里(さと)は、埼玉県川口市の大字。郵便番号は334-0005。
地理
川口市中央部の大宮台地(鳩ヶ谷支台)上や、旧入間川の沖積平野に位置する。北で新井宿、東で桜町・坂下町、南で辻、西で上青木・安行領根岸と隣接している。埼玉高速鉄道鳩ヶ谷駅の設置されている深町、上青木に面する芝川沿いの曲田、北谷、屋敷添、堤外、諏訪内の小字に分かれる。駅に程近いため利便性が高く、人口が急増している。
地価
住宅地の地価は、2015年(平成27年)1月1日の公示地価によれば、里字北谷1190番758の地点で12万5000円/m2となっている。
歴史
もとは江戸期より存在した足立郡戸田領に属する里村、古くは室町期より見出せる足立郡のうちの里村であった。地名は条里制によるものと云われている。
沿革
- はじめは幕府領、および法性寺領。
- 1871年(明治4年)11月13日 - 第1次府県統合により埼玉県の管轄となる。
- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制施行に伴い、三ツ和村・辻村・里村・前田村及び浦寺村の飛地(小字諏訪内と北谷)が合併し、北平柳村が成立する。里村は大字里となる。
- 1901年(明治34年)5月3日 - 北平柳村が北足立郡鳩ヶ谷町に編入され、里は鳩ヶ谷町の大字となる。
- 1940年(昭和15年)4月1日 - 戦時町村合併促進法により北足立郡鳩ヶ谷町が川口市に編入され、その大字となる。
- 1950年(昭和25年)11月1日 - 鳩ヶ谷町が川口市から分離し、再び北足立郡鳩ヶ谷町の大字となる。
- 1967年(昭和42年)
- 3月1日 - 鳩ヶ谷町が市制施行により鳩ヶ谷市となり、その大字となる。
- 6月1日 - 一部が住居表示を桜町1、2丁目、坂下町1丁目に変更。[1]
- 2001年(平成13年)3月28日 - 埼玉高速鉄道線が開業し、鳩ヶ谷駅が開業。
- 2011年(平成23年)10月11日 - 鳩ヶ谷市が川口市に再び編入され、川口市の大字となる。
世帯数と人口
2018年(平成30年)3月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである。
小・中学校の学区
市立小・中学校に通う場合、学区(校区)は以下の通りとなる。
交通
鉄道
バス
国際興業バス鳩ヶ谷営業所運行系統図
- 国際興業バス
- 蕨03 新井宿駅 - 蕨駅東口
- 川18 鳩ヶ谷公団住宅 - 川口駅東口 ※2ルートとも里での運行区間は同じである。
- 鳩ヶ谷高校、川口高校入口(東行のみ)、武南警察署入口(東行のみ)、里・屋敷添(西行のみ)、鳩ヶ谷駅西口(西行のみ)の停留所が置かれる。
- ※東行には坂下町に当たる「鳩ヶ谷駅(JA前)」バス停が設けられている。
- 川口市コミュニティバス(ミニはーと)
国際興業が運行を委託されている。鳩ヶ谷市時代からあったコミュニティバス。
- 鳩ヶ谷高校、鳩ヶ谷高校前、鳩ヶ谷駅東口、里公民館入口、境橋際、里曲田、里みどりヶ丘の停留所が置かれる。
道路
- 国道122号
- 埼玉県道34号さいたま草加線(第二産業道路)
- 埼玉県道111号蕨桜町線
施設
- 川口市立グリーンセンター - 南側のプールが地区の区域に掛かる。
- 川口信用金庫鳩ヶ谷支店
- 鳩ヶ谷里郵便局
- 埼玉県立川口高等学校 - 敷地の南側が地区の区域に掛かる。
- 埼玉県立鳩ヶ谷高等学校
- 川口市立里中学校
- 川口市立里小学校
- 里幼稚園
- 市立里保育所
- バンビ保育所
- 鳩ヶ谷めぐみ保育園
- 里みどりケ丘自治会集会場
- 里集会所
- 里自治会集会所
- 里公民館
- 真光寺
脚注
参考文献
- 「角川日本地名大辞典」編纂委員会『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』角川書店、1980年7月8日。ISBN 4040011104。
関連文献
- 「里村」『新編武蔵風土記稿』 巻ノ141足立郡ノ7、内務省地理局、1884年6月。NDLJP:763998/26。
関連項目
外部リンク
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