![音楽寺 (秩父市) 音楽寺 (秩父市)](https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/8/8e/Chichibu_23_Ongaku-ji_02.jpg/400px-Chichibu_23_Ongaku-ji_02.jpg)
音楽寺(おんがくじ)は、埼玉県秩父市にある臨済宗南禅寺派の寺院。
天長年間(824年 – 834年)に慈覚大師(円仁)が巡錫した際、聖観音像を刻んで観音堂に安置した。秩父札所を開創したとされる「十三権者」が、この地で松風の音を聞き、あたかも菩薩の奏でる音楽のように聞こえたことから「音楽寺」と名付けられたという。
当寺は小鹿坂峠にあり、眼下には秩父の市街地を望むことができる。
1884年(明治17年)10月31日、秩父困民党は椋神社で蜂起し、11月2日に当寺に到達した。そして、秩父郡役所がある大宮郷(秩父市街地)を目指して、当寺の鐘を打ち鳴らしながら突撃した(秩父事件)。
1978年(昭和53年)になり、「秩父困民党無名戦士の墓」が建てられた。ただ当寺では戦闘が行われていないので、実際には墓ではなく顕彰碑である。困民党員が打ち鳴らした鐘は江戸時代に鋳造されたもので、現在は秩父市の文化財に指定されている。
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