新義州特別行政区(シニジュとくべつぎょうせいく)は、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の新義州市付近にある中華人民共和国との国境地帯に設定された特別行政区。
かつては平安北道に属していたが、2001年1月に中国の上海を訪れて北朝鮮の改革開放に意欲を示した金正日によって、2002年4月に新義州市とその周辺の町の一部を範囲(下記を参照)として本格的な市場経済を試験導入するべく設定された。同行政区においては、約50年にわたる自主立法権・自主司法権・自主行政権という一国二制度に近い高度な自治権が認められた。
同行政区の初代行政長官には、中国系オランダ人実業家の楊斌が就任するも楊が脱税などの容疑で中国政府により身柄を拘束されたのを機に、同行政区は事実上凍結状態になり、2011年から中国は同行政区に含まれていた威化島に限定して新義州での経済協力を再開させた。
2014年7月23日に同行政区は「新義州国際経済地帯」に移行すると発表された。
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