『レッツ・ダンス』(原題:Let's Dance)は、イギリスのミュージシャンであるデヴィッド・ボウイの14枚目のアルバム。
1983年4月14日にEMIよりリリースされた。その後、1995年にヴァージン・レコードより再リリースされたと同時に、ボーナス・トラックとしてクイーンとの共演作「アンダー・プレッシャー」が収録されている。
解説
ナイル・ロジャースとの共同プロデュースで作られた、ダンサブルな楽曲を中心に構成されたアルバム。映画出演などの効果も相まって、全世界で爆発的なヒットを記録した。このヒットにより、それまで「メジャーなカルト」だったボウイが、メインストリームに押し上げられることとなった。また、シングルカットされた「レッツ・ダンス」や「チャイナ・ガール」も大ヒットを記録した。まだ無名だったブルース・ギタリスト、スティーヴィー・レイ・ヴォーンをリード・ギターに起用し、後の彼のブレイクのきっかけを作った。アルバム・リリース後、ヒットの勢いそのままに大規模なワールド・ツアー「シリアス・ムーンライト・ツアー」を展開した。英音楽誌NMEは、本作から「レッツ・ダンス」(6位)、「モダン・ラヴ」(8位)、「チャイナ・ガール」(27位)の3曲を「NMEが選ぶデヴィッド・ボウイの究極の名曲1〜40位」に選んでいる
収録曲
曲解説
A面
- モダン・ラヴ - "Modern Love"
- チャイナ・ガール - "China Girl"
- レッツ・ダンス - "Let's Dance"
- ウィズアウト・ユー - "Without You"
B面
- リコシェ - "Ricochet"
- クリミナル・ワールド - "Criminal World"
- キャット・ピープル - "Cat People (Putting Out Fire)"
- シェイク・イット - "Shake It"
ボーナストラック
- アンダー・プレッシャー - "Under Pressure" (デヴィッド・ボウイ & クイーン)
参加ミュージシャン
- デヴィッド・ボウイ - リード・ボーカル
- ナイル・ロジャース - ギター
- スティーヴィー・レイ・ヴォーン - ギター
- カーマイン・ロジャス - ベース
- オマー・ハキム - ドラムス
- トニー・トンプソン - ドラムス
- ロブ・サビノ - キーボード
- マック・ゴールホン - トランペット
- ロバート・アローン - テナー・サックス、フルート
- サミー・フィゲロア - パーカッション
- バーナード・エドワーズ - ベース(「ウィズアウト・ユー」のみ)
- フランク・シムス - バッキング・ボーカル
- ジョージ・シムス - バッキング・ボーカル
- デヴィッド・スピナー - バッキング・ボーカル
- フレディ・マーキュリー - リード・ボーカル、バッキング・ボーカル、ピアノ、ハモンドオルガン、ハンドクラップ、フィンガースナップ(「アンダー・プレッシャー」のみ)
- ブライアン・メイ - ギター、ハンドクラップ、フィンガースナップ(「アンダー・プレッシャー」のみ)
- ロジャー・テイラー - ドラムス、バッキング・ボーカル、ハンドクラップ、フィンガースナップ(「アンダー・プレッシャー」のみ)
- ジョン・ディーコン - ベースギター、ハンドクラップ、フィンガースナップ(「アンダー・プレッシャー」のみ)
脚注
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