平野 綾(ひらの あや、1987年10月8日 - )は、日本の声優、女優、歌手、アイドル、タレント、ラジオパーソナリティ。愛知県名古屋市出身。
代表作に『涼宮ハルヒの憂鬱』(涼宮ハルヒ)、『DEATH NOTE』(弥海砂)、『NANA』(芹澤レイラ)、『FAIRY TAIL』(ルーシィ・ハートフィリア)などがある。
2歳 - 3歳まで父親の仕事の関係でニューヨークに住んでいた。本場のブロードウェイ・ミュージカル『ピーター・パン』を見たのがきっかけで、初めての夢はミュージカル・スターとなる。
小学校進学当時は学校が嫌いであり、大人しい子供だったため、友達関係も作れず、結構いじめられたりもしていた。8歳の時にアマチュアで初めて区民ミュージカルの舞台に立つ。自分から「やりたい」と言ってオーディションに行って受かり、「一気に道が開けたかな」と語る。
小学高学年で芸能界に入ることを決め、「今からこの仕事を選ぶなら一生の仕事になるように」と言われてマスコミ関係だった両親と約束をしたことを述べている。迷った時も悩んだ時もそれを忘れないように心がけている。「アニー」のオーディションがあったが、前日に熱が出たりするなどあがり症であった。
中学生の頃に時々目が見えなくなる偏頭痛になった際に、病院の検査で脳に腫瘍が見つかり、脳下垂体腺腫という難病を患っていることを告白した。この持病から普段は辛いものと冷たいものが食べられなかった。症状として腫瘍が目の神経に触れ、目が見えなくなったり、言葉が出づらくなったりする。当初は言語がおかしくなったり、記憶が飛ぶこともあった。一時は手術も考えたが、手術の際に鼻の骨を砕く、声が変わると言う理由で手術に踏み切れなかった。2014年、父親が亡くなった年に腫瘍がなくなる。腫瘍がなくなるまではずっと頭痛に悩まれていており、学生時代は保健室にいることが多かった。
2006年に玉川学園高等部を卒業。玉川大学芸術学部に進学したが、『涼宮ハルヒの憂鬱』の大ヒットで多忙な生活となり、学業との両立が難しく過労で体調を崩すことが多かったため実質2週間ほど通ったのみで半年後に休学、のちに退学。
2010年以降からは、一般のバラエティ番組などにタレントとして出演する機会が増え、テレビドラマや舞台などへ活動の場を広げている。この他2016年には舞台演劇を学ぶために半年間の留学を経験した。
2011年、Grickへ移籍。初舞台となる「嵐が丘」のヒロイン役が決まってから、幼少の頃からの夢であった舞台中心の活動に移行後、声優活動は繁忙期よりセーブした状態となる。その後、滞りなく主演やヒロイン、それに準ずる大役で数多くの作品に出演している。
2014年7月11日『レディ・ベス』の初演を目前に父親が逝去。
2018年には「All About ミュージカル・アワード」で『ブロードウェイと銃弾』で新星賞を受賞。 女優部門11位、作品賞5位『ブロードウェイと銃弾』、再演賞3位『モーツァルト!』を受賞する。
2019年には「AYA HIRANO LIVE2019」アニメファンとミュージカルファン、両方の二つのリクエストを叶えるソロライブを開催する。
2020年6月28日 - 7月1日のブログでは自宅のトイレで低血圧になり、倒れた時に怪我をするなどめまいで立ち上がれない時もあった。
2021年10月8日、34歳の誕生日に音声配信「stand.fm」で『あやのこと。』チャンネルを開設。
2022年8月末日をもって、10年間の専属契約が満了し、Grick株式会社から独立。「お世話になりました所属事務所には、舞台のお仕事を始め留学の後押しをしていただいたり、私の進みたい道を尊重してもらいながらも、新しい仕事の可能性を広げていただき、この10年間でご一緒させていただいたスタッフの皆様には感謝しかありません」と感謝の言葉を述べている。
12月16日、Twitterでアニメ作品の出演が少なくなった背景には、アニメの仕事をすると一部の過激なファンから殺害予告をされたことを告白。警察が対応したことを明かした。
2024年1月3日、俳優の谷口賢志との結婚を報告。
様々なタイプのキャラクターの声を演じ分けることができ、『らき☆すた』では、主人公・泉こなたの他に、ゲストの涼宮ハルヒ、『クレヨンしんちゃん』の野原しんのすけのものまねなどもアニメ内で演じている他、TVアニメ『らき☆すた』エンディングテーマ集 〜ある日のカラオケボックス〜に収録されている歌には、1曲の中で「泉こなた」の声と、それとは違う声を使い分けている様子が収録されている。
声優になるまでの基礎をきちんと学んでいなかった(養成所などでレッスンを受けたわけではないため)ことから、レギュラーの仕事が増えても、声優としての自信がいつまでも持てなかったと語っている。 また、短期留学した際には、ボイストレーニングの先生には「ニューヨークにひとりでレッスンに来ていることの意味がわかる?」と言われ、自分に対してのハードルが高すぎたことに気づき、自分を褒めることも大切なのだと学んだという。
小さい頃から宝塚歌劇団を観ていて、高校生の頃は友人の影響もあり、更にのめり込み、公演に通っていた。 一番熱心に追いかけていた頃のトップは和央ようか・花總まりである。そのため花總とミュージカル『レディ・ベス』で共演することが決まった際には対面した際には「すみません、実はファンです」とまず告白した。水夏希も好きだという。
中学時代はあまりにも喋らないことから「綾波レイ」と呼ばれていた。
家系に出版関係の人物がおり、祖父は出版社で井上靖の原稿取りをしていた。父、叔父も作家の名前から由来しており、名前の「綾」は、三浦綾子から由来にしているという。道長(みちなが)というバーミーズの雄の猫と、沙羅(しゃら)というブリティッシュショートヘアの雌の猫を飼っている。道長は藤原道長から、沙羅は平家物語から名付けた。
『名探偵コナン』のファンで、当時14歳、人生で初めての声優のアフレコ見学を体験したのがコナンの現場だった。2021年4月16日公開(新型コロナウイルスの影響で一年延期、実際は2020年に公開されるはずだった)の『名探偵コナン 緋色の弾丸』に出演し、声優として20年越しの夢が叶った。
音響監督を務めた鶴岡陽太からは、「声のキャパシティーの大きさ。ハルヒは感情のふり幅が大きいので、キイキイしない幅の広さがポイントでした」とハルヒ役に起用した理由を語られている。
明るいキャラクターで知られているが、元々は大人しい性格であまり喋らず、読書好きということもあり学生時代は一人で本を読んでいるタイプ。読書好きと言うこともあり、当初は涼宮ハルヒ役ではなく長門有希役のオーディションを受けていた。
『ハルヒ』出演時は、「普段の性格とハルヒの性格はギャップがあり、自分が思っている以上にファンから求められるのがハルヒそのもので悩んでいた。」「しかし、全ての行動をお芝居だと解釈することで、発言やステージの立ち方までハルヒに寄せることで乗り切っていた。」「苦悩した時もあったが、諦めない粘り強さを持つハルヒの思考にいつも励まされていた」とのちに述べている。
1998年
2000年
2001年
2002年
2003年
2005年
2006年
2007年
2008年
2009年
2010年
2011年
2012年
2013年
2014年
2016年
2017年
2019年
2022年
太字はメインキャラクター。
Owlapps.net - since 2012 - Les chouettes applications du hibou