『CHRONICLE 2』(クロニクル ツー)は、日本のロックバンド、L'Arc〜en〜Cielのミュージック・クリップ集。2001年3月28日発売。発売元はKi/oon Records。
1999年8月に発売した『CHRONICLE』に続く、ミュージック・クリップ集の第2弾となる作品。
1999年に発売した18thシングル「LOVE FLIES」から、2000年に発売した20thシングル「STAY AWAY」までのシングル表題曲4曲、さらに2001年に発売したベストアルバム『Clicked Singles Best 13』に初収録された楽曲「Anemone」のミュージック・ビデオとCM映像、そしてクリップメイキング映像が収録されている。なお、著作権の都合により、本作に収録されていないCM映像が数本存在する。ちなみに「Anemone」のミュージック・ビデオは、DVD版に限り、メインとサブの2種類のアングルから選択し視聴することができる。この映像のメインはアメリカの映画監督で、映画『バッファロー'66』を手掛けたヴィンセント・ギャロが撮影し、サブアングルはHiguchinskyが撮影している。また、このサブアングルは、2000年に開催したドームツアー「TOUR 2000 REAL」のライヴ映像や「Anemone」のレコーディングの模様を中心に構成されている。
本作には、前作『CHRONICLE』にも収録された「各ミュージック・ビデオの間に挟んだオリジナルムービー」が収められている。今回の曲間映像のコンセプトは【誰もが昔想像していた21世紀の生活】となっている。映像には、父親、母親、娘と思われる3人が登場し、配給された食料を口にするところから物語が始まる。そして家族の住む家を舞台に、家族が火星移住をプロモーションするCMを眺めるシーンや、自分たちに未来が望めないことがわかるシーンなどが映し出され、世界の終末を匂わせるような内容が展開されていく。また、映像は古いフィルムを再生しているかのような加工処理が施されており、哀愁漂う雰囲気となっている。ちなみにこの映像には、本作に収録された楽曲のタイトルが印字された小道具が登場するシーンや、キャストが楽曲のタイトルをつぶやくシーンがあり、これをきっかけに次の曲のミュージック・ビデオが流れる展開になっている。なお、この曲間映像のディレクションは宅野祐介(VIBE PICS)が担当している。
フィジカルは通常盤(VHS/DVD)の1形態でリリースされている。
本作は発売初週となる2001年4月9日付のオリコン週間DVD総合チャートで、1999年に発表したライヴビデオ『1999 GRAND CROSS CONCLUSION』以来約1年3ヶ月ぶり通算2作目の首位を獲得している。
フィジカルに付属するブックレットより転載。日本語表記が確認出来ない部分に関しては原文ママとする。
Owlapps.net - since 2012 - Les chouettes applications du hibou