![2022年の埼玉西武ライオンズ 2022年の埼玉西武ライオンズ](https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/8/82/Moment_of_Saitama_Seibu_Lions_Victory_at_MetLife_Dome.jpg/400px-Moment_of_Saitama_Seibu_Lions_Victory_at_MetLife_Dome.jpg)
2022年の埼玉西武ライオンズでは、2022年シーズンについての埼玉西武ライオンズの動向をまとめる。
この年の埼玉西武ライオンズは、辻発彦監督の6年目のシーズンであり最後のシーズンでもあった。
前年は42年ぶりの最下位に沈み、2年連続でクライマックスシリーズ進出を逃したチームは一軍打撃コーチに平石洋介を招聘。配置転換も含め一軍首脳陣を5名入れ替え、6年目の指揮を執る辻発彦監督の下、巻き返しを図った。
開幕投手は髙橋光成が務めたが、7回2失点で敗戦投手となった。直後に4連勝し、首位ソフトバンクを1ゲーム差で追っていたが、4月1日に山川穂高が右太もも裏の軽度の肉離れ、4月3日に森友哉が右示指基節骨骨折で一軍登録を抹消されるなど主力離脱の影響もあり、3月31日の北海道日本ハムファイターズ戦から4月8日の福岡ソフトバンクホークス戦まで7連敗を喫し、4月6日には5位にまで順位を下げた。しかし4月20日にオリックスと同率3位まで浮上すると、それから交流戦最終戦となる6月12日までオリックスと激しい3位争いを繰り広げる。
だが、5月11日には敵地の福岡PayPayドームでソフトバンクの東浜巨に、6月18日には本拠地のベルーナドームでオリックス・バファローズの山本由伸にそれぞれノーヒットノーランを喫した。ちなみに、西武がシーズンで2度もノーヒットノーランを許したのは1971年以来日本プロ野球史上51年ぶりで、西武の前身にあたる西鉄以来だった。
交流戦後のリーグ戦再開後は3位を維持し、7月8日からの対楽天3連戦(楽天生命パーク宮城)で3連勝し楽天を抜いて2位に浮上、7月18日には遂にシーズン初の首位に浮上したが、直後に3連敗し1日で首位から陥落、オールスターゲーム前の時点では48勝43敗2引分、首位ソフトバンクと0.5ゲーム差の2位となる。
オールスターゲーム直後の7月29日、ソフトバンクとの直接対決で勝利し2度目の首位浮上を果たすと8月2日からの4連勝で一気に2位のソフトバンクに3.0ゲーム差をつけたものの、その後貯金を伸ばせず8月24日には再度ソフトバンクに首位を明け渡すこととなった。
8月28日には前身の西鉄時代からの球団通算5000勝を達成し、巨人、ソフトバンク(前身の南海→ダイエーを含む)に次ぐ日本プロ野球史上3球団目、かつ1950年の2リーグ発足時に誕生した球団では最速での達成となった。
8月30日の勝利で3度目の首位浮上を果たしたものの、9月2日のソフトバンクとの直接対決に敗れゲーム差なしの厘差で首位を明け渡すと、翌日もソフトバンクに連敗、結局、この後一時オリックスも含めた3チームがゲーム差なしで並ぶという稀に見る混戦状態こそあったものの、勝率ではシーズン終了まで首位に立つことは一度もなく、9月12日からのソフトバンク戦(福岡PayPayドーム)に3連敗すると続く15日のロッテ戦(ZOZOマリンスタジアム)、移動日を挟み17日には4位の楽天に敗れ、ゲーム差なしの厘差で入れ替わり4位に転落してしまう。19日まで楽天に3連敗し合計7連敗した時点で勝率5割ちょうど3位の楽天に2ゲーム差をつけられ、5位ロッテに1ゲーム差まで迫られた。しかし20日、4連戦最終戦で楽天に勝利すると24日には優勝の可能性、26日には2位以内の可能性が相次いで消滅したものの、3位争いを演じた楽天との最後の直接対決となった28日の試合で平沼翔太のソロ本塁打による1点を今井達也、平良海馬の完封リレーで守り切って勝利し4連勝、西武の試合のなかった翌29日、4位の楽天がソフトバンクに敗れたことにより西武のシーズン3位が確定され、3年ぶりのクライマックスシリーズ(CS)進出が決定した。
CSファーストステージは、3年前リーグ優勝時のファイナルステージで敗れた仇敵ソフトバンクとその本拠地・福岡PayPayドームで対戦することとなった。ところが、ソフトバンク打線に対して第1戦先発の髙橋光、第2戦先発の今井がいずれも3回裏に柳田悠岐に本塁打を打たれ4失点、主導権を握られると結局第1戦3-5、第2戦2-8と2戦連敗でファーストステージ敗退となった。CSではソフトバンクと5回対戦して5敗、2018年ファイナルステージから続くCSにおけるソフトバンク戦の連敗も9に伸びてしまった。
10月9日、CS敗退決定直後に球団から辻監督の退任が発表された。後任の監督に球団OBの松井稼頭央一軍ヘッドコーチが就任した。
本節では、前レギュラーシーズン終了から本シーズン開幕までの支配下選手・育成選手の登録・抹消について記述する。なお、抹消の去就は、球団職員又はスポーツ関係・芸能関係の職業に転身した場合等、去就が公のものとして扱われるもののみを記載し、空欄は前述以外の一般職業に転身もしくは去就不明を示す。また、退団区分は自由契約・任意引退・詳細不明である場合については、記載しない。
本節では、本シーズン開幕から終了までの入退団について記述する。
※色付きは規定打席(443打席)以上の選手
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