![トヨタ・コロナEXiV トヨタ・コロナEXiV](/modules/owlapps_apps/img/nopic.jpg)
コロナEXiV(コロナエクシヴ、CORONA EXiV)は、トヨタ自動車がかつて生産・販売していた4ドアハードトップ型の乗用車である。
コロナクーペの後継として、セリカのプラットフォームをベースに開発された4ドアピラーレスハードトップである。カリーナEDとはプラットフォームを共有する姉妹車の関係にある。
ボディは全高を低くとることで、居住性や実用性よりも流麗なスタイリングを重視。熟年層向けなイメージであったコロナセダン・カリーナセダンとは違い、若年層に受け入れられた。
駆動方式は前輪駆動で、排気量は1,800cc、2,000ccの2種類のエンジンをラインナップしており、四輪操縦と二輪操縦の切替可能な世界初デュアルモード4WSを搭載した。なお、同時期のセリカに搭載されていたアクティブサスペンション、4WDターボモデルは設定されていなかった。
2代目はカリーナEDとともにセンターピラーを持つ4ドアピラードハードトップとなり、ボディの大型化によって3ナンバーサイズとなった。CM出演者は本木雅弘(1995年改良型より)で、後にプログレや3代目アルファードのCMにも出演する。
前輪駆動の3S-GE型搭載モデルにおいては、前期型でオプションだったスーパーストラットサスペンションが後期型では標準装備になる(カリーナEDは後期型でもオプション)。
全日本ツーリングカー選手権(JTCC)に参戦するなどスポーティさをアピールしていたが、この頃になると時代の流行がハイソカーやスポーツカーからRV等の大型な車両に移っていったほか、サイズアップによりEXiVの取り扱い店であるトヨペット店では3ナンバーのマークIIと競合したことで人気は下火となった。
1994年にスタートした全日本ツーリングカー選手権(JTCC)において、1995年よりトムスとトヨタ本社のモータースポーツ部の共同開発の形でエクシヴが投入された。選ばれた理由は、94年にワンサイズ小さいカローラセレスを使用していたつちやエンジニアリングがストレートで圧倒的な優位を見せていたが、カローラは車体が大きくなく、レイアウト面の難しさからコーナリングスピードはトムスGBが製作したトヨタ・コロナよりも劣っていたことから、コーナリングスピードの速いワイドボディーの車で前面投影面積が最小だった当車が選定された
惜しくもドライバーズタイトル獲得は成らなかったが、1996年にはトムスにチームタイトルをもたらした。1997年トヨタはFR車の可能性を模索するべくチェイサーを投入するが、エクシヴも1998年のシリーズ終了まで引き続き使用され活躍した。またマカオ・ギアレースにも参戦し、1995年にチームトムスのエクシヴをドライブするケルヴィン・バートが宿敵シュニッツァーBMW勢を下し総合優勝、ジュリアン・ベイリーも総合3位を獲得した。
TOM's
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