瘤木町(こぶきちょう)は、愛知県瀬戸市陶原連区の町名。丁番を持たない単独町名である。
地理
- 瀬戸市の南西部に位置する。西を城ケ根町、北を東長根町・水無瀬町、東を新郷町、南を赤重町と隣接している。
- 輸出型陶磁器産業が進出し、ノベルティ工場など十数企業が立地する。
- 水無瀬川右岸の丘陵斜面は住宅地として開発が進んだ。
河川
- 水無瀬川(矢田川(山口川)支流) : 町の北端、水無瀬町との境界付近から町の西部を貫くように西流している。
学区
市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる。また、公立高等学校普通科に通う場合の学区は以下の通りとなる。
なお、瘤木町50番地の11〜46、51番地については、特定区域における校区外通学が認められており、申請をすれば瀬戸市立長根小学校への進学も可能である。
歴史
町名の由来
『尾張徇行記』に「コフキ山・大クテ山下苅年貢山方ヘ納」とあるように、かつてこの辺り一帯がコフキ山と呼ばれていたことによる。また、一説によると、明治・大正時代のこのあたりは瘤()の多い松が群生していたところから名付けられたともいわれる。
沿革
- 1943年(昭和18年)8月9日 - 瀬戸市大字美濃ノ池字コブ木・丸根下・城ヶ根・コブケの各一部により、同市瘤木町として成立。
世帯数と人口
2024年(令和6年)1月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである。
人口の変遷
国勢調査による人口の推移
世帯数の変遷
国勢調査による世帯数の推移。
交通
鉄道
町内に鉄道は走っていない。最寄り駅は、愛知環状鉄道・愛知環状鉄道線瀬戸口駅になる。
バス
瀬戸市コミュニティバス「本地線」
- 陶生病院 - 瀬戸口駅 - 愛知医大 系統が走っているが、町内にバス停はない。最寄りのバス停は、新水無瀬橋バス停になる。
- ※町内は走っていないが、名鉄バス「東山線」【43】【44】系統の新郷町バス停も最寄りのバス停である。
道路
愛知県道209号愛・地球博記念公園瀬戸線 : 町の中央部を南北に走っている。
施設
- 瀬戸市立幡山保育園 : 1950年(昭和25年)11月に開園し、1963年(昭和38年)1月に現在地に移転。2007年(平成19年)3月に一度は閉園するが、2013年(平成25年)10月より、公設民営園としてトットメイトが運営している。定員40名。
- 瘤木児童遊園 : 幡山保育園に隣接している公園。ブランコ・すべり台・鉄棒・ジャングルジム・スプリング遊具など遊具も多彩。公園の一角に津島社を祀る。
- 瘤木町ちびっこ広場 : 町の南西部にある小さな公園。遊具はなく、ただの広場である。
その他
日本郵便
- 郵便番号 : 489-0879(集配局:瀬戸郵便局)。
脚注
出典
参考文献
- 瀬戸市 編『昭和18年8月9日施行 町名設定調書(其ノ二)今・美濃池地区』瀬戸市、1943年。
- 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 編『角川日本地名大辞典 23 愛知県』角川書店、1989年。ISBN 4-04-001230-5。
- 保育園のあゆみ編集委員 編『保育園のあゆみ』瀬戸市、1999年。
- 瀬戸・尾張旭郷土史研究同好会 編『郷土史研25周年誌-瀬戸・尾張旭の寺社・街道・地名-』瀬戸・尾張旭郷土史研究同好会、2020年。
関連項目
外部リンク
- 瀬戸市ホームページ
- 株式会社トットメイトホームページ
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