温暖湿潤気候(おんだんしつじゅんきこう、Humid subtropical climate)または温帯湿潤気候は、ケッペンの気候区分における気候区のひとつ。温帯に属する。原語のHumid subtropical climateは湿潤亜熱帯気候を意味するが、日本では温帯湿潤気候、温帯モンスーン気候と呼ぶこともある。記号はCfaでCは温帯、fは湿潤(feucht)、aは最暖月平均気温が22度以上のことを示す。
中緯度の大陸東岸でみられる。
温暖湿潤気候に属する観測地点が存在するのは以下の市町村である。(かっこ書きは気象庁・アメダスの設置点):
ただし県内全域が豪雪地帯に指定されている
ただし県内全域が豪雪地帯に指定されている
ただし県内全域が豪雪地帯に指定されている
ただし県内全域が豪雪地帯に指定されている
また以下の都市も温暖湿潤気候に分類されるが、熱帯雨林気候もしくは熱帯モンスーン気候への移行部ともいうべき気候帯で、年較差が小さく四季の変化は上記の都市ほど明瞭ではない。ケッペンの気候区分にはないが、亜熱帯気候とすることがある。
モンスーン(季節風)の影響により四季の変化が大きい。特にアジアで顕著である。
夏は低緯度地帯の海洋側から高緯度地帯の大陸側に向かって暖かく湿ったモンスーンが吹くため通過する地域である大陸東岸は暑く、湿った気候となる。
冬は夏とは逆に大陸側から海洋側に向かって冷たく乾いたモンスーンがその地域を吹き抜けるため冷たく乾燥した気候となる。日本の日本海側地域が冬に湿潤となるのは、日本が大陸東岸の沖合に位置することによる(日本海側気候)。大陸からの乾燥した季節風が日本海を通過することで多量の水蒸気を含むためで、温暖湿潤気候であっても日本海側を中心に豪雪地帯(一部特別豪雪地帯)に指定されている地域も多く典型的な本気候とはやや異なった傾向になることとなる。
また、夏 - 秋にしばしば台風など熱帯低気圧の影響を受けることも夏の降水量が多い原因のひとつである。
樹木が生育するには十分な降水量、気温条件があるにもかかわらず、パンパのような草原が広がる地域があることについては、極度の平坦地で形成された難排水性の土壌条件に起因するとする説と、人為(野焼き)に起因するとする説がある。 プスタについては、元々は広大な森林地帯が広がっていたが、ハンガリーがオスマン帝国に領有されていた時代に木々が伐採され、草原地帯と化した。
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