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アダルト・コンテンポラリー・ミュージック


アダルト・コンテンポラリー・ミュージック


アダルト・コンテンポラリー・ミュージック(Adult contemporary music)は、コンテンポラリー・ポップ・ミュージックの音楽ジャンル、もしくはラジオ・フォーマットである。ACと略されることもある。

概要

アメリカのアダルト・コンテンポラリーのジャンルを代表する歌手には、ビリー・ジョエル、バーブラ・ストライサンド、ニール・ダイアモンドらがいる。日本ではこの種のフォーマットはAOR(Adult Oriented Rock、アダルト・オリエンテッド・ロック)として知られる。ボズ・スキャッグスやボビー・コールドウェル等が該当する。なお、ソフトロックと定義が酷似し、イージーリスニングのフォーマットに見られることもある。欧米で指すAORは、en:Album-Oriented Rock(アルバムオリエンテッド・ロック)の略であり、日本人の認識とは異なる場合もあるので注意が必要である。ACチャートやACラジオでは、コアなパンク、ヘヴィメタル、ブルース、ヒップホップ、レゲエなどは除外される傾向がある。

アメリカでは、ACの派生ジャンルを以下のように分けることもある。

  • ホット・アダルト・コンテンポラリー
    レニー・クラヴィッツやエアロスミス等の、ロック系ミュージシャンのバラードものなど。
  • ソフト・アダルト・コンテンポラリー
  • アーバン・アダルト・コンテンポラリー
    アフリカ系アメリカ人のリスナーを視野に入れたものであり、ソウル/R&Bを洗練させポップ化、ソフト化した曲が主流である。ホットACよりソフトACに近い。このフォーマットはクワイエット・ストームとも呼ばれる場合もある。ライオネル・リッチーやアニタ・ベイカー、レジーナ・ベル、シャーデー、ヴァネッサ・ウィリアムス等が上げられる。
  • クリスチャン・アダルト・コンテンポラリー
    エイミー・グラントやマイケル・W・スミスらが、この分野のシンガーである。

1990年代以降はスムーズジャズ/フュージョン等より広くの範囲を含めたニュー・アダルト・コンテンポラリー(NAC)といったフォーマットもある。

主なミュージシャン

  • アル・スチュワート
  • イアン・マシューズ
  • エイドリアン・ガーヴィッツ
  • エルトン・ジョン
  • オリビア・ニュートン=ジョン
  • トニー・シュート
  • ニール・ダイアモンド
  • バーブラ・ストライサンド
  • ビリー・ジョエル
  • ビル・ラバウンティ
  • ボズ・スキャッグス
  • ボビー・コールドウェル
  • ポール・デイヴィス
  • マイケル・ジャクソン
  • マイケル・マクドナルド
  • マイケル・フランクス
  • ラリー・リー
  • ラリー・ジョン・マクナリー
  • ランディ・ヴァンウォーマー
  • ランディ・グッドラム
  • ルパート・ホルムズ
  • ロビー・デュプリー

関連項目

  • フュージョン
  • ディスコ
  • AOR
  • ソフトロック
  • ジャズ

脚注

注釈

出典

出典

  • 『AOR』著者:中田利樹:シンコー・ミュージック・エンタテイメント

Text submitted to CC-BY-SA license. Source: アダルト・コンテンポラリー・ミュージック by Wikipedia (Historical)