![キアラン・ハインズ キアラン・ハインズ](/modules/owlapps_apps/img/errorimg.png)
キアラン・ハインズ(Ciarán Hinds, 1953年2月9日 - )は、北アイルランドのベルファスト出身の俳優である。名前はアイルランド語名だが、「シアラン」「キーラン」「チャーラン」などと映画配給会社によって表記がまちまちである。
ベルファストのクイーンズ大学で法律を学んでいたが、俳優になるために中退し、ロンドンの王立演劇学校に通った。
1976年よりグラスゴーの市民劇場で舞台出演を始め、フィリップ・プラウズ演出作品で頭角を現し、1984年にはプラウズ演出作品でロンドン・デビュー。
1987年、ピーター・ブルック演出による舞台『マハーバーラタ』の英語版公演に参加するためフリーとなり、欧米、日本、ロシアを巡演し、これによって広く知られるようになる。
以後、映画でも活動を始めるが、1991年にはロイヤル・シェイクスピア・カンパニーで1年の間に4作品に出演。翌年はサム・メンデス演出によるスティーヴン・ソンドハイム作『アサシンズ』のドンマー・ウェアハウス公演で団と離れるが、1993年はメンデス演出『リチャード三世』ワールド・ツアーの主演のため再度参加した。
1998年と1999年にはロンドン(ロイヤル・ナショナル・シアター)とブロードウェイの両方でパトリック・マーバー作『クローサー』に主演して評判となった。
以来、映画、TVにも目覚しい活躍を広げると共に、2007年はコナー・マクファーソン作・演出『海をゆく者』、2012年はスカーレット・ヨハンソン共演、ロブ・アッシュフォード演出『熱いトタン屋根の猫』、2016年はイヴォ・ヴァン・ホーヴェ演出『るつぼ』といった作品でブロードウェイの舞台を踏んでいる。
2021年、ケネス・ブラナー監督作品の『ベルファスト』で主人公の祖父を演じ、アカデミー助演男優賞にノミネートされた。
ベトナム系フランス人女優エレーヌ・パタロと長く事実婚の関係にあり、2人の間に生まれた娘とパリで暮らしている。娘の名前「イーファ」(Aoife)は、「Eve」のアイルランド語名で「Ee-fa」と発音する。彼女とは2023年の映画『コットンテール』で父子共演を果たした。
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