第75回都市対抗野球大会(だい75かいとしたいこうやきゅうたいかい)は、2004年(平成16年)8月27日から9月6日まで東京ドームで行われた都市対抗野球大会である。
概要
- 前回大会を制した三菱ふそう川崎は春先に発覚した本社の不祥事で、また第72回大会で準優勝に輝いた三菱自動車岡崎も同様に本社の不祥事で1年間の活動自粛を行っており、前年王者が予選出場辞退という異例の大会となった。
- 初出場はリースキン1チームのみ。
- 日本野球連盟推薦枠で単年増枠された東北地区からは仙台市の3チームが出場。うち、今大会で初勝利を挙げた七十七銀行とこの年限りでの廃部が決まっていたJTはともに初のベスト4に進出。東北勢がベスト4に2チーム進出という史上初の「東北旋風」が巻き起こった。
- その中で優勝したのは王子製紙。補強選手がうまくかみ合い、決勝戦では大会史上初となるサヨナラホームランで、愛知県勢初の黒獅子旗を手にした。
予選
出場チーム
大会
1回戦
2回戦
準々決勝
準決勝
決勝
勝:田中 敗:恩田 本:佐伯(ホンダ)、林(王子)
(王子製紙は初優勝)
表彰選手
- 橋戸賞 田中明投手(王子製紙(一光))
- 久慈賞 橋本義隆投手(ホンダ)
- 小野賞 仙台市・七十七銀行チーム
- 首位打者賞 高橋利信内野手(七十七銀行)
- 打撃賞 金子洋平外野手(ホンダ)
- 若獅子賞 金子洋平外野手(ホンダ)、中村真人外野手(シダックス)
- 大会優秀選手
- 田中明(王子製紙(一光))
- 木谷寿巳(王子製紙)
- 橋本義隆(ホンダ)
- 中村渉(JT(三菱製紙八戸クラブ))
- 野田正義(七十七銀行(TDK))
- 樋口龍美(JR九州)
- 磯村秀人(東芝)
- 橋本健太郎(日本新薬)
- 鈴木賢一(王子製紙)
- 佐伯亮(ホンダ)
- 安田真範(東芝)
- 藤谷大樹(日本新薬)
- 金谷則幸(JT)
- 渡邊悟(王子製紙)
- 岡野勝俊(ホンダ)
- 高橋利信(七十七銀行)
- 江井康胤(JT)
- 藤澤英雄(シダックス)
- 林尚克(王子製紙(東海REX))
- 金子洋平(ホンダ)
- 開田成幸(ホンダ)
- 原野優(JT)
- 佐藤崇史(七十七銀行)
- 中村真人(シダックス)
- 奥隆彰(日本新薬)
- 湯浅貴博(王子製紙)
- 矢口健一(ホンダ(かずさマジック))
- 草野大輔(JR九州(ホンダ熊本)
- 10年連続出場表彰選手
- 木林敏郎投手(三菱重工神戸)
- 田中稔士投手(松下電器)
- 川崎博孝外野手(NTT西日本)
- 遠山光寛外野手(JR東日本東北)
- 応援団コンクール
- 最優秀賞 ホンダ
- 優秀賞 JT
- 敢闘賞 七十七銀行
- 特別賞 王子製紙
外部リンク
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