給与税(きゅうよぜい、Payroll taxes)とは、雇用主もしくは従業員に課される税であり、通常は雇用者から支払われた給与を基準に課税される。一般的に給与税は、従業員給与からの控除(天引き)と、従業員給与に基づいて雇用主が支払う税の二種類に分類される。
前者については、雇用主が従業員給与から源泉徴収しなければならない税であり、一般的に所得税、社会保障拠出金、社会保険料などといった名前である。後者については、雇用主自身の資金から支払われる税であり、それは労働者雇用に直接関係しており、雇用者の人頭割であることもあれば、給与比例課税であることもある。
各国の制度
イギリス
- 所得税の源泉徴収
- 国民保険として社会保険が存在、従業員と雇用主の二者で負担する。これは年金、雇用生活手当、遺族手当、求職者手当の財源となる。
米国
- 所得税の源泉徴収
- 連邦社会保障税とメディケア税
- 失業税(失業保険)
ドイツ
ドイツの雇用主は、毎月給与税を天引きする必要がある。次の表は2015年の、雇用主と従業員の拠出一覧である。
日本
- 所得税の源泉徴収、住民税の特別徴収
- 従業員と雇用主の二者で負担
- 医療保険 (健康保険など)
- 被用者年金 (厚生年金など)
- 介護保険
- 雇用保険
- 雇用主のみが負担
- 労働者災害補償保険
- 子ども・子育て拠出金(児童手当拠出金)
脚注
外部リンク
- Payroll tax in China
- Payroll tax (Chinese Tax Office)
- US Payroll Tax Tables
- US Payroll Tax Tables by ZIP Code
- IRS publication 15 - detailed information on federal payroll tax in the U.S.
- Trust Fund Recovery Penalty irs.gov
. Source: