Aller au contenu principal

2022年の埼玉西武ライオンズ


2022年の埼玉西武ライオンズ


2022年の埼玉西武ライオンズでは、2022年シーズンについての埼玉西武ライオンズの動向をまとめる。

この年の埼玉西武ライオンズは、辻発彦監督の6年目のシーズンであり最後のシーズンでもあった。

開幕前

前年は42年ぶりの最下位に沈み、2年連続でクライマックスシリーズ進出を逃したチームは一軍打撃コーチに平石洋介を招聘。配置転換も含め一軍首脳陣を5名入れ替え、6年目の指揮を執る辻発彦監督の下、巻き返しを図った。

開幕後

開幕投手は髙橋光成が務めたが、7回2失点で敗戦投手となった。直後に4連勝し、首位ソフトバンクを1ゲーム差で追っていたが、4月1日に山川穂高が右太もも裏の軽度の肉離れ、4月3日に森友哉が右示指基節骨骨折で一軍登録を抹消されるなど主力離脱の影響もあり、3月31日の北海道日本ハムファイターズ戦から4月8日の福岡ソフトバンクホークス戦まで7連敗を喫し、4月6日には5位にまで順位を下げた。しかし4月20日にオリックスと同率3位まで浮上すると、それから交流戦最終戦となる6月12日までオリックスと激しい3位争いを繰り広げる。

だが、5月11日には敵地の福岡PayPayドームでソフトバンクの東浜巨に、6月18日には本拠地のベルーナドームでオリックス・バファローズの山本由伸にそれぞれノーヒットノーランを喫した。ちなみに、西武がシーズンで2度もノーヒットノーランを許したのは1971年以来日本プロ野球史上51年ぶりで、西武の前身にあたる西鉄以来だった。

交流戦後のリーグ戦再開後は3位を維持し、7月8日からの対楽天3連戦(楽天生命パーク宮城)で3連勝し楽天を抜いて2位に浮上、7月18日には遂にシーズン初の首位に浮上したが、直後に3連敗し1日で首位から陥落、オールスターゲーム前の時点では48勝43敗2引分、首位ソフトバンクと0.5ゲーム差の2位となる。

オールスターゲーム直後の7月29日、ソフトバンクとの直接対決で勝利し2度目の首位浮上を果たすと8月2日からの4連勝で一気に2位のソフトバンクに3.0ゲーム差をつけたものの、その後貯金を伸ばせず8月24日には再度ソフトバンクに首位を明け渡すこととなった。

8月28日には前身の西鉄時代からの球団通算5000勝を達成し、巨人、ソフトバンク(前身の南海→ダイエーを含む)に次ぐ日本プロ野球史上3球団目、かつ1950年の2リーグ発足時に誕生した球団では最速での達成となった。

8月30日の勝利で3度目の首位浮上を果たしたものの、9月2日のソフトバンクとの直接対決に敗れゲーム差なしの厘差で首位を明け渡すと、翌日もソフトバンクに連敗、結局、この後一時オリックスも含めた3チームがゲーム差なしで並ぶという稀に見る混戦状態こそあったものの、勝率ではシーズン終了まで首位に立つことは一度もなく、9月12日からのソフトバンク戦(福岡PayPayドーム)に3連敗すると続く15日のロッテ戦(ZOZOマリンスタジアム)、移動日を挟み17日には4位の楽天に敗れ、ゲーム差なしの厘差で入れ替わり4位に転落してしまう。19日まで楽天に3連敗し合計7連敗した時点で勝率5割ちょうど3位の楽天に2ゲーム差をつけられ、5位ロッテに1ゲーム差まで迫られた。しかし20日、4連戦最終戦で楽天に勝利すると24日には優勝の可能性、26日には2位以内の可能性が相次いで消滅したものの、3位争いを演じた楽天との最後の直接対決となった28日の試合で平沼翔太のソロ本塁打による1点を今井達也、平良海馬の完封リレーで守り切って勝利し4連勝、西武の試合のなかった翌29日、4位の楽天がソフトバンクに敗れたことにより西武のシーズン3位が確定され、3年ぶりのクライマックスシリーズ(CS)進出が決定した。

CSファーストステージは、3年前リーグ優勝時のファイナルステージで敗れた仇敵ソフトバンクとその本拠地・福岡PayPayドームで対戦することとなった。ところが、ソフトバンク打線に対して第1戦先発の髙橋光、第2戦先発の今井がいずれも3回裏に柳田悠岐に本塁打を打たれ4失点、主導権を握られると結局第1戦3-5、第2戦2-8と2戦連敗でファーストステージ敗退となった。CSではソフトバンクと5回対戦して5敗、2018年ファイナルステージから続くCSにおけるソフトバンク戦の連敗も9に伸びてしまった。

10月9日、CS敗退決定直後に球団から辻監督の退任が発表された。後任の監督に球団OBの松井稼頭央一軍ヘッドコーチが就任した。

チーム成績

レギュラーシーズン

  • 1位と2位の順位決定は直接対決の成績による


セ・パ交流戦

クライマックスシリーズ

記録

  • 年間2回の被ノーヒットノーラン ※年間で2回以上は、1971年の西鉄以来51年ぶり6度目、2か月連続は1941年の名古屋軍、1971年の西鉄に次いで3度目
    • 1回目:5月11日、東浜巨から(福岡PayPayドーム)
    • 2回目:6月18日、山本由伸から(ベルーナドーム)

達成記録

  • 8月28日 - 球団通算5000勝、史上6球団目。

入団・退団

シーズン開幕前

本節では、前レギュラーシーズン終了から本シーズン開幕までの支配下選手・育成選手の登録・抹消について記述する。なお、抹消の去就は、球団職員又はスポーツ関係・芸能関係の職業に転身した場合等、去就が公のものとして扱われるもののみを記載し、空欄は前述以外の一般職業に転身もしくは去就不明を示す。また、退団区分は自由契約・任意引退・詳細不明である場合については、記載しない。

シーズン開幕後

本節では、本シーズン開幕から終了までの入退団について記述する。

マイナビオールスターゲーム2022選出選手

代表選出選手

侍ジャパン強化試合2022・侍ジャパンシリーズ2022

日本代表
  • 與座海人
  • 森友哉
  • 源田壮亮

選手・スタッフ

  • 背番号変更
滝澤夏央 126→62(5月支配下登録)
長谷川信哉 122→63(7月支配下登録)
中熊大智 127→64(7月支配下登録)
赤上優人 121→67(7月支配下登録)

個人成績

投手成績

  • 色付きは規定投球回数(143イニング)以上の選手
  • 太字はリーグ最高。

野手成績

色付きは規定打席(443打席)以上の選手

タイトル

  • 水上由伸
    • 最優秀中継ぎ投手(初)
  • 平良海馬
    • 最優秀中継ぎ投手(初)
  • 山川穂高
    • 最多本塁打(3年ぶり3回目)
    • 最多打点(初)

表彰

  • 山川穂高
    • ベストナイン(一塁手部門、3年ぶり3度目)
    • 月間MVP(5月)
    • オールスターゲーム敢闘選手賞(第1戦)
    • オールスターゲームマイナビ賞(第1戦)
    • ホームランダービー日産サクラ賞
  • 外崎修汰
    • ゴールデングラブ賞(二塁手部門、2年ぶり2度目)
  • 源田壮亮
    • ゴールデングラブ賞(遊撃手部門、5年連続5度目)
  • 水上由伸
    • 新人王
    • 月間MVP(7月)
  • 栗山巧
    • 月間サヨナラ賞(5月)
  • 髙橋光成
    • スピードアップ賞(投手部門、初)

達成記録

  • 5月1日 - 増田達至が通算150セーブ、史上18人目。
  • 5月7日 - 内海哲也が通算2000投球回、史上92人目。
  • 6月26日 - 山川穂高が通算200本塁打、史上113人目、通算697試合までの達成は日本人史上最速。
  • 8月10日 - 増田達至が通算100ホールド、史上42人目。
  • 8月12日 - 中村剛也が通算450本塁打、史上14人目。また、同時に通算1000得点も達成、史上45人目。
  • 8月30日 - 森友哉が通算100本塁打、史上306人目。
  • 9月8日 - 増田達至が通算500試合登板、史上105人目。

記録

  • 7月6日 - 中村剛也が歴代最多となる通算1956三振。

試合結果

新型コロナウイルスの影響

  • 7月1日
対戦相手である福岡ソフトバンクホークスの選手、コーチ及びスタッフに、新型コロナウイルス感染者、もしくは濃厚接触者が多数出たため、7月1日の試合は延期となった。

ドラフト指名選手

脚注

注釈

出典

関連項目

  • 2022年の日本プロ野球
  • 埼玉西武ライオンズ及びその前身球団の年度別成績一覧



Text submitted to CC-BY-SA license. Source: 2022年の埼玉西武ライオンズ by Wikipedia (Historical)