2019年の日本競馬(2019ねんのにほんけいば)では、2019年(平成31年/令和元年)の日本競馬界についてまとめる。
2018年の日本競馬 - 2019年の日本競馬 - 2020年の日本競馬
JRAは女性騎手の騎乗機会拡大を目的として、3月1日より一般競走における女性騎手の負担重量の減量制度を設定。所定の負担重量から2kg減とし、見習騎手の減量適用期間に減ずる重量は4kgまでとした。これにより、騎手免許取得後5年未満の女性騎手は50勝まで4kg減、51勝以上100勝まで3kg減となるほか、免許取得後5年以上経過後(または見習期間終了後)も女性騎手は一般競走に2kg減で騎乗可能となる。また、この減量制度の運用開始とあわせて騎手の体位向上を目的に、平地競走での最低負担重量をオープンは48kg、それ以外の競走は49kgに変更した。これらの変更に伴い、女性騎手(女性の見習騎手も含む)に対する競馬番組などでの減量記号が改められ、4kg減は「★」、3kg減は「▲」、2kg減は「◇」に変更し、男性の減量騎手とは別表記となった。
地方競馬でも、4月1日から北海道(門別)と南関東地区(大井・川崎・船橋・浦和)を除く各競馬場がJRAの制度に合わせる内容で実施。9月30日から南関東地区で導入開始。門別は体制が整い次第導入予定とした。
日本中央競馬会(JRA)は、2018年10月22日に開催日割と重賞日程を発表。
年初は1月5日(中山・京都)より始まり、12月28日(中山・阪神)まで開催。祝日を含む3日間開催は、前年と同様に4節(1月12・13・14日、4月27・28・29日、9月14・15・16日、10月12・13・14日)で実施。このうち4月の3日間開催は変則2場開催となる(27日:東京・新潟、28日:東京・京都、29日:京都・新潟)。
リーディングジョッキーは164勝を挙げたクリストフ・ルメール(栗東)が3年連続3度目の獲得。リーディングトレーナーは62勝の安田隆行(栗東)が初めて獲得した。
また売得金は2兆8817億8866万1700円で前年比103.1%と8年連続で増加したが、開催全10場の入場者数は623万6197人で前年比99.5%と微減した。
3月1日付けで、以下の7名の調教師が新規に開業した。なお名前の前に☆印を付した調教師は本年1月1日付けで、他は2018年3月1日付けで調教師免許を取得したものである。
1月 - 3月は「平成30年度」、4月 - 2020年3月は「平成31年/令和元年度」の開催内容について記述する。
なお、日程等の発表時期は各主催者ごとに異なるため、発表があり次第順次掲載する。
2019年2月23日に開催日程・重賞日程を発表。2019年度は4月27日から2020年3月24日まで26開催・151日を予定(前年比:増減なし)。内訳はナイター開催94日(前年比:増減なし)、準ナイター開催17日(前年比:1日減)、薄暮開催38日(前年比:2日増)、デイ開催2日(前年比:1日減)となっている。重賞競走は25競走を施行予定(前年比:増減なし)。
地方競馬における第3回の調教師・騎手試験合格者が11月14日に発表され、これまで小林長吉厩舎所属の厩務員として活動していた林康文が騎手に合格した。ばんえい競馬で新人騎手が誕生したのは2011年に合格した舘澤直央以来、実に8年ぶりとなった。12月1日付けで免許交付となり。 、交付当日の12月1日に帯広競馬場でお披露目イベントが開催された。そして12月15日の帯広競馬第5競走で初騎乗を果たしたが、結果は10頭中最下位の10着だった。
2019年2月15日に開催日程・重賞日程を発表。2019年度は4月17日から11月7日まで15開催・80日(前年比:増減なし)。全日程門別競馬場でナイター開催として施行。重賞競走は27競走を施行(前年比:増減なし)。またJRA認定競走は113競走を施行した(前年比:増減なし)。
最多勝利騎手は120勝を挙げた石川倭が初めて獲得。また最多勝利調教師は134勝の田中淳司が5年連続5度目の栄冠に輝いた。
2019年2月20日に開催日程・重賞日程を発表。通常開催は4月6日から2020年1月7日まで21開催(水沢10開催・盛岡11開催)・122日を予定(前年比:2日減)。その後冬季休催期間を挟んで2020年3月20日から30日まで特別開催を水沢で1開催・6日行う(前年比:1日増)。
ダートグレード競走を含む重賞は40競走を予定(前年比:2競走増)。うち盛岡芝コースで行われる重賞は6競走を予定(前年比:増減なし)。
2018年11月13日に開催日程・重賞日程を発表。内訳は大井が96日(ナイター73日)、川崎が64日(ナイター50日)、船橋が59日(5月6日及び9月23日を除きナイター開催)、浦和が55日となっている。発表時段階で川崎が1日、船橋が3日、浦和が2日増加した一方大井が3日減らされた。また昼夜リレー開催は6月27日、6月28日、8月16日、12月25日の合計4回、いずれも昼間・浦和開催→夜間・大井開催で施行される予定。
JBC競走は11月4日に浦和競馬場で初開催。浦和開催に伴い、JBCクラシックは距離2000m、JBCスプリントとJBCレディスクラシックは距離1400mにそれぞれ変更して施行される。
2019年1月11日に開催日程を発表。内訳は名古屋が27開催・110日(前年比:1開催2日減)、笠松が21開催・95日(前年比:増減なし)となっている。その後2月13日に名古屋競馬の重賞競走日程が、3月4日には笠松競馬の重賞競走日程がそれぞれ発表され、名古屋はダートグレード競走を含む21競走を、笠松は19競走を施行予定(前年比:名古屋は5競走減、笠松は増減なし)。
2019年3月15日に開催日程・重賞日程を発表。2019年度は22開催(県営19開催・市営3開催)・87日を施行予定(前年比:1開催4日増)。4月1日から12月27日まで20開催(県営17開催・市営3開催)・80日(県営68日・市営12日)施行し、その後冬季休催期間を挟んで2020年3月15日から31日まで県営を2開催・7日行う。重賞競走は18競走を施行予定(前年比:1競走減)。
2019年1月15日に発表済みの1月から3月分を含む開催日程・重賞日程を発表。全日程園田競馬場での開催となる。毎週金曜日限定で開催されるナイター競走は5月3日から11月8日まで28回施行する予定。
2019年2月25日に開催日程・重賞日程を発表。2019年は4月13日から2020年3月31日まで19開催・109日を予定(前年比:1日増)。このうち12月31日及び翌2020年1月1日は夕焼けいばとして施行し、他は夜さ恋ナイターとして施行。また重賞競走は20競走を施行予定(前年比:1競走増)。
2019年3月8日に開催日程・重賞日程を発表。2019年度は23開催・109日を予定(前年比:1日減)。ダートグレード競走を含む重賞競走は22競走を施行予定(前年比:1競走増)。
予定として発表されている競馬場別の開催日割は以下の通り。
予定として発表されている競馬場別の開催日割は以下の通り。
競走馬部門及び馬事文化賞は2020年1月7日発表、調教師・騎手部門は2020年1月4日発表。
2020年1月15日発表。
騎手・調教師のみ記載。ただし地方競馬及び日本国外からJRAへ移籍した者、引退・失効・免許返上後に再取得した者は除く。
地方競馬は年度単位(4月 - 翌年3月)となっているが、免許日を基準に記載する。
記載は氏名(所属地、免許日)の順。
地方競馬は「地方通算」のものと「中央・地方通算」(主にホッカイドウ競馬で使用)があるが、それぞれ出典に拠った。
同一人物が複数の記録を達成した場合は原則として最後に記録したものを記載するが、地方競馬から中央競馬へ移籍した騎手、また中央所属で平地競走と障害競走でそれぞれ記載可能な記録、さらに地方競馬及び日本国外所属で中央競馬もしくは地方競馬初勝利等が発生した場合はこの限りでない。
記載は、氏名(達成地、達成日)の順。
この年に生まれた競走馬は2022年のクラシック世代となる。
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