![日比谷野外音楽堂 日比谷野外音楽堂](https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/a/a6/Hibiya_Park_-_various_-_April_13_2019_sunny_day.jpeg/400px-Hibiya_Park_-_various_-_April_13_2019_sunny_day.jpeg)
日比谷野外音楽堂(ひびややがいおんがくどう、Hibiya Open-Air Concert Hall)は、東京都千代田区の日比谷公園内にある都立の野外音楽堂。大小二つの音楽堂があり、東京都立公園条例施行規則での正式名称はそれぞれ「日比谷公園大音楽堂」及び「日比谷公園小音楽堂」である。1905年(明治38年)に日本初の野外公会堂として音楽堂が完成し、その後1923年(大正12年)7月により大型の大音楽堂が完成したことで、先にできていた音楽堂は小音楽堂と呼ばれるようになった。
大音楽堂は「日比谷野音(やおん)」「野音」と略称・通称される。ステージ以外に屋根がなく、楽屋が狭いなど施設として不利な面もあるが、開放的な空間で「音がどこまでも飛んでゆく」という評価もあり、著名なミュージシャンのコンサートが多く開かれた。「音楽の聖地」「ロックの聖地」「フォークの殿堂」と呼ばれる。老朽化に伴い建て替えが予定されている。
1923年(大正12年)に日本最初の大規模野外音楽堂として完成した。客席数は椅子2,653席、立見385席、車椅子対応15席。
東京23区内に野外でライブを開けて、しかも観客が3500人以上入るような会場自体はあまりなく、様々なアーティストのコンサートに使われるほか、毎年5月1日のメーデーや、市民団体の集会なども行われる。
日比谷公園内外への音響による影響を考慮し、音楽系イベントでの利用は土曜日、日曜日、休日に限定されている。2021年度までは4月から10月まで限定していた。音出しに関しては土曜は15時以降、日曜や休日は12時以降という制限がある。建て替えでは屋根を客席前方まで広げ、開放的な雰囲気は維持しつつ音漏れを減らす予定である。
使うには、著名人であっても予定日の1年前に行なわれる抽選に参加することが必要で、公平に決められる。
初代の大音楽堂は1923年(大正12年)7月に開設され、太平洋戦争(大東亜戦争)中の1943年(昭和18年)から一時休館する。戦後はGHQに接収されたが、接収解除後の1954年(昭和29年)8月に改築の上、2代目大音楽堂として再開した。老朽化が進行して1982年(昭和57年)から全面改築工事を行い、1983年(昭和58年)8月に3代目大音楽堂として完成し、現在に至る。
2006年(平成18年)4月1日から、日比谷公会堂とともに、東京都の指定管理者が管理している。
2023年(令和5年)4月~11月にかけて実施される「日比谷野外音楽堂開設100周年記念事業」のオープニングセレモニー「祝・日比谷野音100周年オープニングセレモニー」が同年4月15日に実行委員長を務める音楽プロデューサーの亀田誠治や実行委員の武部聡志、KREVA、東京都知事の小池百合子、警視庁音楽隊らが参加して行われた。
2024年度以降は、施設の老朽化のため休館し、東京都建設局の「都立日比谷公園再生整備計画」の一環として建て替えられる計画である。
日本初の野外音楽堂として1905年(明治38年)に完成し、軍楽隊による演奏が行われた。1923年(大正12年)9月の関東大震災で倒壊したが後日再築された。1983年(昭和58年)に大音楽堂とともに建て替えられた(北緯35度40分26.2秒 東経139度45分25.2秒)。
客席数は1,000。最大の特徴は全ての催事が無料であることで、小音楽堂の利用条件は「一般に開放する無料コンサートのみ」となっている。
警視庁音楽隊・東京消防庁音楽隊などの演奏が行われる。
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