ヒシバッタ(菱蝗虫)とはバッタ目ヒシバッタ科の昆虫の総称。菱形の体形をしており、短い前翅、腹部を覆い後方に伸びる前胸背板などが特徴。日本には約26種類が分布する。体色や翅の長短に個体変異があり、種の識別が難しいバッタ類である。
ハラヒシバッタ(Tetrix japonica)は日本で最もよく見られるヒシバッタ科の種で、日本全土及びユーラシア大陸東部に分布する。
体長は9mm~15mmで、褐色や土色の体色を持ち、背面に黒を中心とした(他に白・黄色)斑紋が浮かんでいることが多い。乾燥した草地から低湿地までの地表面に生息する。
害虫として農作物に対して害を加えることがままある。
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