小浜駅(おばまえき)は、福井県小浜市駅前町にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)小浜線の駅である。
小浜市の代表駅であり、同市の中心部に位置する。
歴史
- 1918年(大正7年)11月10日:小浜線が十村駅から延伸した際の終着として開業。旅客および貨物の取扱を開始。
- 1921年(大正10年)4月3日:小浜線が若狭高浜駅まで延伸、途中駅となる。
- 1982年(昭和57年)11月15日:貨物の取扱を廃止、旅客駅へ移行。
- 1947年(昭和22年)10月24日:小浜町に昭和天皇の戦後巡幸。小浜駅発、武生駅着のお召し列車が運行。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道の駅となる。
- 2019年(平成31年)3月:レストランが撤退。
- 2022年(令和4年)
- 3月11日:みどりの窓口の営業を終了。
- 3月12日:みどりの券売機プラスを導入。
- 2024年(令和6年)
駅構造
単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、計2面3線のホームを有する地上駅になっている。単式ホームの1番のりば側に駅舎があり、島式ホームの2・3番のりばへは跨線橋で連絡している。3番のりばの奥には留置線が1本伸びている。1991年(平成3年)に駅舎を改築した。ただしバリアフリー設備はない。
金沢支社管理の直営駅で、みどりの券売機プラスが設置されている。
2024年(令和6年)3月2日に待合室がリニューアルされ、旧待合室と旧レストランのスペースを利用した計193平方メートルとなり、座席数も24席から64席となる(同スペースは小浜市管理となる)。
のりば
- 付記事項(列車運行に関して)
- 1・3番のりばは上下両方向からの入線・出発に対応する。なお、2番のりばは上り方向からしか入線することができないが、出発信号機を設けているため、方向を問わずに発車することができる。
- 行き違いがない場合は、上下線とも1番のりばに停車する。なお、行き違いがある場合は下り列車が1番のりば、上り列車が2番または3番のりばに停車する。
- 当駅では夜間滞泊が3本設定されており、早朝と夜には当駅始発・終着の列車がある。
- かつて運行された「わかさ」などの急行列車は当駅に停車していた。なお、急行「わかさ」の廃止後は当駅まで特急「まいづる」を延長運転したことがあった。
- 付記事項(その他)
- 当駅の敦賀方には、保線車両を留置するためのスペースがある。また、3番のりばの隣に留置線がある。
- 当駅の東舞鶴方(駅舎端)には、蔦で覆われた給水塔が残っている。
- かつては駅舎西側に小浜市(運営を指定管理者の若狭おばま観光協会へ移管)の観光情報センターがあったが、2019年に駅北西側の通称「はませんビル」跡地へ移転した。
利用状況
「福井県統計年鑑」によると、2019年(令和元年)度の1日平均乗車人員は834人である。
各年度の1日平均乗車人員は以下の通り。
小浜市の中心部に位置し、学生や通勤客の利用が多い。小浜線(他路線が所属する敦賀駅、東舞鶴駅を除く)では最も利用者数が多い駅である。
駅周辺
小浜市の代表駅であり、関連施設が集積する。駅前には「はまかぜ通り商店街」がある。国道162号は駅北側、国道27号は駅南側を通る。駅の西側には後瀬山がそびえる。
バス路線
駅前ロータリー内に「小浜駅」停留所があり、下記の各路線が発着する。なお、あいあいバスの路線は「生活路線」と「福祉路線」に分類される。
隣の駅
- 西日本旅客鉄道(JR西日本)
- ■小浜線
- 東小浜駅 - 小浜駅 - 勢浜駅
脚注
参考文献
- 川島令三『【図説】日本の鉄道山陽・山陰ライン 全線・全駅・全配線 第2巻 北神戸・福知山エリア』講談社、2011年12月15日。ISBN 978-4-06-295152-4。
- 『週刊JR全駅・全車両基地 06』朝日新聞出版、2012年9月16日。
- 『週刊歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR48 小浜線 舞鶴線・七尾線 氷見線・城端線 越美北線』朝日新聞出版、2012年9月16日。
関連項目
- 日本の鉄道駅一覧
- 琵琶湖若狭湾快速鉄道
- 小鶴線 - 殿田駅(山陰本線)と当駅を結ぶ予定であった未成線。
外部リンク
- 小浜駅|駅情報:JRおでかけネット - 西日本旅客鉄道
- あなたの駅前物語 小浜駅(福井県) - テレビ朝日
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