2021年バレーボール女子欧州選手権(2021ねんバレーボールじょしおうしゅうせんしゅけん)は、セルビア、ブルガリア、クロアチア、ルーマニアの4か国共催で2021年に開催されるバレーボール欧州選手権の第32回女子大会である。既に2022年世界選手権出場を決めているチーム(開催国のオランダとポーランド、前回優勝チームのセルビア)以外での上位2チームに同大会出場権が与えられる。
大会方式
予選ラウンドと決勝トーナメントの二段階方式である。
- 予選ラウンド
出場24チームがプールA-Dの4プールに6チームずつ分かれ、各プールで1回戦総当たりを行う。各プール上位4チームが決勝トーナメントに進出する。
- 決勝トーナメント
16チームがトーナメント方式(勝ち残り式)で優勝を争う。3位決定戦も開催される。初戦は予選ラウンドプールAのチームとプールCのチーム、プールBのチームとプールDが当たり、それぞれプール1位が4位、2位が3位と当たるように組まれる。
出場チーム
出場チームは以下の基準で選出された。
- 開催国4チーム
- 2019年欧州選手権上位8チーム(開催国を除く)
- 本大会予選を勝ち抜いた12チーム
組分け抽選
予選ラウンドの組分け抽選は以下の基準で行われた。
- 開催国4か国を第1シードとする。プールAにセルビア、プールBにブルガリア、プールCにクロアチア、プールDにルーマニアがそれぞれ入った。
- 第2シードとして、開催国のチームが希望するチームを選択できる。プールAにアゼルバイジャン、プールBにポーランド、プールCにイタリア、プールDにトルコがそれぞれ入った。
- 2019年欧州選手権優勝のセルビア、準優勝のトルコは同じプールに入らないようにする。
- 残り16チームを2020年1月時点のFIVBランキング順に4つのポットに分け、それぞれのポットで別々のプールに入るように抽選を行う。
抽選の結果、組分けは以下のようになった。括弧内の数字は2020年1月時点のCEVランキングを表す。
開催地・日程
- 開催地
- セルビア
- シュタルク・アリーナ (ベオグラード) - プールA、ラウンド16、準々決勝、準決勝、決勝
- ブルガリア
- コロドルマ (プロヴディフ) - プールB、ラウンド16、準々決勝
- クロアチア
- クレシミル・チョシッチ・ホール (ザダル) - プールC
- ルーマニア
- 日程:2021年8月18日 - 9月4日
- 予選ラウンド:8月18日 - 26日
- 決勝トーナメント:8月28日 - 9月4日
順位決定方式
各プールの順位は以下のように定める。
- 勝数の多いチームを上位とする。
- 勝数が等しい場合は、試合ごとにセットカウントにより与えられる獲得ポイントの多いチームを上位とする。
- 勝数・獲得ポイントが等しい場合は、セット率(得セット÷失セット)で上位を決める。
- それでも決着がつかない場合は、得点率(得点÷失点)で上位を決める。
- それでも決着がつかない場合は、当該チームの対戦成績で1~4の順で比較して上位を決める。
予選ラウンド
プールA
- 会場: シュタルク・アリーナ (ベオグラード)
- 開催日:2021年8月19日 - 8月26日
- 開始時間は中央ヨーロッパ夏時間(UTC+2)。
出典:Standings
プールB
- 会場: コロドルマ (プロヴディフ)
- 開催日:2021年8月18日 - 8月25日
- 開始時間は中央ヨーロッパ夏時間(UTC+2)。
出典:Standings
プールC
- 会場: クレシミル・チョシッチ・ホール (ザダル)
- 開催日:2021年8月19日 - 8月26日
- 開始時間は東ヨーロッパ夏時間(UTC+3)。
出典:Standings
プールD
- 会場: BTアリーナ (クルジュ=ナポカ)
- 開催日:2021年8月18日 - 8月25日
- 開始時間は東ヨーロッパ夏時間(UTC+3)。
出典:Standings
決勝トーナメント
ラウンド16
準々決勝
準決勝
3位決定戦
決勝
最終順位
最終順位は以下のようになった。
表彰
決勝戦終了後、表彰が行われ、表彰選手は下記の通りになった。
大会終了後のオールスターチーム投票により、オールスターチームは下記の通りになった。
関連項目
脚注
外部リンク
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