神石高原町(じんせきこうげんちょう)は、広島県の中東部に位置し岡山県と境を接する町。
森林セラピー基地認定地域。
ケッペンの気候区分では温暖湿潤気候(Cfa)に属する。
瀬戸内海式気候ともされている。
神石高原町は、広島県のなかでも特に人口減少が著しい町でもある。
※広島県立広島牛改良センターは2008年(平成20年)4月1日より神石高原町に移管され、「農事組合法人神石高原和牛の里」が指定管理者となり、運営を継続している。
地方債等の残高
地方債の残高 235億2700万円
町内に鉄道はない(過去に存在したこともない)。
町の最寄り駅は西日本旅客鉄道(JR西日本)芸備線東城駅。町への路線バスが発着している駅は福山駅もしくは東城駅。ほかに福塩線上下駅や伯備線備中高梁駅などが町に比較的近い。
町内にはいかなる形態の高速道路も通っていない。
中国自動車道を利用する場合は東城ICが、山陽自動車道を利用する場合は福山東ICが最寄りとなる。
一般国道
上記2路線は町内全区間を含む福山市から旧東城町の間が重用区間であり、実質的には町内の国道は1本のみ。坂瀬川、新開、上井関、森増、小吹、安田、油木、今保、手入の各集落をバイパスして縦走する。
主要地方道
一般県道
広島県の県道一覧
「道路法」によって建設される国道・県道とは別に「土地改良法」および「森林法」の規定に基づいて設置される農道・林道によって建設された道路が多数 あり、町内の建設業者を潤してきた。幅員は5~8mとさまざまで県道よりも立派な農道などもある。名称は主に建設時に使用した補助金事業の項目によって決まるものと思われる。広域農道関連はウルグアイラウンド農業合意関連対策の一環として整備されたため大きな予算が付き、難工事を克服した。
中国自然歩道南北ルート(町内では「山野峡帝釈峡ルート」が縦走している。この一部が帝釈川ダムの堤頂を通る)
星居山(国有林第103林班5小班 標高835m 展望台あり まれに伯耆大山や瀬戸内海も望める。645年<皇極天皇4年・大化元年>に起きたこの地への流星群を見物に孝徳天皇が数日行幸滞在し、命名したといわれている)
秀嶺山光信寺(神楽共演会(1月)、レゲエコンサート(6月)、薪能(8月)などの恒例イベント。住職なし)
森林公園きのこの森(R182に隣接しているが管理者不詳 ハーブ花壇 子供用遊具 フィールドアスレチック)
ハーブ館おもちゃかぼちゃ(ハーブ栽培・ハーブレストラン)
まきばの夢工房(陶芸、紙漉きなどの体験学習)
町内向けの行政情報は現在旧行政区域で用いられてきた方式を継続しており、市町村防災行政無線(アナログ式)、有線放送電話、オフトーク通信で行われているが、将来は市町村防災行政無線(デジタル式)に統一されることが2005年(平成17年)の諮問委員会の町長答申により一度は決定したが、その後の調査で地形による無線伝播の困難さ、建設費用捻出の難しさということから、2008年(平成16年)に頓挫した。
神石高原町のオフィシャルサイト(発足時の製作は JAPRO 2009年<平成21年>11月に全面改装)は旧油木町が中心になって設立された活性化情報センターによって運営されていた。この施設は、1999年度(平成11年度)の郵政省自治体ネットワーク施設整備事業によって建設され、ISDN回線をベースにテレビ会議システム(公共施設向け)やデータオフトーク(一般家庭向け)を導入するべく企画された。しかしADSL商品化以後のNTTの大幅な方針転換によって十分なサポートが受けられなくなり、ネットワーク整備事業の継続が困難になってきて頓挫した。結局一度も本来の機能を果たすことなく、発信設備及び町内各所に設置された端末機材は不用品と化した。この事業の最終的な損失額も明らかにされず、しかもそのことを誰も問題にしない、という情報システムへの無関心ぶりがこの自治体の現状を示している。
現在は、地域イントラによる専用光回線で接続された一部の端末では議会中継を行なわれているが、一般回線で視聴することはできない。
2003年度(平成15年度)には、「総務省情報通信格差是正事業」の補助金を受け地域イントラネットが完成して官庁レベルでのブロードバンド化は果たせたが、民間は相変わらずの情報格差に喘いでおり、従量制ISDNさえ通じない地域もあり、経済活動にも深刻な支障をきたすようになってきた。 2006年(平成14年)3月、自治体(神石高原町)が通信業者(NTT西日本)に直接補助金を支払うという形で、悲願であった町内全収容局域でADSL化が実現したが、時代の趨勢は光通信である。ADSLという過去の技術に補助事業を行ったことに関して、神石高原町は広島県から指導を受けることになる。 しかし、なぜここまで追い詰められるまでブロードバンド化が果たせなかったのか、原因として先の郵政省補助金事業が足かせとなったことは否めず、ハコモノ感覚で情報化事業に手を出すことへの危険性が浮き彫りになった。また、当時の議会にブロードバンドについて正しく認識している議員が不在で、数億円もの無駄な予算案を素通りさせてしまったのも問題であった。
2008年(平成16年)4月、活性化情報センターは無人化され、単なるサーバー収容倉庫となった。 同年10月、テレビ会議システムに関する総務省の補助事業は会計検査院から指摘を受けた。[1]
2011年(平成23年)4月、神石高原町が設置するケーブルテレビ施設「神石高原かがやきネット」により、行政告知放送と町内全域をカバーする高速インターネットサービスが開始された。
神石高原町の市外局番は2006年(平成18年)2月18日、08478から0847(市内局番は80~99)に変更された(80、81、90~99は変更時に追加された市内局番。)。
但し、同じMA(Message Area 市内料金が適用される地域)の庄原市東城町地域への通話は、同地域の市外局番0847への変更が未実施のため、同地域の市外局番 (08477) が必要である。
同じ市外局番の府中MA、甲山MAへは通話エリアが異なるため、市外局番 (0847) が必要である。
神石高原町の郵便番号は2006年(平成18年)10月16日に再編が行われ、以下の通りとなった。
注釈
出典
Owlapps.net - since 2012 - Les chouettes applications du hibou