ピーター・ジェームス・クラウチ(Peter James Crouch, 1981年1月30日 - )は、イングランド、チェシャー州マクルズフィールド出身の元サッカー選手。ポジションはフォワード。
トッテナム・ホットスパーFCでプロデビューを飾るが、デビューしてからの数年間はほぼ毎シーズン、移籍を繰り返してきた。結果を残せずにいた中、2004-05シーズンに移籍したサウサンプトンFCでレギュラーに定着。存在感を見せたがクラブの成績は振るわず、降格を阻止することは出来なかった。しかし、ここでの活躍がリヴァプールFCのラファエル・ベニテス監督の目に留まり、リヴァプールへ移籍することになった。
UEFAチャンピオンズリーグ 2006-07では6得点を挙げ、得点王争いではACミランのカカに次いで、チェルシーFCのディディエ・ドログバらと共に2位となり、チームの準優勝に貢献。また、2006-07シーズンはリヴァプールでの得点王となった。2007-08シーズンはアトレティコ・マドリードからフェルナンド・トーレスの加入もあり出場機会が減少した。出場時間が短いことから、ユヴェントスFCやマンチェスター・シティFCへの移籍も噂されたが、ベニテス監督は重要なバックアッパーだとして放出しない考えを示した。
しかし2008年7月12日、1100万ポンドでのポーツマスFCへの移籍が決定した。ポーツマスでは38試合すべてに出場して11得点を記録。活躍が評価されて2009年7月28日にはデビュークラブであるトッテナムへ900万ポンドで移籍が発表された。実に9年ぶりの復帰であった。
2011年8月31日、ウィルソン・パラシオスとともにストーク・シティFCに移籍した。2015-16シーズンはノーゴールに終わる。2016年8月23日のEFLカップのスティヴネイジFC戦でハットトリックを決めた。2016-17シーズンは半ばマーク・ヒューズ監督の構想外になっていたが、第18節のリヴァプールとの試合でいいプレーを見せると、第19節からは3試合連続ゴールを決めた、2017年1月にはストークとの契約を2018年夏まで延長した。2017年2月1日、第23節のエヴァートン戦にて26人目となるプレミアリーグ通算100ゴールを達成した。またゴール後10年ぶりにロボットダンスを披露した。5月21日のサウサンプトン戦において、史上初となるヘディングゴールでのプレミアリーグ通算50得点を決めた。
2019年1月31日、バーンリーFCにシーズン終了までの契約で完全移籍。
2019年7月、現役引退を表明した。
1999年FIFAワールドユース選手権ではイングランドユース代表に選ばれた。グループリーグの日本戦でも途中出場しており、衛星中継を通して日本のサッカーファンに図抜けた長身を披露している。
2005年5月31日のコロンビア代表戦でイングランド代表デビューを果たした。
2006年ドイツワールドカップのメンバーに選ばれ3試合に出場、トリニダード・トバゴ戦では1得点を記録した。
2010年のワールドカップ南アフリカ大会出場。
2021-22シーズンにかつて所属したダリッジ・ハムレットFCのフロント入りし、この模様がディスカバリーチャンネルのドキュメンタリーシリーズ「ピーター・クラウチ 草の根クラブ再生への道」として映像化された。クラウチは「ピッチで起こることに関連する問題の3カ年計画」をまとめ上げた後、2021-22シーズン終了後にクラブを離れた。
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