太陽系小天体(たいようけいしょうてんたい)とは、太陽の周りを公転する天体のうち、惑星、準惑星、衛星を除くすべての天体の総称である。太陽系外縁天体(冥王星型天体を除く)や従来の小惑星、彗星、惑星間塵などが該当する。
ここで言う「太陽系小天体 (small solar system body) 」は、2006年にプラハで開かれた国際天文学連合総会の決議によって、「太陽系の惑星」 (planet) 、「準惑星」 (dwarf planet) とともに定義された概念である。
日本学術会議は2007年4月9日の対外報告 (第一報告) において、「太陽系小天体」という日本語名の使用を推奨した。ただし準惑星の概念の曖昧さの影響で太陽系小天体の概念にも曖昧さが残るため、「小惑星」や「彗星」などの従来の用語との関係も含めてさらに検討を要するとしている。
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