![マルゲリータ・ブイ マルゲリータ・ブイ](/modules/owlapps_apps/img/nopic.jpg)
マルゲリータ・ブイ(Margherita Buy, 1962年1月15日 - )は、イタリアの女優。2023年までにダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞を7度、ナストロ・ダルジェント賞を7度、イタリア・ゴールデングローブ賞を5度、チャック・ドーロ賞を13度受賞している。
ローマ出身。高校時代、アンドレア・カミッレーリの妻ロゼッタ・デッロ・シエスト(Rosetta Dello Siesto)の教え子であった縁から、当時シルヴィオ・ダミーコ国立演劇芸術アカデミーの教官であったカミッレーリと接触する。高校卒業後、シルヴィオ・ダミーコ国立演劇芸術アカデミーで演技を学ぶ。
舞台での活躍を経て、1986年にニーノ・ビッザッリ監督作『La seconda notte』で映画デビューを飾り、イタリア・ゴールデングローブ最優秀新人女優賞を獲得する。
1990年、セルジオ・ルビーニ監督・主演作『殺意のサン・マルコ駅』に出演し、ダヴィッド・ディ・ドナテッロ主演女優賞、ナストロ・ダルジェント主演女優賞、チャック・ドーロ主演女優賞を獲得する。また、同年出演したダニエーレ・ルケッティ監督作『La settimana della Sfinge』でもダヴィッド・ディ・ドナテッロ主演女優賞にノミネートされている。
1992年、大ヒット作となったカルロ・ヴェルドーネ監督・主演のコメディ映画『Maledetto il giorno che t'ho incontrato』に出演して広く人気を集め、イタリア・ゴールデングローブ最優秀女優賞、チャック・ドーロ主演女優賞およびフライアーノ賞を獲得したほか、ダヴィッド・ディ・ドナテッロ主演女優賞にノミネートされる。
1993年にはウンベルト・マリーノ監督作『Cominciò tutto per caso』で再びダヴィッド・ディ・ドナテッロ主演女優賞にノミネートされたほか、三度目のチャック・ドーロ主演女優賞に輝いている。
1999年、ジュゼッペ・ピッチョーニ監督作『もうひとつの世界』で二度目のダヴィッド・ディ・ドナテッロ主演女優賞に輝く。
2001年にはフェルザン・オズペテク監督作『無邪気な妖精たち』に主演してナストロ・ダルジェント主演女優賞およびイタリア・ゴールデングローブ最優秀女優賞を獲得し、ダヴィッド・ディ・ドナテッロ主演女優賞とヨーロッパ映画賞ピープルズ・チョイス女優賞にもノミネートされる。
2002年、クリスティーナ・コメンチーニ監督作『わたしの一番幸せな日』に出演して批評家と観客の双方に好評を博し、ナストロ・ダルジェント主演女優賞(ヴィルナ・リージおよびサンドラ・チェッカレッリと共同受賞)およびチャック・ドーロ最優秀女優賞を獲得する。
2003年、パオロ・ヴィルズィ監督作『カテリーナ、都会へ行く』に出演し、ダヴィッド・ディ・ドナテッロ助演女優賞およびナストロ・ダルジェント助演女優賞を獲得する。2004年にはセルジオ・ルビーニの半自伝的コメディ映画『L'amore ritorna』で主人公の元妻の役を演じている。
2005年には大ヒットとなったジョヴァンニ・ヴェロネージ監督のコメディ映画『イタリア的、恋愛マニュアル』に出演し、再びダヴィッド・ディ・ドナテッロ助演女優賞を受賞する。
2006年、ナンニ・モレッティ監督作『夫婦の危機』に出演し、ダヴィッド・ディ・ドナテッロ主演女優賞にノミネートされる。翌年、フェルザン・オズペテク監督作『対角に土星』に出演し、イタリア・ゴールデングローブ最優秀女優賞およびナストロ・ダルジェント主演女優賞を獲得する。
2007年、シルヴィオ・ソルディーニ監督作『日々と雲行き』に出演し、ダヴィッド・ディ・ドナテッロ主演女優賞、ナストロ・ダルジェント主演女優賞、チャック・ドーロ主演女優賞およびモスクワ国際映画祭最優秀女優賞を獲得する。
2009年、クリスティーナ・コメンチーニ作の戯曲に基づくエンツォ・モンテレオーネ監督作『Due partite』でパオラ・コルテッレージ、カロリーナ・クレシェンティーニ、クラウディア・パンドルフィ、アルバ・ロルヴァケルと共演し、全員がナストロ・ダルジェント助演女優賞にノミネートされた。
同年、フランチェスカ・コメンチーニ監督作『まっさらな光のもとで』に出演し、第66回ヴェネツィア国際映画祭にてパシネッティ賞女優賞を獲得したほか、ダヴィッド・ディ・ドナテッロ主演女優賞にノミネートされている。
2011年、ナンニ・モレッティ監督作『ローマ法王の休日』に出演し、ダヴィッド・ディ・ドナテッロ助演女優賞にノミネートされる。
2013年にはワルテル・ヴェルトローニの同名小説に基づくスザンナ・ニッキアレッリ監督作『La scoperta dell'alba』でイタリア・ゴールデングローブ最優秀女優賞にノミネートされ、マリア・ソーレ・トニャッツィ監督作『はじまりは5つ星ホテルから』でダヴィッド・ディ・ドナテッロ主演女優賞およびチャック・ドーロ主演女優賞を獲得する。また、同年、セルジオ・ルビーニ監督のコメディ映画『Mi rifaccio vivo』にも出演している。
2015年、ナンニ・モレッティ監督作『母よ、』に主演し、ダヴィッド・ディ・ドナテッロ主演女優賞、ナストロ・ダルジェント主演女優賞およびチャック・ドーロ主演女優賞を獲得したほか、イタリア・ゴールデングローブ最優秀女優賞およびヨーロッパ映画賞最優秀女優賞にノミネートされる。
2017年から2018年まで、ジョヴァンニ・ヴェロネージとマッシモ・チェルヴェッリ主宰のラジオ番組「Non è un paese per giovani」にレギュラーゲストとして毎週1回出演していた。
2022年、マルコ・ベロッキオ監督作『夜のロケーション』に出演し、ダヴィッド・ディ・ドナテッロ主演女優賞にノミネートされる。
ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞
ナストロ・ダルジェント賞
イタリア・ゴールデングローブ賞
フライアーノ賞
チャック・ドーロ賞
サン・セバスティアン国際映画祭
モスクワ国際映画祭
ヴェネツィア国際映画祭
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