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サークル線


サークル線


サークル線 (サークルせん、英語: Circle Line) は、ロンドン地下鉄の路線である。ハマースミス駅からエッジウェア・ロード駅を経由し、ロンドン中心部を一周したあとエッジウェア・ロード駅に戻る。かつては日本の山手線のような環状線で環状運転を行っていたが、2009年にエッジウェア・ロード駅からハマースミス&シティ線に乗り入れする形で延長されたため、現在は日本の大江戸線のような「6の字型」運転である。世界で最初に開業した地下鉄であるメトロポリタン鉄道の区間を含み、早期にできた路線であるため、全体的に地表から浅い位置を走る。地下鉄路線図の案内上では黄色に着色されている。1949年までインナー・サークルという呼称だった。

歴史

  • 1863年1月10日 - メトロポリタン鉄道がパディントン駅 - ファリンドン・ストリート駅(現在のファリンドン駅間)において世界初の地下鉄としてターミナル駅とシティを結ぶ形で運行開始。当時の列車は蒸気機関車がガス灯を灯した木製の客車を牽く形であった。
  • 1865年12月23日 - メトロポリタン鉄道ファリンドン駅 - ムーアゲート・ストリート駅(現在のムーアゲート駅)間が延長し新しいパディントン駅を含む5駅が開業。それに伴いファリンドン駅が若干移動した。
  • 1868年10月1日 - メトロポリタン鉄道ブロンプトン(グロスター・ロード)駅(現在のグロスター・ロード駅)間が開業。
  • 1868年12月24日 - ディストリクト鉄道のサウス・ケンジントン駅 - ウェストミンスター・ブリッジ駅(現在のウェストミンスター駅)まで5駅開業。メトロポリタン鉄道はブロンプトン(グロスター・ロード)駅から東へ延長してディストリクト鉄道のサウス・ケンジントン駅に乗り入れる。
  • 1870年5月30日 - ディストリクト鉄道ウェストミンスター・ブリッジ駅(現在のウェストミンスター駅) - ブラックフライアーズ駅間3駅が開業。
  • 1871年7月3日 - ディストリクト鉄道ブラックフライアーズ駅からマンション・ハウス駅まで1駅開業。
  • 1875年2月1日 - メトロポリタン鉄道ムーアゲート・ストリート駅(現在のムーアゲート駅) - リバプール・ストリート駅間が開業。
  • 1876年11月18日 - アルドゲイト駅開業。アルドゲイト駅 - ビショップスゲート駅間のシャトル列車が運行。
  • 1876年12月4日 - メトロポリタン鉄道、ディストリクト鉄道の列車がアルドゲイト駅に乗り入れが開始され、リバプール・ストリート駅 - アルドゲイト駅間が繋がる。
  • 1882年9月25日 - アルドゲイト駅 - タワー・オブ・ロンドン駅(現在のタワー・ヒル駅)間開業。
  • 1884年9月17日 - インナーサークル線の公式の完成式典が行われる。
  • 1884年10月5日 - タワー・オブ・ロンドン駅(現在のタワー・ヒル駅とほぼ同じ場所)が廃止。翌日にマークレーン駅が開業。
  • 1884年10月6日 - メトロポリタン鉄道とディストリクト鉄道が接続し円環状となり、インナー・サークル線が完成。同時にキャノン・ストリート駅、イーストチープ駅(翌月からモニュメント駅)、マークレーン駅が開業
  • 1946年 - マーク・レーン駅げタワー・ヒル駅に改称。
  • 1947年 - メトロポリタン線とディストリクト線が一緒に同じ色でベックの路線図に描かれる。
  • 1949年 - それまでメトロポリタン線の系統の1つの扱いであったインナー・サークル系統が「サークル線」として地下鉄路線図上で独立し、ベックの路線図でも他の路線と別に描かれる。
  • 1959-60年 - サークル線の列車が6両編成に増やされてハマースミス&シティー線と列車が統一されたことにより、その2路線の回送列車の保守整備はハマースミス車両基地で行われる。これによりニーズデン車両基地がA形電車の保守整備に集中できるようになった。
  • 1967年2月4日 - タワー・ヒル駅 (当時)が廃止され、タワー・ヒル駅(現在)に移転開業する。
  • 1970年 - 車内アナウンスが追加されたアルミ製のC形電車がA形電車に置き換わり導入され始めた。
  • 1973年8月23日 - ベイカー・ストリート駅のきっぷ売場に置き去りにされた鞄から爆弾が発見されたが、無事に発見解体された。その1週間後、同じ駅で駅員が再び爆弾を見つけて、それも解体され事なきを得た。
  • 1984年 - 1972年に開始予定だったが労働組合との対立により導入されなかったワンマン運転が開始。
  • 2003年 - サークル線のインフラが官民パートナーシップにより部分的にメトロネットに委託される。
  • 2005年7月7日 - 8時50分頃(日本時間16時50分頃)リバプール・ストリート駅 - アルドゲイト駅間を走行中の6両編成の列車の2両目後部、エッジウェア・ロード駅の4番線をパディントン駅方面に出た直後の列車の2両目前部、この2つでほぼ同時に爆発が発生し多数の死者が出た。これによりサークル線は8月8日まで運行を停止した。
  • 2008年5月31日 - 車内での飲酒禁止令施行を翌日に控え、大規模なパーティーが車内などで行われ1000人規模の人が参加し、17人の逮捕者が出てたり閉鎖される駅が出たりする始末となった。
  • 2009年12月13日 - エッジウェア・ロード駅からハマースミス駅までハマースミス&シティー線に乗り入れする形で延長された。

路線図

2009年12月12日まで

日本の山手線のように、以下の路線図の通りに一周20.75kmの環状線の27駅を内回り外回り両方向に運転していた。2006年のダイヤでは内回り外回り合わせて14本の列車が同時に運行し、8分から8分半の間隔で運行していた。

2009年12月13日から

ハマースミス&シティー線に乗り入れする形でエッジウェア・ロード駅からハマースミス駅まで延長された。これにより、環状運転ではなく、ハマースミス駅方面から来た列車がエッジウェア・ロード駅を通り、ロンドン中心部を一周して再びエッジウェアー・ロード駅に到達するというルートに変更され、ハマースミス支線の列車本数の増加につながった。

駅一覧

以下の区間で他路線と線路を共有している。線路が独立している山手線と京浜東北線や埼京線の関係とは異なり、高崎線と宇都宮線の上野 - 大宮間の関係のように同じ線路やプラットホームを共有している。

  • ハマースミス駅 - リバプール・ストリート駅間(ハマースミス&シティ線)
  • ベーカー・ストリート駅 - アルドゲート駅間(メトロポリタン線)
  • タワーヒル駅 - グロースター・ロード駅間(ディストリクト線本線)
  • ハイ・ストリート・ケンジントン駅 - エッジウェア・ロード駅間(ディストリクト線エッジウェア・ロード支線)

メトロポリタン・ディストリクト鉄道

メトロポリタン・ディストリクト鉄道は1868年から1933年までロンドンで運行されていた旅客鉄道である。1864年にインナーサークルを完成させるために設立された。開通当初は蒸気機関車とガス灯照明の木製客車で運行されていた。1871年に自社の列車を持つまではメトロポリタン鉄道が運行を行っていた。1905年に電化が始められ同年の終わりには全列車が電車となった。1933年にメトロポリタン鉄道その他の交通機関と合併してロンドン旅客運輸公社となった。メトロポリタン・ディストリクト鉄道の路線は現在サークル線、ピカデリー線、ディストリクト線として運行されている。

脚注

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関連項目

  • 都営地下鉄大江戸線
  • 名古屋市営地下鉄名城線

Text submitted to CC-BY-SA license. Source: サークル線 by Wikipedia (Historical)


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