『全日本プロレス2 3・4武道館』(ぜんにほんプロレスツー さんてんよんぶどうかん)は、ナツメが制作しメサイヤこと日本コンピュータシステムより1995年4月7日に発売されたスーパーファミコン用プロレスゲーム。
同社の『全日本プロレス』(1993年)から続くシリーズの通算四作目。『全日本プロレス´ 世界最強タッグ』(1993年)の続編であり、唯一のナンバリング作品である。タイトルの「3・4武道館」とは、同年3月4日に開催された日本武道館興行を示す。ただし、同興行の開催時点でのアジアタッグ王者に誤りがある(ゲーム中ではカンナム・エクスプレスだが、実際には同年1月29日に秋山準&大森隆男組が奪取している)。
スタッフは前作に続き企画およびプロデュースは石塚輝、音楽は水谷郁および山下絹代が担当している他、ディレクターは進藤恭佐、音楽は新たに大橋春男が参加している。
ゲーム内容
前作からの変更点
- 基本的には前作と同じであるが、興行モードがゲームのメインとなっている。
- 『世界最強タッグ』で削除された渕正信が再び使用キャラクターに追加され、新たに大森隆男、ジョー・ディートンが使えるようになった。
- 体力ゲージが非表示となったため、勘に頼ってプレイしなくてはならない。
- 「馬場のプロレス道場」が削除された。
ゲームモード
- 三冠ヘビー級選手権
- 世界タッグ選手権
- 世界最強タッグ決定リーグ戦
- チャンピオン・カーニバル
- ジャイアントシリーズ
- 新春バトルロイヤル
登場レスラー
- ジャイアント馬場
- ジャンボ鶴田
- 三沢光晴
- 川田利明
- 田上明
- 小橋建太
- 渕正信
- 秋山準
- 大森隆男
- ジョー・ディートン
- ダグ・ファーナス
- ダニー・クロファット
- ジ・イーグル
- パトリオット
- ジョニー・エース
- ダニー・スパイビー
- スティーブ・ウィリアムス
- テリー・ゴディ
- スタン・ハンセン
スタッフ
- プロモーション:小森俊幸、寺田浩一郎、佐藤弘明、山口剛志
- グラフィック:井上功、京極慎治、米田司郎、斉藤健範、帯杓義則、高岡周哉
- レスラー・デザイン:井上功、京極慎治
- メイン・プログラム:菱川裕
- プログラム:岩佐俊和
- レスラーアクション・デザイン:井上功
- 音楽:水谷郁、岩月博之、大橋春男、山下絹代
- ディレクター:進藤恭佐
- アシスタント・ディレクター:堀弘明
- 企画原案、プロデュース:石塚輝
- 協力:馬場正平(全日本プロレス)、井本義己(日本テレビ)、久次米晴美(日本テレビビデオ)
- 音声提供:日本テレビ
評価
ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では7・6・6・5の合計24点(満40点)、『ファミリーコンピュータMagazine』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通り、20.6点(満30点)となっている。
脚注
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