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惜敗率


惜敗率


惜敗率(せきはいりつ)とは、日本の選挙におけるある候補者の得票数を同一選挙区で最多得票当選者の得票数で割ったもの。

1996年以降の日本の衆議院議員総選挙では小選挙区比例代表並立制で立候補者が「小選挙区選挙」と「比例代表選挙」に重複立候補できる。比例代表の名簿には政党が複数の重複候補者を同一順位にすることが多いが、その場合は惜敗率が高い候補、つまり当選者により肉薄していた落選者から順に、その回の選挙結果による各政党への比例配分割り当て数、比例復活がされる。

比例復活当選者記録

惜敗率が高い復活当選者

惜敗率が低い復活当選者

※は比例候補上位の議員が欠けたことに伴う繰り上げ当選。

惜敗率が最も高い落選者

※重複立候補者のみが対象、第46回の川端達夫は2014年に、第48回の馬淵澄夫は2019年に繰り上げ当選。

惜敗率当落ライン

自由民主党

※ 赤色は多数の同一順位候補の当選者がいない場合。
※ 青色は多数の同一順位候補の当選者が全員当選して、さらに下位候補が当選した場合。
※ 当選における括弧内は上位候補の失職によって繰り上げ当選した候補の惜敗率。
※ 落選における括弧内は上位候補の失職による繰り上げ当選が発生しても当選できなかった候補の惜敗率。

民主党

※ 赤色は多数の同一順位候補の当選者がいない場合。
※ 青色は多数の同一順位候補の当選者が全員当選して、さらに下位候補が当選した場合。
※ 当選における括弧内は上位候補の失職によって繰り上げ当選した候補の惜敗率。
※ 落選における括弧内は上位候補の失職による繰り上げ当選が発生しても当選できなかった候補の惜敗率。

同一比例ブロック・同党における落選重複候補より低惜敗率での復活当選例

比例名簿優遇当選 

  • 惜敗率が低い重複立候補者でも党が重点候補・重点選挙区とみなし、比例順位で他の候補者より優遇する場合がある。自民党では、合区や公認争いなどの選挙区統合等の候補者調整で希望選挙区から出馬ができずに比例単独候補に回ってもらった比例転出組へ、自党候補の共倒れを収めるための対価として名簿上位に登載するケースに見られる(この場合、党の73歳定年制が適用されないこともある)。日本共産党では幹部、次世代の幹部候補に対して、各ブロックの名簿1位という比例1議席さえとれば当選出来る優先席が提供されてきている。そもそも選挙区自体持っていない多選幹部・幹部候補が多く、選挙区を持っていても比例単独名簿1位で毎回比例復活しているため、重複立候補者落選による比例復活最多者は一度も選挙区で勝ったことがない日本共産党の穀田恵二議員である。2021年衆議院選挙時点で選挙区未出馬含め、選挙区で一度も勝利したことがないのものの連続当選し続けている共産党議員として、志位和夫(9連選)、高橋千鶴子(7連選)、塩川鉄也(8連選)、笠井亮(6連選)、穀田恵二(京都1区重複立候補9連敗・比例復活9連選)、田村貴昭(3連選)、本村伸子(2連選)、藤野保史(2連選)がいる。政党に配分された議席を名簿1位に取られるため、当該候補より惜敗率が高い同じ党の候補者が落選するケースがある。

ブロック別

北海道

東北

北関東

東京

※2005年衆院選の共産党は比例配分で1議席回ったが、比例1位の重複立候補の若林は小選挙区で供託金没収点に達しなかったため当選資格を失い、比例2位の比例単独立候補の笠井が当選となり、比例3位の重複立候補の池田は落選した。笠井の惜敗率0.0%は小選挙区に立候補しなかったが便宜上記載したもの。

南関東

※後に繰り上げ当選

北陸信越

東海

※後に繰り上げ当選

近畿

※2000年衆院選の自由党は比例配分で3議席回ったが、比例1位の重複立候補3人中の1人である豊田は小選挙区で供託金没収点に達しなかったため当選資格を失い、比例4位の比例単独立候補の中塚が当選となり、比例5位の重複立候補の梶原は落選した。中塚の惜敗率0.0%は小選挙区に立候補しなかったが便宜上記載したもの。また、2012年の衆院選に出馬し落選した日本維新の会の清水鴻一郎は後に繰り上げ当選。2017年の衆院選に出馬し落選した当時希望の党所属だった馬淵、日本維新の会に所属していた美延は後に繰り上げ当選。

中国

九州


脚注

注釈

出典

関連項目

  • 重複立候補制度
  • 無風選挙
  • 接戦選挙

Text submitted to CC-BY-SA license. Source: 惜敗率 by Wikipedia (Historical)


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