![玉祖神社 (八尾市) 玉祖神社 (八尾市)](https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/1/11/Tamanooya-jinja_%28Yao%29%2C_haiden-2.jpg/400px-Tamanooya-jinja_%28Yao%29%2C_haiden-2.jpg)
玉祖神社(たまのおやじんじゃ)は、大阪府八尾市神立にある神社。式内社で、旧社格は郷社。「玉祖明神」・「高安大明神」とも。
八尾市東部・高安地区(恩智地区を除く旧高安郡13ヶ村)の氏神である。
社伝によると創始は710年(和銅3年)に周防国の玉祖神社から分霊を勧請したもので、その際、住吉津から上陸し、恩智神社に泊まった後、現在地に祀られたとされている。この地に玉造部の人々が住んでいたため、その祖神を祀ったものと考えられる。現在の社殿は、1725年(享保10年)の再建とされている。
参道の石段の脇に大きなクスノキが生えている。1949年(昭和24年)に大阪府の天然記念物に指定されている。同じく参道の石段下の脇には、かつては神宮寺として「薗光寺竹之坊」があったが、明治維新後の神仏分離により廃寺となった。
本神社の少し北側を大阪市の玉造を起点とする十三街道が通り、かつては交通の要所となっていた。十三街道によって玉祖と玉造がつながり、両者の地名から何らかの関連があったと考えられている。神社すぐ横で、神立茶屋辻付近から大字服部川の神光寺付近まで南北に通る農道(八尾農免道)の新設・拡張工事が行われていたが2010年に竣工している。
毎年7月中頃(15日、16日に近い土日)には各地区から布団太鼓が出て祭礼が行われている。2010年(平成22年)には鎮座1300年にあたり、そのための盛大な祭が行われた。
平安時代の歌人の在原業平が使用していたとされる笛や、豊臣秀頼寄進の石灯篭などがある。
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