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第34回東京国際映画祭


第34回東京国際映画祭


第34回東京国際映画祭(だい34かいとうきょうこくさいえいがさい、34th Tokyo International Film Festival)は、2021年(令和3年)10月30日(土)から11月8日(月)の10日間に渡って開催された。フランスの女優イザベル・ユペールがコンペティション部門の審査委員長を務めた。

概要

今回はプログラミング・ディレクターを2004年より勤めた矢田部吉彦から東京フィルメックスの創設者でもある市山尚三に交代をし、「コロナを超えたその先の映画の在り方を考えていく」、「国際映画祭として『国際』色を高めていく」、「男女平等、環境保全などSDGsへ積極的に取り組んでいく」という目的を踏まえ、「越境」というコンセプトを掲げて映画祭が行われた。それに伴い、部門の改編や上映会場の変更が行われた。部門は前々回以来となる「コンペティション」と「アジアの未来」が復活し、それに伴い、映画祭の最高賞は前回の「観客賞」から前々回以来となる「東京グランプリ」が授与される。また、「特別招待作品」を「ガラ・セレクション」、「Japan Now」を「Nippon Cinema Now」とそれぞれ名称を変更し、「TIFF シリーズ 部門」を新設した。「ガラ・セレクション」は前回の19作品(特別上映を含む)から10作品に縮小、「Nippon Cinema Now」ではより多様性に富んだ邦画作品を世界に向けて紹介し、「Japan Now」部門で今一番海外へ紹介したい映画人として行った映画界の第一線で活躍してきていた映画人の特集をこれから世界に打って出るであろうアップライジングな新しい才能に焦点をあてる形で特集を組むこととし、吉田恵輔監督の特集を行った。上映会場は2004年からメイン会場として使用されてきた六本木に代わり、今年から日比谷・銀座地区に移転し、複数の劇場を使用して実施した。メイン会場の移転は同時期に開催される東京フィルメックスと会場を隣接することにより観客の鑑賞利便の向上を狙ってのことである。

開催期間は10月30日(土)から11月8日(月)の10日間開催され、初日が土曜日、最終日が月曜日、開催期間が10日間なのは前回から変わらない。初日に行われるオープニングセレモニーは前回に引き続き東京国際フォーラムのホールC、最終日に行われるクロージングセレモニーはTOHOシネマズ日比谷のスクリーン12にて行われた。また、屋外上映のイベントなどでは東京ミッドタウン日比谷の日比谷ステップ広場にて開催された。オープニング作品はクリント・イーストウッド監督・主演の『クライ・マッチョ』、クロージング作品はミュージカル映画『ディア・エヴァン・ハンセン』が上映された。オープニング作品、クロージング作品がともに外国映画となるのは第25回(2012年)以来8回ぶりとなる。映画祭期間中に上映される作品は合計で126本で、邦画の本数は68本となり、比率は54%。ワールドプレミア(世界初上映)作品は31本で、比率は23.8%となった。

新型コロナウイルス感染症に対しての取り組み

今回は前回に引き続き、新型コロナウイルス感染症の世界的流行が続いていることから開催にあたって、東京都策定の「事業者向け東京都感染拡大防止ガイドライン」、全国興行生活衛生同業組合連合会策定の「映画館における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン」を踏まえた形で「新型コロナウイルス感染症予防対策基本指針」を策定した。「密閉・密集・密接回避」、「大声や近距離での会話の回避」、「手洗い・うがい・こまめな手指消毒」、「マスクの常時活用」、「検温」、「飛沫防止」、「法令を遵守した換気システム」、「会場施設・備品のこまめな消毒」、「抗原検査の実施」を主とした感染対策を実施した。

SDGsへの取り組み

今回は開催目的に「男女平等、環境保全などSDGsへ積極的に取り組んでいく」と踏まえることからSDGsの活動にも積極的に取り組む姿勢を明らかにした。

  • 「4. 【教育】質の高い教育をみんなに
    • 多様性あふれる映画を映画館でのフィジカルな上映を基本とした最良の環境で、全てのお客さんに提供することを目指し、上映館で車椅子席の対応を行う。
  • 「5. 【ジェンダー】ジェンダー平等を実現しよう
    • 世界の映画業界の男女平等を推進している国際的活動「Collectif 50/50」にアジアの映画祭で初めて賛同し、事務局で働く女性は80名中49名で約6割を占め(2021年9月1日時点)、今回の審査員はコンペティションに5名中3名、アジアの未来に3名中1名と全体で8名中4名が女性で男女半々になるように対応した。また、映画祭期間中に上映される作品126本のうち、男女共同監督を含めた女性監督作品は33本(女性のみ29本、男女共同4本)で、全体の中での比率は昨年の16.7%を上回る26.2%となった。
  • 「12. 【持続可能な消費と生産】つくる責任 つかう責任
    • 「10年後になくなるべきブランド」として廃棄されたビニール傘を使った素材でバッグやケースなどを作る「PLASTICITY」とコラボレーションをしたオリジナルのマルチケースを製作・販売する。
  • 「15. 【陸上資源】陸の豊かさも守ろう
    • 映画祭のポスター、ガイド、公式プログラムなどの宣材に使用する紙を環境に配慮されたFSC認証紙やベジタブルインキなどのエコ素材にし、公式グッズのトートバッグはオーガニックコットンを使用した。
  • 「16. 【平和】平和と公正をすべての人に
    • 映画祭にて他の様々な映画と共に紛争、差別、虐待があり、そういった厳しい現実を描いた映画を紹介することで、世界のそういった現実に目を向けてもらい、思いをはせるきっかけを作る。
  • 「17. 【実施手段】パートナーシップで目標を達成しよう
    • 国際映画製作者連盟で映画祭委員会に選定され、世界の映画祭との連携を強化、国内の映画会社との連携し、映画を通してより豊かな世界の実現に向けてパートナーシップを強める。

経緯

2021年
  • 3月1日、開催日が発表された。
  • 3月15日、上映会場の移転、市山尚三のプログラミング・ディレクター就任、映画関係者の男女平等を推進している「Collectif 50/50」にアジアの映画祭として初めて署名したことを発表された。
  • 5月17日、7月16日までコンペティション部門とアジアの未来部門の作品エントリーの受付を開始した。
  • 7月19日、新たに15分以下の短編の審査によって決定される新人監督賞「Amazon Prime Video テイクワン賞」を設けることを発表された。
  • 8月27日、国際映画製作者連盟の映画祭委員会メンバーに初めて選出されたことが発表された。任期は2021年から2024年度までの3年間。
  • 9月7日、コシノジュンコがビジュアルを手がけた映画祭のポスターが発表された。
  • 9月14日、特集企画として吉田恵輔監督の特集を実施することが発表された。
  • 9月21日、オープニング作品・クロージング作品が発表された。
  • 9月22日、特別招待作品部門がガラ・セレクション部門への変更、フェスティバルソングにmillennium paradeによる「Bon Dance」の使用、ジャパニーズ・アニメーション部門に大塚康生の特集や生誕50周年を迎えた「仮面ライダー」シリーズの特集が決まったことが発表された。
  • 9月24日、コンペティション部門の審査委員長にイザベル・ユペールが就任することが発表された。
  • 9月28日、各部門の上映作品のラインナップ発表・審査委員・各イベントの魅力・見所を発表する記者会見が行われ、フェスティバル・アンバサダーに橋本愛が就任することが発表された。
  • 9月30日、10月5日まで「クライ・マッチョ」、「フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊」、「ラストナイト・イン・ソーホー」のチケットの抽選販売が行われた。
  • 10月23日、チケットの一般販売が開始された。
  • 10月30日、東京国際フォーラムにてオープニングセレモニーが行われた。
  • 11月8日、TOHOシネマズ日比谷にてクロージングセレモニーが行われた。

上映作品

ワールド・プレミアは世界初上映、インターナショナル・プレミアは製作国以外で初上映、アジアン・プレミアはアジアにて初上映、ジャパン・プレミアは日本初上映、*は長編監督デビュー作となったことを意味する。

コンペティション

2021年1月以降に完成した長編映画を対象に、113の国と地域から1,533本の応募作品の中から、選出された15本の作品を上映し、国際的な映画人で構成される審査委員のもと、クロージングセレモニーで各賞が決定される。

アジアの未来

長編3本目までのアジアの新鋭監督の作品を世界に先駆けて上映するアジア・コンペティション部門。今年は日本映画2本が入選し、すべてワールド・プレミア上映の10作品が競い合い、最優秀作品には「アジアの未来 作品賞」が贈られる。

ガラ・セレクション

日本公開前の最新作をプレミア上映する。今年の世界の国際映画祭で話題になった作品、国際的に知られる巨匠の最新作、本国で大ヒットした娯楽映画など、映画祭を盛り上げる作品を10本上映する。昨年まで実施された「特別招待作品」から名称変更。なお、本項目では10本に加えて、オープニング作品とクロージング作品を明記する。

ワールド・フォーカス

世界の国際映画祭で注目された話題作、日本での公開がまだ決まっていない最新の作品などを上映する。

第18回ラテンビート映画祭 IN TIFF

第32回から3年連続となる「ラテンビート映画祭」とのコラボレーションで、スペインや中南米の秀作も上映する。

Nippon Cinema Now

この1年の日本映画を対象に、特に海外に紹介されるべき日本映画という観点から選考された作品を上映する部門。

人間の心理をえぐる鬼才 𠮷田恵輔

近年注目すべき秀作を次々と発表し、今後の海外での評価が期待される𠮷田恵輔監督作品の特集上映。

ジャパニーズ・アニメーション

部門のキーワードとして「温故知新」を掲げ、最新のアニメに加えて、回顧上映も行う。

2021年、主人公の背負うもの

2021年に製作された日本の最新長編アニメーションが描こうとしているものに注目し、普段アニメを見ない映画ファンに監督の名前を憶えてもらう気持ちを込めた特集上映。

アニメーター・大塚康生の足跡

アニメ黎明期から活躍し、2021年3月に逝去したアニメーター・大塚康生の足跡を振り返るドキュメンタリーを含む特集上映。

「仮面ライダー」の未来へ

生誕50周年を迎えた「仮面ライダー」シリーズをピックアップし、50周年記念大型プロジェクトとして発表された「シン・仮面ライダー」、「仮面ライダーBLACK SUN」、アニメ化される「風都探偵」のそれぞれの原点となる昭和・平成の3作品を特集上映。また、屋外上映でも「仮面ライダー」の特集上映が行われる。

TIFF マスタークラス

日本映画クラシックス

森田芳光監督の生誕70周年、没後10年を記念し、代表作『家族ゲーム』の4K修復版の世界初上映と田中絹代の監督作品4本の4K修復版を特集上映。

田中絹代監督特集

同年のカンヌ国際映画祭にて『月は上りぬ』の4K復元版やリュミエール映画祭にて監督作品の特集上映が行われるなど映画監督として世界で再評価が広がり始めている日本映画を代表する大女優であると同時に日本における女性映画監督の草分け的存在でもある田中絹代の監督としての代表作4本をすべて4K修復版で上映する。

ユース

「TIFFチルドレン」は第31回(2018年)より続いている声優としても活躍している弁士の山崎バニラによるサイレント映画の名作に合わせ、大正琴やピアノの弾き語り活弁をする上映、「TIFFティーンズ」は国際映画祭で評価された作品の中から高校生世代に刺激を受けてもらいたい秀作を上映し、「TIFFティーンズ映画教室」は、中学生たちが限られた時間の中で映画を作り、その成果をスクリーンで発表する。

TIFFチルドレン

TIFFティーンズ

TIFFシリーズ

今回より新設された部門。TV放映、インターネット配信等を目的に製作されたシリーズものの秀作を日本国内での公開に先駆け、スクリーンで上映する。

Amazonテイクワン賞

さらなる才能の発掘を目指して国内外で優れたオリジナル作品を制作し多様な映像作品を配信するAmazon Prime Videoの協賛を得て、東京国際映画祭が更なる才能の発掘を目指して今回より新設された部門。これまで商業映画の監督・脚本・プロデューサーを担当したことがない日本在住の映画作家の15分以内の短編作品を対象とし、約2か月間の応募期間に届いた223作品の応募の中から厳正なる審査を経た9作品がファイナリスト作品として選ばれた。東京国際映画祭の初日にTOHOシネマズシャンテで行われるファイナリスト作品の上映にて審査委員長である行定勲ら審査員5名が審査を行い、受賞結果は最終日にTOHOシネマズ日比谷で行われるクロージングセレモニーで発表される。受賞者には、Amazonから賞金100万円が贈られるほか、Amazonスタジオと長編映画の製作を模索し、脚本開発に取り組む機会も提供される。

イベント

国際交流基金アジアセンター × 東京国際映画祭 co-present トークシリーズ@アジア交流ラウンジ

国際交流基金との共催プログラムの一環として、前回に引き続き、是枝裕和監督を中心とする検討会議メンバーの企画のもと、アジアを含む世界各国・地域を代表する映画人と第一線で活躍する日本の映画人が語り合うトークシリーズ。「越境」をテーマに、国境に限らず、様々な「境(ボーダー)」を越えること、越えていくことを含め、映画にまつわる思いや考えを存分に語り合う。

共催: 国際交流基金アジアセンター

「アジア交流ラウンジ」検討会議メンバー

  • 荒木啓子(ぴあフィルムフェスティバル ディレクター)
  • 石坂健治(東京国際映画祭シニア・プログラマー/日本映画大学教授)
  • 市山尚三(東京国際映画祭プログラミング・ディレクター)
  • 是枝裕和(映画監督)
  • 土田環(山形国際ドキュメンタリー映画祭プログラムコーディネーター/早稲田大学講師(専任))
  • 福間美由紀(株式会社分福 プロデューサー)

屋外上映

東京ミッドタウン日比谷 日比谷ステップ広場にてコメディ、青春、SF、音楽、アクション、仮面ライダーといった国際映画祭らしい多彩なラインナップの野外上映会を開催。

共催:東京都 協賛:東京ミッドタウンマネジメント株式会社/一般社団法人日比谷エリアマネジメント

仮面ライダー50th 仮面ライダーアニバーサリー in TIFF

今年50周年を迎え、ジャパニーズ・アニメーション部門の特集上映も行われる「仮面ライダー」シリーズからは『仮面ライダー 8人ライダーVS銀河王』、『仮面ライダーアマゾンズ』、『仮面ライダーオーズ/OOO』、『仮面ライダードライブ』のキャスト・スタッフによるオンライントークイベント付き野外上映が行われる。

協力:東映ビデオ株式会社

東京国際映画祭 屋外上映会2021
アイム・ユニバースpresents 「つばめ刑事」イベント上映

東京ヤクルトスワローズのマスコット「つば九郎」を招いて筆談イベントと2019年に球団が50周年を記念して製作した配信ドラマ『つばめ刑事』の全12話の中の3話の上映会を開催した。

その他

  • ワールド・シネマ・カンファレンス 「映画界の未来」
    World Cinema Conference “Future of the Film Industry”

長年にわたり、アジアを代表する国際的な映画祭として優れた映画を発信してきた東京国際映画祭がさらなる飛躍に向けて、海外から国際映画祭の最前線で活躍する著名な映画人の方々を招き、「映画界の未来」をテーマに議論し、映画を通じて交流する場「ワールド・シネマ・カンファレンス」を開催する。

登壇ゲスト: フレデリック・ボワイエ (トライベッカ映画祭 アーティスティック・ディレクター)、カルロ・シャトリアン (ベルリン映画祭 アーティスティック・ディレクター)、ジャン=ミシェル・フロドン (映画評論家/映画史家/パリ政治学院准教授/セントアンドリュース大学名誉教授)、クリスチャン・ジュンヌ (カンヌ映画祭代表補佐 映画部門ディレクター)、ローナ・ティー (プロデューサー/キュレーター)

共催・提携企画

  • 特別提携企画 ぴあフィルムフェスティバル (PFF) 「PFFアワード2021」グランプリ受賞作品上映

国立映画アーカイブにて開催され、「映画の新しい才能の発見と育成」をテーマに、今年で43回目を迎えた世界最大の自主映画の祭典ぴあフィルムフェスティバル(PFF)との提携企画。9月24日に発表されたグランプリ受賞作品を上映する。

  • 「SKIPシティ 国際Dシネマ映画祭2021」 受賞作品上映

今年はオンラインで開催されたSKIPシティ国際Dシネマ映画祭。10月3日に発表された受賞作の中から国内コンペティションの優秀作品賞 (長編部門)を受賞した『夜を越える旅』を上映した。

  • 第18回文化庁映画週間

文化庁の日本映画の振興及び発展のために、様々な観点から取組む一環として開催される文化庁映画週間は、優れた文化記録映画や日本映画に永年功績のあった方々を顕彰するとともに、あらゆる立場の人々が映画を通じて集う場を提供するために記念上映会やシンポジウムなどを開催した。

  • 日本映画監督協会新人賞 上映とシンポジウム

日本映画監督協会が映画の明日を担う新人監督に贈る日本映画監督協会新人賞の今回(第61回)の受賞監督であるHIKARI監督が映画の未来について語る。

  • 第22回東京フィルメックス

日程: 10月30日(土) - 11月7日(日)
会場: 有楽町朝日ホール/ヒューマントラストシネマ有楽町/オンライン上映
アジアの新進作家の独創的な作品を集めた「コンペティション」で約10作品、作家性溢れ、現在の世界の映画製作のトレンドを紹介する「特別招待作品」で約8作品を上映する。

  • 第1回みなとシネマフェスタ

日程: 11月28日(日) - 12月5日(日)
会場: 赤坂区民センター/高輪区民センター/リー ブラホール(みなとパーク芝浦 1F)/台場区民センター/麻布区民センター/神明いきいきプラザ
誰もが喜びや感動を身近で共有できる場を提供するために港区の5地区で親子で楽しめる作品やバリアフリー字幕と音声ガイド付きの上映作品など映画を楽しむイベントを開催。

  • MPAセミナー

日程: 11月4日(木)
会場: 六本木アカデミーヒルズ49 オーディトリアム
「2021年日本のオンライン海賊版事情」をテーマに、コンテンツを保護し、オンライン海賊版と闘うための最善の方法に焦点を当てた。

  • 京都フィルムメーカーズラボ

日程: 2022年1月26日(水) - 30日(日)
会場: 松竹撮影所/東映京都撮影所/京都文化博物館 ほか
プロの支援の下、京都の撮影所で短編時代劇を製作するプログラムと世界で活躍する映画人によるレクチャーで構成された国内外の若手映像作家が対象のワークショップ。

  • オンライン「コリアン・シネマ・ウィーク2021」

日程: 11月2日(火) - 7日(日)
会場: オンライン
作品性の高い独立映画を中心に、韓国映画の様々な魅力を感じる多様なジャンルとテーマの日本未公開の最新作をオンラインで上映する。

  • ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2021 秋の映画祭

日程: 10月21日(木) - 31日(日) (オンライン会場は10月1日(金) - 31日(日))
会場: 東京都写真美術館/オンライン会場
2021年の映画祭受賞作品や短編アニメーション特集、剛力彩芽によるプロジェクト3作品の全編初公開が行われる。

  • 2021東京・中国映画週間

日程: 10月25日(月) - 31日(日)
会場: TOHOシネマズ日本橋
勢いの止まらない中国映画の話題作・最新作を一挙公開する。

  • 第18回ラテンビート映画祭

日程: 10月30日(土) - 11月8日(日)
会場: TOHOシネマズシャンテ、シネスイッチ銀座、ヒューマントラストシネマ有楽町
今回は単独開催による新宿バルト9、梅田ブルク7、横浜ブルク13での劇場上映やデジタル配信ではなく、当映画祭との共催企画である「第18回ラテンビート映画祭 IN TIFF」という形式でワールド・フォーカス部門内にて3作品を劇場上映する。

  • オンラインシンポジウム「ジェンダー格差、労働環境、日本映画のこれからを考える」

日程: 11月2日(火)
会場: オンライン
日本社会全体でもジェンダーギャップ解消が注目を集め始めた昨今、監督に限らず、撮影・脚本・編集で女性比率が著しく低い映画業界におけるジェンダーギャップはどういった弊害をもたらしたか、ジェンダーギャップを解消するためには労働環境改善が必要なのかを映画祭ディレクター、監督、スタッフ、社会学者など、多様な立場のゲストを招き、意見を交わしつつ、問題改善に向けた施策を考えていく。

  • 第15回 田辺・弁慶映画祭

日程: 11月19日(金) - 21日(日)
会場: 紀南文化会館/オンライン

  • ポーランド映画祭2021

日程: 11月20日(土)・21日(日)・23日(火・祝)・27日(土)・28日(日)
会場: 東京都写真美術館ホール

  • MPTE AWARDS 2021 第74回表彰式

日程: 11月10日(水)
会場: 東京国際フォーラム ホールD5

  • 映文連 国際短編映像祭 映文連アワード2021

日程: 11月29日(月) - 12月1日(水)
会場: 国立新美術館講堂(表彰式)/ユーロライブ(上映会)

  • サヤマdeシネマ Vol.5

日程: 12月18日(土)
会場: 狭山市市民会館小ホール
映画祭にインターンとして参加していた西武文理大学の学生が“西武文理大学のある狭山で、私たちの東京国際映画祭を作りたい!”という一言からはじまった学生が選んだこだわりの作品を上映する企画。

  • TIFFCOM 2021 – MARKETPLACE FOR FILM AND TV IN ASIA –

日程: 11月1日(月) - 3日(水)
会場: オンライン
18回目を迎える東京国際映画祭併設の映像コンテンツマーケット。今年は参加者のニーズに沿った“オンライン・マーケット”にて開催された。

  • コ・フェスタ2021

日程: 2021年5月 - 2022年3月
会場: 日本各地および海外
日本のコンテンツ産業や親和性の高い産業に関わる各種イベントを効果的に海外に発信するための海外発信力強化支援プロジェクト。本映画祭はプロジェクトのコアイベントとして開催されている。

審査員

コンペティション
  • イザベル・ユペール ( フランス/女優) 審査員長
  • 青山真治 ( 日本/映画監督・脚本家)
  • クリス・フジワラ ( アメリカ合衆国/映画評論家・プログラマー)
  • ローナ・ティー ( マレーシア/プロデューサー・キュレーター)
  • 世武裕子 ( 日本/映画音楽作曲家)
アジアの未来
  • 韓燕麗 ( 中国/東京大学 大学院総合文化研究科 教授) 審査員長
  • 北條誠人 ( 日本/ユーロスペース支配人)
  • 石井裕也 ( 日本/映画監督)
Amazon Prime Videoテイクワン賞
  • 行定勲 ( 日本/映画監督) 審査員長
  • 渡辺真起子 ( 日本/女優)
  • 磯見俊裕 ( 日本/美術監督)
  • アンドリアナ・ツヴェトコビッチ ( 北マケドニア/元駐日マケドニア大使・映画監督)
  • エリカ・ノース (Amazonスタジオアジアパシフィック責任者)
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プログラミング・ディレクター ・作品選定コミッティメンバー

  • プログラミング・ディレクター
    • プログラミング・ディレクター: 市山尚三
    • シニア・プログラマー: 石坂健治
    • 「ジャパニーズ・アニメーション」部門 プログラミング・アドバイザー: 藤津亮太
  • 第34回東京国際映画祭 作品選定コミッティメンバー
    • 安藤紘平 (早稲田大学名誉教授)
    • 石坂健治 (東京国際映画祭 シニア・プログラマー)
    • 市山尚三 (東京国際映画祭 プログラミング・ディレクター)
    • 金原由佳 (映画ジャーナリスト)
    • 関口裕子 (映画ジャーナリスト)
  • その他
    • チェアマン: 安藤裕康
    • フェスティバル・アンバサダー: 橋本愛

受賞結果

11月8日にTOHOシネマズ日比谷で行われたクロージングセレモニーにて各賞が発表された。

コンペティション
  • 東京グランプリ/東京都知事賞 – 『ヴェラは海の夢を見る』 - カルトリナ・クラスニチ
  • 審査委員特別賞 – 『市民』 - テオドラ・アナ・ミハイ
  • 最優秀監督賞 – ダルジャン・オミルバエフ - 『ある詩人』
  • 最優秀女優賞 – フリア・チャベス - 『もうひとりのトム』
  • 最優秀男優賞 – アミル・アガエイ、ファティヒ・アル、バルシュ・ユルドゥズ、オヌル・ブルドゥ - 『四つの壁』
  • 最優秀芸術貢献賞 – 『クレーン・ランタン』 - ヒラル・バイダロフ
  • 観客賞 – 『ちょっと思い出しただけ』 - 松居大悟
  • スペシャルメンション – 『ちょっと思い出しただけ』 - 松居大悟
アジアの未来
  • アジアの未来 作品賞 – 『世界、北半球』 - ホセイン・テヘラニ
Amazon Prime Video テイクワン賞
  • Amazon Prime Video テイクワン賞 – 『日曜日、凪』 - 金允洙
  • Amazon Prime Video テイクワン審査委員特別賞 – 『橋の下で』 - 瑚海みどり

脚注

注釈

出典

上映作品


外部リンク

  • 公式ウェブサイト
  • 映画祭チラシ
    • 34thGUIDE.pdf (PDF, 4.58 MB) - 第34回東京国際映画祭GUIDE(スケジュールチラシ)
    • 34thGUIDE_schedule-ja.pdf (PDF, 184 KB) - スケジュールページのみ
    • Japanese_Animation_Flyer.pdf (PDF, 1.97 GB) - 第34回 東京国際映画祭 ジャパニーズ・アニメーション部門ガイド

Text submitted to CC-BY-SA license. Source: 第34回東京国際映画祭 by Wikipedia (Historical)