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TAMATEBAKO (太田裕美のアルバム)


TAMATEBAKO (太田裕美のアルバム)


TAMATEBAKO』(たまてばこ)は、1984年に発表された太田裕美の18枚目のオリジナルアルバム。発売元はCBS・ソニー。

2001年5月23日、CDとして再発売された。規格品番はSRCL-5092。

解説

『Far East』『I do, You do あなたらしく、わたしらしく』に続き、夫となる音楽プロデューサーの福岡智彦がディレクターとして参加した。

前作の『I do, You do あなたらしく、わたしらしく』に続き、作詞家として駆け出し時代の銀色夏生が起用された。銀色夏生は、前作では「山みき子」名義を使用していたが、本作と次作の『雨の音が聞こえる』では「山みき子」名義を使用している。

編曲には前作、前々作に引き続き大村雅朗が参加。また前作に続いて川島裕二や板倉文が参加したほか、本作ではくじらの杉林恭雄が参加している。下田逸郎とのコンビによる「ロンリィ・ピーポー」シリーズ第4作も収録された。

先行シングルとして同年5月21日に『青い実の瞳』を発売。カップリング曲「バラになって逃げよう」は、本アルバムには収録されなかった。のちにシングルA面・B面曲を集めたベストアルバム『太田裕美 Singles 1978-2001』に収録されている。アルバムジャケットは、白い背景に青のモノトーンで太田の顔写真を写したシンプルなもので、シングルとアルバムは同じ写真のポーズ違いとなっている。

前作・前々作からのニュー・ウェイヴ路線、テクノ歌謡路線を推し進めた異色のアルバム。前作と同様に従来のファンからは賛否両論が巻き起こったが、「『木綿のハンカチーフ』の太田裕美」のイメージを突き崩すべくテクノ・ポップ路線を極めた実験的作品となった。

同年11月21日に発表された次作の3曲入りシングル『雨の音が聞こえる』では、作詞に銀色夏生を起用しつつも作曲は筒美京平が手がけ、イントロに「木綿のハンカチーフ」のフレーズを使うなど原点回帰した作品となっている。翌1985年1月26日に太田は福岡智彦と結婚し、子育てなどのため1996年まで音楽活動を休止。ニューアルバムの発表は1998年の『魂のピリオド』まで途絶えることとなった。

収録曲

  1. 青い実の瞳
    • 作詞:山元みき子/作曲:太田裕美/編曲:大村雅朗
    • 1984年5月21日、先行シングルとして発売。
    • PVが存在する。
  2. ランドリー
    • 作詞・作曲:杉林恭雄
  3. 花さそう鳥目の恋人
    • 作詞:山元みき子/作曲:川島UG
  4. ささら
    • 作詞:山元みき子/作曲:太田裕美
  5. グッバイ・グッバイ・グッバイ
    • 作詞:山元みき子/作曲:川島UG
  6. 夏へ抜ける道
    • 作詞・作曲:太田裕美
  7. よそ見してると…
    • 作詞・作曲:杉林恭雄
  8. チラチラ傘しょって
    • 作詞:山元みき子/作曲:板倉文
  9. ロンリィ・ピーポーIV
    • 作詞:下田逸郎/作曲:太田裕美
  10. ねえ、その石は
    • 作詞:山元みき子/作曲:板倉文

脚注

関連項目

  • 雨の音が聞こえる - 同年に発表された3曲入りシングル
  • 銀色夏生#作詞
  • 福岡智彦
  • テクノ歌謡

外部リンク

  • TAMATEBAKO - ソニー・ミュージックエンタテインメント
  • 太田裕美 - TAMATEBAKO - Discogs

Text submitted to CC-BY-SA license. Source: TAMATEBAKO (太田裕美のアルバム) by Wikipedia (Historical)


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