ラブテスターは、1969年(昭和44年)に任天堂が発売した玩具である。
横井軍平が開発に関わったポリグラフの機能を用いた玩具。電流計のような形状で、本体から延びた2本のコードの先端にはセンサーが付いており、この部分を二人が一つずつ握ってからもう一方の手を互いに握り合うことでメーターの針が動き、二人の「愛情度」の値が指し示される(最高値は100)。センサーは、電気抵抗の変化を感知する機能を備えている。つまり「愛情度」とは、センサーを握る手のひらの温度上昇や発汗による電気抵抗の変化の度合いを表したものである。開発の動機は恋愛にフランクな時代ではなく「男女が気兼ねなく手を繋げるように」ということから。テレビCMなどが話題となったが売上が伸び悩み、発売から1年ほどで製造中止となった。
マニュアルにはキスした方が水分が多くなり愛情度が高く表示されることが書かれていたが、使用者から「キスしても愛情度が上がらない」との声が寄せられたこともあった。
後述のように、タイトーとテンヨーから復刻版が発売された。また、任天堂製のコンピュータゲーム内で、ラブテスターやそれを基にした要素がたびたび用いられている。
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