株式会社ソフマップ(英: Sofmap Co., Ltd.)は、パソコン製品などを中心に販売しているチェーンストア(パソコンショップ兼家電量販店)。ビックカメラの完全子会社である。
東京・秋葉原を中心に、日本国内で21地区29店舗(2022年1月3日現在)を展開している。
1982年に鈴木慶によって設立され、東京都新宿区高田馬場一丁目にある貸しビルの7階で、パソコン用ソフトウェアの会員制レンタル事業を開始(同時期に同ビルの3階ではソフトムというレンタル屋も存在した)。このパソコン用ソフトウェアの会員制レンタル店は最盛期には神田、秋葉原、渋谷に直営店舗を、日吉(横浜)、川崎新町(川崎)にフランチャイズ店舗を展開する。
しかし、ソフトウェアレンタル事業は違法性が強く、当初から著作権者に問題視されており、取り締まりの機運が高まった1985年には撤退した。パソコンの中古ハードウェアの買取と販売に業態を移行させる。取り扱い品目にファミコンやパソコンのソフトの販売・買取を加え、一旦は店舗を秋葉原に集約し、現在にいたる原型が作られた。
現在の主要業態は、パソコン関連を中心とするデジタルグッズを中心とした専門小売業となっている。中古パソコン関連の買取および販売は、現在も継続されている。中古事業に関しては、ソフマップユーフロントと称してフランチャイズ展開も行う。各種テレビゲームの販売等も行っている。
かつて2002年から2007年にかけて、子会社ソフマップソフト株式会社が、ヤマギワから譲渡されたソフト販売部門であるヤマギワソフトを営業していた。
テーマソング「HELLO,SOFMAP WORLD」(山川啓介作詞、林哲司作曲)は、ヨドバシカメラなど同業他社のテーマに比べて、アップテンポで刺激的なため、しばらく店内にいると耳から離れなくなる洗脳ソングとして有名で、8cmCDも発売されたほか、ソフマップ、コジマ、ビックカメラのビックカメラグループ3社を含む家電量販店9社のテーマソングを収録した12cmCD「エレクトリックパーク」にも収録された(2004年11月発売)。また、通信カラオケのUGAでも歌うことが可能。店内で流れる同曲には、日本語版のほかに、英語版・中国語版・朝鮮語版などが存在したが、CDに収録されたのは日本語版と英語版のみであった。
ソフマップは、駆け出しのグラビアアイドルが写真集やイメージビデオのプロモーション活動をする「聖地」としても知られる。秋葉原となんばの各店にはそうしたイベントを開く会場スペースが設けられ、青・白の市松模様にロゴをあしらった壁面を背景にセクシーなポーズを決めて撮影を行なうのは、グラドル界隈の定番の一つである。
ハードウェア販売を開始した当初は、秋葉原と大阪・日本橋の小型商業ビルに居を構え、商品展示は行わずその分廉価に販売する「箱売り」業態を得意としていた。そのため1986年より商品価格をリスト掲載したフリーペーパーソフマップタイムズ(後のソフマップワールド、有料化後はソフマップワールドハイパー→ソフマップドットマガジン→ソフマップデジタルバイヤーズ。2005年3月号で休刊)を大量に発行し、落下保証などといった「新品5年保証」「中古3年保証」といった独自の保証制度をいち早く開始し、創業時からの得意分野であるパソコン中古買い取りの3本柱で他社との差別化を図っていた。
その後Windows 95発売に端を発するパソコンブームを見越し、大幅に増床して初心者向けの展示販売に力を入れることとなり、1994年の秋葉原1号店シカゴ(ChicagoはWindows 95の開発呼称)、大宮を皮切りに大型店舗GIGA STORE店の出店を加速する一方、東京八重洲・池袋などではコンビニ業も行うなどの多角化経営を行った。特に秋葉原では1993年頃から当時の家電不況で廃業に追い込まれた家電量販店の店舗跡地に積極的に出店、それまで裏通りに多く展開していた小規模店舗の統合を行っていった。
大阪地区にも進出し、ほぼ同一の営業形態をとる地元資本のスタンバイと激しい販売合戦を繰り拡げた。電気街の家電量販店が勢いを落としていった当時、ソフマップは新たな電気街の雄として注目された。
ところが、1990年代も半ばに入ると、パソコンの価格下落、中古品の商品サイクル短縮による流通性や収益性の低下、家庭用ゲームの販売不振などの要因が重なり、売り上げの伸びが鈍化し、停滞から凋落へ辿っていく。主力の東京の秋葉原・大阪の日本橋両地区は各フロアの狭い店舗が多い上に近隣同業者との競合が激しく、地方に展開した大型店舗では逆にフロアが広すぎて持て余してしまい非効率になるなど、店舗面の問題も足を引っ張る要因となった。郊外部に進出してくる大型家電量販店への対抗も迫られ初心者向けの展示販売に方向性を切り換えたものの、雑多な陳列、清掃の行き届かない店内、どこか話しかけにくい店員など、地方の大型店舗も含めて「箱売り」当時のマニア向けなスタイルからの脱却は遅々として進まず、垢抜けない店舗は他量販店と比較しマイナスイメージを抱え込むことになった。
また、各店舗内を一見した限りでは店員・スタッフは必要量が配置されていたものの、アルバイトや契約社員といった非正規雇用にそのほとんどを依存していた事などから、同業他社と比べても人材の入れ替わりは極めて激しいものがあり、接客態度や商品説明の知識に関する店員の技能のバラつきや適性にも問題があった上、その入れ替わりの激しさゆえに従業員全体の長期的なスキルアップを図る事もままならなかった。非正規雇用であっても優れた接客技術や豊富な知識を有する有能な従業員がいた事も事実ではあるが、正社員登用制度は当時その基準が厳しく実質的に形骸化しており、このため数年間勤務しても正規雇用の身分になれぬまま退職するか、同業他社や家電量販店へのヘッドハンティング・転職などの形で去って行き、ソフマップ社内にほとんど残らないという状況も重なった。また、これらの事がただでさえ規模に対して人数が少ない正社員にのし掛かる負担をさらに重くしてしまうという悪循環となってゆく。これらの要素が重なり続けた結果、1990年代中頃には「ソフマップはバイト(あるいは社員)を使い潰す」などという風評や、他にも社内の人事派閥抗争などの噂が立つようになり、これが口コミやパソコン通信などを介して度々広まった事で、人材確保にも苦しむ様になった。
これらの事が要因となって、競合関係にある同業他社と比較してサービス面・技術面での見劣りが目立つようになっていった。また、ソフマップカードの導入によるポイント付与もあって、「箱売り」当時からの激安というイメージもいつしか失われ(他店と価格比較できるソフマップワールド誌の無料配布は1997年で終了)、業界の中でも中途半端かつどこか浮いた存在になってしまい、そこから抜け出すことができなくなっていた。
1996年頃、創業者である鈴木慶によればソフマップの経営危機についての根拠のない噂が流れるようになったという。当初は「根拠のない噂はやがて消える」と問題視していなかったが、年末の在庫増を一部銀行から「噂の根拠」と受け取られてしまい、融資の再審査が相次ぐ様になった。融資の遅れから資金ショートに陥りかねない状態が続き、やがて取引先からも条件の見直しを求める企業が現れ始めた。風評被害が実際の経営危機を呼び起こす事態にメーンバンクとの交渉や取引先企業との信頼回復など状況改善へ乗り出し、更に外部資本の導入なども検討された。
1997年夏、「ソフマップは光通信からの外部資本導入に失敗したため、9月16日分の決済の目処が立たず、倒産する見込みである」という内容のパソコン通信の書き込みに端を発するチェーンメールが各所に出回り、この情報を信じた顧客が溜め込んでいた『ルピー(ソフマップが付与するポイント)』を取り付ける騒ぎが発生した。この流言による騒動は、メールで指摘された9月16日にソフマップが倒産しなかった事や、チェーンメールの内容に基本的な事実の誤り(ソフマップ本社の位置や光通信から導入しようとした資本金額など)がある事が指摘され、事実無根の内容であると公表された事から収束に向かった。とはいえ、外部資本の構想が結果として新たな風評被害に繋がってしまい、先述のルピーの一斉取り付けと併せて、結果として同社の経営に多大なダメージを与えることとなった。
最終的に総合商社の丸紅による資本参加を取り付けると一転して経営危機についての噂は終息し、鈴木は「大企業の暖簾の力」を痛感したという。以後は業績の改善を目指して丸紅関連会社との提携を進める一方、無個性化に繋がっていた初心者向けの展示販売を切り上げ、再びコアユーザーに向けた店づくりへの回帰を目指した。
丸紅傘下での業績改善は遅々とした状況が続き、2005年に丸紅がソフマップ株式の一部を家電量販店のビックカメラへ譲渡したため、今度はビックカメラと提携して業績改善に取り組むことになった。しかし、改善効果が見られないことから、2006年2月には、さらに一歩進んだビックカメラとの資本・業務提携を締結。第三者割当増資による新株発行で、ビックカメラが61.56%を取得する親会社になった。この提携により、中古品ビジネス、仕入れ・店舗展開の協力、プライベートブランドの共同開発などの事業全般で、ビックカメラ・ソフマップ両者の持つノウハウを総合的に運用し、ソフマップの経営再建を進めるという方針が取られた。
ポイントカード・提携クレジットカードの共通化は行われていないが、2007年11月20日に初めてビックカメラのインショップとしてオープンし、ビックカメラ岡山駅前店にてポイント交換サービスを開始した(詳細は後述)。また、ビックカメラが毎年発行するカレンダーをソフマップ店頭でも配布する、制服をビックカメラと共通化(デザインは同じだが色違い)など年々ビックカメラ色を強めつつある。さらに2009年10月頃から買い物袋もソフマップ単独店舗でもビックカメラと同じ物を出している(袋にはビックカメラとソフマップのロゴが併記されるようになった)。また、ビックカメラの出資以後、デフレや競争激化による収益性の低下が改善されない店舗の閉鎖および統合が順次行われている(以下参照)。
その一方でパソコン(PC)・PCソフト・DVDソフトの中古商品の扱いを強化し、2007年3月1日からビックカメラ店舗内にソフマップ買取センターを開設している。現在、買取センターは新宿西口・池袋・大宮西口・有楽町・柏・JR京都駅・なんば・立川・ラゾーナ川崎・渋谷東口・天神1号館・高崎東口のビックカメラの店舗内にある。
2007年には、主力の秋葉原地区において、子会社のヤマギワソフトを含めて、分散していた小型各店舗を大型ビルに集約しソフマップタウンに再編することを発表 。ヤマギワ本店跡地に建設したビルをソフマップ秋葉原本館と位置づけ2007年9月6日に開店した。白物家電を取り扱う店舗となり、ビックカメラ秋葉原店ともいうべき多角化店舗が展開された(その後、2009年の改装で一部を除き白物家電から撤退)。それにあわせCIも一新し、ビックカメラグループを前面に出した看板に移行中である。(しかし旧ロゴが完全に廃止されたわけではなく、2009年に開店した池袋店でも使われている。)
また、2007年11月以降は、新たな店舗形態として、ビックカメラ店内に中古専門店を積極的に出店している。また、2008年11月以降、本社機能を、順次ビックカメラ本部の該当部署所在地に移転している。
2010年1月29日、ビックカメラは、ソフマップに対して、既存株主に200株あたりビックカメラ株1株を割り当てる株式交換を実行し、完全子会社化。ソフマップは、先立つ2010年1月26日をもって上場廃止となった。2012年3月1日には、小売部門を分割して株式会社ソフマップを設立、残る店舗不動産管理等の部門(旧株式会社ソフマップ)はビックカメラに吸収合併された。
2017年6月5日には、ソフマップ秋葉原本館をビックカメラAKIBAへ転換。併せて秋葉原地区のソフマップの店舗を再編し、「ソフマップAKIBA」全5館とビックカメラを含めて「AKIBAビックマップ」と総称する形にリブランドを行う。6月22日に全館開店。
各店舗の詳細は公式サイト「店舗情報」を参照。
※印…近隣にビックカメラがある店舗。
☆印…ビックカメラ店内に入居、もしくはビックカメラと併設している店舗(コジマも含む)。この場合、ソフマップの取扱品目は(「アキバ☆ - 」店舗を除いて)中古機器が中心で、新品や周辺機器・パーツ類はビックカメラ側のフロアで取り扱うケースが多い。
★印…ゲーム・アニメ・キャラクターグッズ・ホビーの販売や買取を専門に扱うアキバ☆ソフマップ店舗。
△印…文教堂からアニメショップアニメガの店舗譲受を受け、アニメガ×ソフマップとして再オープンした店舗。
▲印…プリティーシリーズのキャラクターショップであるPrism Stoneを併設する店舗。
◇印…中古ハード専門店Re Collection店舗。
ソフマップでは、ソフマップカードを発行し、ポイントサービスを行っている。現在は「ドットコム ポイント会員」、「ノンクレジット版(ソフマップポイントカード)」、「ソフマップ プレミアムCLUBカード ノンクレジット・クレジット版」の3種類。加入条件はいずれも中学生以上。
「ドットコム ポイント会員」はソフマップ・ドットコム専用のポイントサービスでカードは発行されない。店舗で利用するためには「プレミアムCLUBカード」へ切り替えが必要であり、「ノンクレジット版(ソフマップポイントカード)」へ切り替えは受けてけていないので注意が必要である。
「ノンクレジット版(ソフマップポイントカード)」はかつてクレジットカード付きの「クレジット版」も発行していたが、「プレミアムCLUBカード クレジット版」の登場と共に新規受付は終了。終了後も更新する事よって利用する事が出来たが、2017年以降のカード更新から「プレミアムCLUBカード クレジット版」への切り替えが進められている。切り替えには発行元であるジャックスに連絡する必要があり、連絡を行わないはそのまま解約として扱われる事になっている。
かつて「ノンクレジット版」は長らく『入会金500円、年会費は無料』というものであったが、2017年に行われた「ビックカメラグループ共通ポイントカード」への統一と同時に入会金は廃止となった。変更前のデザインは水色背景に白文字で「Sofmap」と書かれたシンプルなものであったが、統一後は銀色背景に黒文字で「Sofmap」と記載されており、背景には「BIC CAMERA」の文字やロゴがつくなど、ビックカメラグループ色が強くなっている。
「ビックカメラグループ共通ポイントカード」への統一後、デザインを含めてビックカメラのものへと変更されたが、買い取りポイント「ルピー」(後続に記載)の記載は当カードのみしか搭載されておらず、全く同じ見た目のビックカメラ・コジマのカードでは利用する事は出来ない。そのため、カード左上部には「+Sofmap 買い取りポイントカード」という記載がされているものの、それ以外でロゴ以外の見分けが付かず、デザイン統一によって複雑化を逆に招いてしまっている。
入会金廃止以前は、しばしば無料キャンペーンを行い、店舗によっては常時無料で発行していた事も多くあった。ただ「クレジット版」を申請すれば、入会金は常時無料であったが、ビックカメラSuicaカードの様にカードの即時発行する事は出来なかった。そのため、クレジットカードが出来るまでの間、仮カードとしてクレジットが付かないカードを渡される。ソフマップカードで最初申し込んだ場合は、クレジット機能付のカードへ移行可能。移行した際にはその回に限り1000円分の値引きが実施されていた。
ポイントサービスには2種類あり、通常のショッピングで加算される「ルピー」と買取サービスを依頼した際に現金の代わりに受け取る「プール」と呼ばれるポイントがある。どちらも1ルピー=1プール=1円単位でショッピングに利用できる。利用する際、ルピーは商品の税抜き金額に対して割引されるが、プールは税込み金額に対して割引される。例えば、税込み105円の買い物をした際、ルピーであれば100ルピーで買えるが、プールは105プール必要になる。また、ルピーでの買い物はポイント還元されないが、プールでの買い物は現金と同じくルピーで還元される。2022年現在は「ルピー」「プール」とは呼ばなくなり、「ソフマップポイント」「ビック買取マネー」となっている。利用の際の割引額はいずれも税込み金額から。
買取サービスの際にプールで受け取ると、通常10%のボーナスポイントが付加される。かつてはボーナス分はプールとして加算されたが、現在はルピーとして加算されている(プールポイント使用時にルピーポイントはつくがルピーポイント使用時にポイントはつかない)。一部のビックカメラに設置されているソフマップ買い取りセンターでは、かつてはポイント買い取りをする際に、ソフマップカードのポイントにするかビックポイントカードのポイントにするか選択できるようになっていた。かつて、ビックポイントカードにはプールポイントという仕組みはなかったため、買い取りで得たポイントを使用して買い物をすると、その分にはポイントが付かなかった。2022年現在は、現金かビック買取マネーのいずれかになっているため、ビックポイントカードやコジマお客さまカードでもアプリ会員登録をしていればビック買取マネーへ貯めることが出来るようになっている(ビック及びコジマの会員カードは買い取り時の指定でボーナス付与5%、ソフマッププレミアムCLUBカードノンクレジット版は10%、同クレジット版は11%)。
クレジットカードとポイントカードを一体化させた、ソフマップJACCSカード(現:ソフマップ プレミアムCLUB クレジットカード)は、他社利用時のポイントが200円で1ポイント(ルピー)と他社より還元率が低めだが、ソフマップで分割払いを使用する際の金利が12回までは常時1%、キャンペーン実施時には0%と低いのが特徴(2022年現在は最大36回まで無金利)。かつてはVisaとマスターカードがジャックス提携で、JCBはアプラスとの提携だったが、現在は3種類すべてジャックスが発行している。
この他、かつては「クラブS」という上級会員制度があったが、現在は廃止されている。
ソフマップカード発足当初は、ポイント付与率は高額商品が多いため利益圧迫とならないよう原則1%と低めに設定されていたが、上記のとおり価格面での競争力が低下したこと、他店では10%台の還元率もごく普通のものとなっていたことから、現在では商品によって10%を超える設定も多くなりつつある。
また、ネットショップのポイント還元率は原則10%の為、販売価格が実店舗とネットショップで同じ商品なら、店頭で買うよりもネットで買った方がポイントが多く貰える事が多い。
ソフマップがビックカメラ傘下となったことに伴い、2007年の11月に開店したビックカメラ岡山店より、ビックカメラのポイントとソフマップのポイントを相互に交換できるサービスを開始している。当初はソフマップまたはビックカメラが過去出店していなかった地域の店舗に限定されていたが、2009年3月1日より全店舗で交換サービスを開始した。ビックポイントをソフマップポイントに交換する場合、ソフマップポイントはルピーポイントとなる。また、プールポイントをビックポイントに交換することは出来ない。2022年現在は更に進んで、ソフマップドットコム・ビックカメラドットコム・コジマネットの3サイトで会員登録情報が一致していれば各サイトで希望の移行先へ会員番号と移行希望ポイント数を入力するだけで簡単にポイントを移行できるようになっている(ビック買取マネーを除く)。
なお、ソフマップカードが2005年12月20日以前に会員登録されたものの場合、ソフマップドットコムでの同カードを介した会員登録を行うことができないので注意が必要である。
2010年6月1日より上級会員カード「ソフマッププレミアムクラブ」が開始された。入会金は無料で年会費が1029円かかるが年に一度ソフマップで商品を購入(ポイントのみでの決裁は対象外)or月額サービスの利用orソフマップワランティM(プレミアムプラン)の支払いがある場合無料になる。ポイント還元率が通常1%から2%、商品によっては通常のカードよりさらに高率になる場合もある。また月額制の延長保証サービス・ソフマップワランティ(旧:プレミアムワランティ)等のサービスも追加されている。加入にはクレジットカードの登録が必須である。そのクレジットカードは必ずしもソフマップの提携カードである必要はない(但し、ノンクレジット版からクレジット版にアップグレードした場合はワランティ及び月額サービスの支払いも同カードに固定される)。なお、買い取りを使用する際代金を現金ではなくソフマップカードのポイント(現:ビック買取マネー)にすると10%増額するサービスがあったが、このカードの導入に伴い買い取り金額を10%上乗せされるのはプレミアムカードのみになり、通常のソフマップカードでは5%に減額された。
2020年2月17日開始のソフマップカード所有者を対象にしたポイントサービス。内容としては下記にある「予約の日」を常時化してリニューアルしたもので有り、300円以上のCD・映像ソフト・ゲームソフト・ホビー商品を3本以上予約した場合に500ポイント、5本以上予約した場合には1000ポイントが付与されるという部分は変わらないものの、更に5000円以上の商品を予約購入時には200ポイントが追加で付与されるという新たな特典が追加されている。
ソフマップカード所有者を対象に、300円以上のCD・映像ソフト・ゲームソフト・ホビー商品を予約した際、購入時に「壱マップ」というチケットをもらうことができた。このチケットは集めた枚数によってポイント還元ができ、20枚集めた場合はソフマップオリジナル景品との引き換えが可能になっているのが特徴だった。ただし有効期限は1年で、ソフマップ会員であることが必須なため、引き換えの際はソフマップカードの提示が必要になり、第三者への譲渡・使用は不可となっていた。なお、オンラインショップ(ソフマップ・ドットコムやアキバ☆ソフマップ・ドットコムなど)は対象外だった。。
ソフマップカード所有者を対象に、300円以上のCD・映像ソフト・ゲームソフト・ホビー商品を毎週木曜日に3本以上予約した際、ボーナスポイントが付与されていた。
ソフマップでは「ソフマップ・ドットコム」、「アキバ☆ソフマップ」、「リコレ!」という3つのネットショップサイト及び「ラクウル」と言う買い取り専門サイトを展開している。「ソフマップ・ドットコム」では通常の電化製品などを扱い、「アキバ☆ソフマップ」ではアニメ・ゲーム・音楽CD・美少女ゲーム等のサブカルチャー商品を取り扱う。「リコレ!」は、中古取り扱い専門サイトで様々な中古商品(一部店舗展示品)を取り扱う。「ラクウル」はビックカメラグループ全般の買い取り専門サイト。
アカウントは各サイト共通であり、住所・カード情報・ソフマップポイント・ビック買取マネーなどを共有して利用できる(ラクウルは専用IDの他ビックカメラ.com、コジマネットのIDも利用可)。また、基本的に3000円以上の購入で送料無料(リコレ!で中古ゲームソフト以外の物を購入時を除く)となり、「ビックカメラ.com」同様にクレジットカード・ポイント支払い・コンビニ支払いに対応する一方、商品の店舗取り置きなどは非対応。(一部店舗のみビックカメラ.com経由での店舗取り置きは可能)
1990年代後半から運営を行っている。開設当初はパソコン関連製品・DVD・ゲーム製品などの新品製品を取り扱っていたが、2000年11月からは中古商品の取り扱いも初め、その後は2011年まで音楽CD・Blu-ray・美少女ゲームなども取り扱っていた。
ただ、一つのサイトでパソコン関連製品から美少女ゲームなどのアダルト製品を行っていた事などから、ジャンル分けを行うために、2011年に姉妹サイトの「アキバ☆ソフマップ・ドットコム」を開設。その後は取り扱っていた全てのサブカルチャー商品が移管され、現在はパソコン関連製品・電化製品のみ変更となっている。また、2018年7月には後述の「リコレ!」が稼動開始したことから、ソフマップ・ドットコムでは新品の扱いが主になる。ビックカメラグループの通販サイトでは唯一ビック買取マネーを利用可能(ソフマップ会員に加算された分のみ)。
「ソフマップ・ドットコム」から移管されたサブカルチャー製品を扱う姉妹サイト。TVゲーム・Blu-ray/DVD(映像ソフト)・音楽CD・フィギュア・美少女ゲーム等を扱っており、美少女ゲームなどのアダルト製品のページでは年齢確認ページが表示される。
2011年のサイト開設から2021年2月までは「アキバ☆ソフマップ・ドットコム」、同年3月~4月頃までは「アキ☆ソフ powered by Sofmap」として運営されていた。後者のサイト名が短期間で取りやめられた理由は不明であるが、前者のサイト名から「・ドットコム」が外された理由としては、実店舗での「アキバ☆ソフマップ」の展開を取りやめたことが理由だと考えられる。実店舗が存在しないため、区分けする必要も無いことから、実店舗が存在する「ソフマップ・ドットコム」はサイト名が維持されている。
サイト内の独自コンテンツも多く、かつてはアニメ・美少女ゲームの情報などを掲載する「アニメゲーム情報最前線」や、コスプレ店員によるブログ「こすらぼ~秋葉原ソフマップで働くコスプレ店員のブログ~」などが掲載されていたが、現在は「アニメゲーム情報最前線」以外のコンテンツを閲覧するのは不可能。どちらのページもアダルト製品の紹介が入るため、上記の年齢確認が必要となっていた。
かつては実店舗との関連性も強く、第2・4土曜に行われている「Wポイントデー」等は店舗との同時開催であった他、その他セールも場合によっては同時開催の時も多かったが、現在は別々になりつつある。
2017年以降からは実店舗を含めてソフマップ全体での改悪化がみられ、2017年11月には美少女ゲームのみ購入金額に関係なく1点ずつ送料が発生する他、2017年12月からは「Wポイントデー」では音楽CDが対象外になっている。その後も改悪化は継続して行われており、2020年7月からはグッズのポイントが1%→5%還元になる一方で、音楽CDのポイントが10%→5%還元に変更された。また、商品の注文単位での送料が廃止され、新たに「送料グループ」という制度が設けられる事なった。この制度は通常商品、BD/DVD・音楽CD、送料無料対象外(中古商品・アダルト製品等)などに商品をグループ化し、そのグループの商品を一定金額を購入する事によって無料になるというもの。この制度の登場により、送料の複雑化を招く事となり、複雑化した制度を利用者が理解しなければならない状態となっている。
依然として「送料グループ」制度は存在するものの、2021年4月からは美少女ゲームも1万円以上の購入で送料無料対象となり、2017年11月の改悪化から約3年半ぶりに事実の改善となった。
2019年8月1日付で、文教堂からアニメガ関連の通販業務の移管を受け、アキバ☆ソフマップ・ドットコム内に「animega online」がオープンした。
2018年7月に開始。正式名称は「リコレ! powered by SOFMAP」。ソフマップ・ドットコムでも中古商品を扱っているが、それとは別に中古専門の新規独立サイトとして展開。ただ購入するだけで無く、ソフマップ店舗における中古在庫状況も確認できる。
ビックカメラグループ全般の買い取り専門サイト。専用アプリもあり、持ち物帳機能で自分が持っているアイテムの売り時が分かるほか、スマートフォンで売却商品の集荷依頼から下取り額確定後の入金(ウォレットもしくはビック買取マネー。店頭買取時は店頭出金も選択可)まで行える。買い取り方法は集荷だけで無くビックカメラグループ各店舗(ビックカメラ・ソフマップ・コジマ(コジマ×ビックカメラ店舗))への持ち込み予約も同サイトから行える。
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