2006 ワールド・ベースボール・クラシック・プエルトリコ代表は、2006年3月に開催されたワールド・ベースボール・クラシック第1回大会に出場したプエルトリコ代表である。監督はホセ・オケンドー(MLBセントルイス・カージナルス三塁コーチ)が務めた。
経緯
地元開催という地の利もあり、1次リーグを3戦全勝で突破した。2次リーグ進出8チームの中では打率が日本、アメリカ合衆国に次ぐ3位、出塁率は日本に次ぐ2位であった。しかし2次リーグではドミニカ共和国に勝ったものの、打線が繋がりを欠いたベネズエラ戦、キューバ戦に連敗し、敗退した。
最終成績
2次リーグ敗退(大会通算成績:4勝2敗)
1次リーグ
POOL C を3戦全勝で1位通過。
- 3月7日:パナマ戦(ヒラム・ビソーン・スタジアム / 2時間47分 / 19,043人)
- プエルトリコは4回に押し出し四球で1点の先制を許した。しかし5回にアレックス・リオスのソロ本塁打で同点に追いつくと、一死二塁からバーニー・ウィリアムスが適時打を放ち逆転。そのまま逃げ切り、WBC白星スタートを切った。
- 3月8日:オランダ戦(ヒラム・ビソーン・スタジアム / 3時間29分 / 15,570人)
- 4回までに3点を挙げながら5回に追いつかれたプエルトリコだったが、6回に再び勝ち越しに成功すると、その後も得点を重ね8-3で勝利。2次リーグ進出へ近づいた。
- 3月10日:キューバ戦(ヒラム・ビソーン・スタジアム / 3時間1分 / 19,736人)
- 2連勝チーム同士の対戦は、3本の本塁打などで12点を奪ったプエルトリコが7回コールド勝ち。3勝無敗で1次リーグ首位通過を決めた。
2次リーグ
POOL 2 で1勝2敗の最下位に終わり敗退。
- 3月12日:ドミニカ共和国戦(ヒラム・ビソーン・スタジアム / 3時間1分 / 19,692人)
- 勝:ハビアー・バスケス(1勝) 敗:ダマソ・マルテ(1敗)
- 本塁打:[ドミニカ共和国] エイドリアン・ベルトレ4号(ソロ、ハビアー・バスケス)
- プエルトリコ先発のハビアー・バスケスが、強打のドミニカ共和国打線を相手に5回1失点の好投を見せ、その後登板したリリーフ陣も0点に抑えた。6回のホゼ・クルーズ・ジュニアの2点適時打が決勝点となり、プエルトリコが勝利した。
- 3月13日:ベネズエラ戦(ヒラム・ビソーン・スタジアム / 3時間9分 / 19,400人)
- 勝:カルロス・ザンブラーノ(1勝) 敗:ジョエル・ピネイロ(1敗)
- 本塁打:[ベネズエラ] エンディ・チャベス2号(2ラン、ジョエル・ピネイロ) ビクター・マルティネス1号(満塁、イバン・マルドナド)
- プエルトリコが大会初黒星を喫した。打線はベネズエラ投手陣に完封され、投手陣も本塁打2本を浴び6失点を許した。
- 3月15日:キューバ戦(ヒラム・ビソーン・スタジアム / 3時間56分 / 19,773人)
- 勝:オルマリ・ロメロ(2勝) S:ビショアンドリ・オデリン(2敗1S) 敗:ディッキー・ゴンザレス(1勝1敗)
- 本塁打:[プエルトリコ] バーニー・ウィリアムス2号(ソロ、オルマリ・ロメロ)
- 1次リーグの再戦で、両者とも「勝てば準決勝進出、負ければ2次リーグ敗退」となる試合。前回のキューバ戦で好投したディッキー・ゴンザレスがこの日は4失点。7回に1点差まで追い上げたプエルトリコだったが、あと1点が奪えずに敗れた。
代表選手
外部リンク
- ワールド・ベースボール・クラシック公式サイトによる紹介(英語)
- ワールド・ベースボール・クラシック公式サイトによる紹介(スペイン語)
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