出切ったのが近畿ライン3車。やや離れた4番手は吉澤となるが、必死に競り合う武田と木暮は遅れていく。また、3番手の村上が最終ホーム辺りからどんどん千切れて行き、ほぼ一騎打ちマッチレースの様相に。5月のダービー同様、ゴール寸前で三谷が脇本をとらえる形でのGI連続優勝。今年の獲得賞金は早くも1億円を突破した(1億2358万7000円)。脇本がそのまま2着、最終1センターで7番手からまくった原田が空いた車間を使った加速で5車身差の3着に入った。最終4コーナーでようやく村上に追いついた吉澤は6着に終わった。
特記事項
- 岸和田での高松宮記念杯競輪開催は、前年に引き続き2年連続4回目。
- 平成30年度特別競輪統一サイト「キン肉マン 超人ケイリン編」では、バッファローマンが今大会を担当。
- 地上波の決勝戦中継は「坂上忍の勝たせてあげたいTV 第69回高松宮記念杯競輪GI」《日本テレビ系列全国ネット》。
- 表彰式のプレゼンターは、浅尾美和(元プロビーチバレー選手)が務めた。
- 4日間の総売上は、85億0991万6300円(目標は95億円だった)。
- 開催終了翌日の月曜朝、震度6弱の大阪府北部地震が発生し、各交通機関に大幅な影響もきたした(その日は岸和田競輪場は場外発売も元々なかった)。
競走データ
- 初日の開会式には、連続25回出場の神山雄一郎と、連続20回出場の渡邉晴智が表彰された。
- 本大会から準決勝の数が4個レース(東2・西2)へと、倍増された。準決勝3着から決勝に進んだのは村上博幸。東準決勝・第11Rは、1着同着のレース結果となった。
- 大会2連覇中だった新田祐大は、準決勝(4着)で敗退した。
- 決勝メンバー中、今回がGI初優出となった選手はゼロ。
- 近年のGI決勝においては、前日にコメント表明した上での、初手からの番手競り(武田に木暮)は珍しい事例となった(直近では2013年7月の第22回寬仁親王牌・世界選手権記念トーナメントの金子貴志に飯嶋則之くらい)。
武田と吉澤が同県の師弟関係で、木暮が同地区という立場。このセンセーショナルな競りには賛否の声が上がった。
- 近畿地区所属選手の高松宮記念杯優勝は、稲川翔(2014年の第65回・宇都宮)以来。さらに近畿地区での開催に限ると松本整(2004年の第55回・大津びわこ)以来となった。
レース終了後に近畿の選手たちによって、三谷に続いて脇本も胴上げされた(脇本-三谷の先行は5月のGIダービーと同じ展開だった)。
脚注
外部リンク
- 第69回高松宮記念杯競輪GI特設サイト - 岸和田競輪
- 開催リーフレット pdf - 岸和田競輪
- 日刊スポーツ 特設サイト
- イー新聞競輪 特設サイト
. Source: