『団地ともお』(だんちともお)は、小田扉による日本の漫画。2003年34号から2019年10号まで『ビッグコミックスピリッツ』(小学館)にて連載された。架空の団地「枝島団地」とその周辺地域を舞台として、主人公ともおを中心とした日常を描く。
マンモス団地「枝島団地」の29号棟に母と姉と共に暮らす小学生、木下ともお。父は単身赴任。彼のくだらなくも楽しい日常生活を周りの同級生、少し変わった大人たちを交えてときにギャグたっぷりに、時にはシュールに、時にはせつなさ、哀愁を漂わせながら描く。ストーリー展開において時間の流れが示されるのも特徴である。なお、各話のエピソード名には必ず語尾に「ともお」と付く。
枝島団地にはモデルになっている団地があるとされ、神奈川県横浜市磯子区上中里町にある「上中里団地」だと言われている。
『スポーツ大佐』は作中に登場する架空の雑誌『週刊少年スペリッツ』(アニメでは『週刊スピッツ』)の人気連載漫画(いわゆる作中作)。男子(一部除く)に大人気で、『スペリッツ』が発売されればすぐにコンビニで立ち読みしている。スポーツ大佐が様々な相手との戦いで幾戦もの勝利を上げるというストーリー。作中ではアニメ化および映画化がされている。玩具やガチャガチャ、菓子、ゲームソフト、ポスター、文房具、Tシャツと様々な関連商品も販売されていて人気の高さがうかがえる。子供達に一番人気がなかった話は、大佐が戦うのをやめて働くことを決意した「就職編」。反面、大人たちには人気があった。なお、単行本の終末には『スポーツ大佐』のエピソードが毎回描き下ろしで収録されている。
現実のテレビアニメでは、2007年にNHKが製作した「アニ*クリ15」第2シーズンの1作品として「スポーツ大佐 第18話『刺客が山狩りに来た!!』」が放送された。STUDIO 4℃制作。
球団は藻(も)リーグと蛾(が)リーグとに分かれている。 藻リーグは6球団あり、判明している球団は極東スクリューズ、シャイニングス、ドッグソックス、フリーダムス、それにフラワーズとキャットタイガーズである。 蛾リーグ所属球団としてはメリーゴーランズが判明している。 (以上、11巻第11話、15巻第6話、17巻第5話参照)
日本シリーズが第7戦までいかずに終了した場合に、余った日程を利用して藻リーグと蛾リーグの各最下位チームが行う、真の最下位決定戦である。 日本シリーズの残り試合を予定していた球場で試合が行われ、日本シリーズの該当試合のチケットが罰シリーズのチケットとして流用される。 収益は全て、開催する球場のチームが取得し、罰シリーズ参加チームへの配分は無い。最大3連戦で、雨などで中止になった分の延期はない。
4年に一度、枝島団地の子供達によって開催されるイベント。サッカーワールドカップと冬季オリンピックが重なる年に、子供達が競技熱に浮かされてやり始めたのが始まり。「射撃」「サイクリング」「ダウンヒル」を2人1組で行う複合競技。予選を射撃とサイクリングで行い、最高タイムを出した1組がダウンヒルで記録を目指すというもの。第3回大会は、近年の宅地造成で団地周辺の地形が大幅に変わってしまった為に、大会の開催は不可能と思われたが、ともお達のアイディアとチームワークで乗り切り、団地ワールドカップ新時代の幕開けとなった。なお、記録保持者は第1回大会出場の青戸秀美であるが、ともお&吉本ペアの記録が作中では判明していない為に暫定となる。
2013年4月から2015年2月まで、NHK総合にて放送された。当初の放送予定は1年であったが、好評のため延長が決定し、2年目が放送された。基本的に全ての映像が3DCGによるトゥーンレンダリングアニメとして制作されている。2015年4月から2017年3月までEテレにおいて再放送されていた。
基本1回の放送で2つのストーリーが放送されているが、2014年4月からは1回の放送でストーリーが3つ放送される回がある。
アニメのサブタイトルが漫画のものから変更されているストーリーを以下の一覧に示す。
漫画にないアニメオリジナルのストーリーも存在する。そのストーリーを以下の一覧に示す。
小学館ジュニア文庫にて諸星崇より小説化され、2013年9月24日に発売された。
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